シマリスと聞いてまず『いぢめる?』が思い浮かんでしまったあなたは、おそらく身も心も『ぼのぼの』からガッツリ影響を受けているに違いない。
こんにちは。BlissBliss⋆*@テキトーでもうまくいくです。
すっかりランニングにハマった私は、ちょっと遠出してみたりもするのだが、先日はさいたま市見沼区にある『りすの家』に行ってみた。
実はここ、前から行ってみたかったのだが、うちにはりすの家に連れて行くような小さい子供はおらず、あえて行くような場所でもなかったので今までノーチェックだったのだ。
家からそう遠くもなく、ランニングの距離も稼げる位置にある『りすの家』は格好のお出かけスポットなので、11月の晴天が続くある週末に週末に行って見ることにした。
見沼公園内にあるミニりす園『りすの家』
んなわけで。
シマリスさん達の住まいがある『見沼公園』までランニングして来た。ここには始めてきたのだが、木々に囲まれた芝生は日当たり抜群で、シートやサンシェードを広げて家族でピクニックしたりするには絶好の場所のようだ。
日曜日の12時前だったので駐車場には続々と車が入って来る。公園の一番大きな入口から園内に入り、道をしばらく道なりに進むとお待ちかね『りすの家』を発見!
大宮民ならお馴染み、『こりすのトトちゃん』像発見。同じものが大宮駅東口にあります。
りすの家入り口。
手指の消毒を済ませてから、飼育員さんの説明を聞くとそこで始めてりすさん達のいるエリアに入れるのだけど、エリアに入るための入り口はシマリスさん脱走防止のため厳重な二重扉になっている。
後ろのドアが閉まると自動で目の前のドアがオープンする仕組み。
目の前のドアが開いていざリスさん達のいる住処へ…!と言っても、リスさんは保護色なのでよく目を凝らさないとどこにいるか分からないのだ。なので焦りは禁物!
まあ、私は田舎モンなのでね。自然動物が雑木林のどこに隠れているかなんて朝飯前ですわ!なんてイキりそうになったが、そもそも実家周辺には野生のシマリスはいないのである。
所々にある注意書きを見ると、ここで飼育されているシマリスさんが野生に近い暮らしをしていることがうかがえる。
目を凝らして木々の合間を舐めるように見渡し「シマリスさんサーチ」を作動。
どこだ〜と探しているうちに見つかりました。↓
🐿 かわいい〜〜❣️
あまりの愛くるしさに思わず声が出そうになったが我慢我慢。
ちょうどエサやりの時間だったのでラッキーだった。シマリスさん達は我先にとエサ箱にやってきて、人間の動向をチラチラとチェックしながらエサ(ドングリ)を食べている。
ここで私はシマリスって本当にドングリを食べるんだと感心する。
横目で人間を見ながら様子を見てエサ(大きな種?)をかじっていた。リスやネズミなどのげっ歯類にはほっぺたの後ろに『頬袋』と言われる食料を溜め込むスペースがあるのだが、どのリスさんも頬袋大きくてこれがものすごく愛らしい。
静かな園内でチクチクチク…とエサをかじる音がしてめっちゃ可愛い。
シマリスさんはまさに神出鬼没で、小さくて保護色なのもあり、このエリア内のどこに隠れているか分からない。なので見つけた時は「シマリスさん見っけ!」とはしゃぎたくなるほど嬉しい。
植え込みの周り、木の影、エサ箱の周り…シマリスさんを探しながらぐるぐる歩く。
ルールとして掲示されてはいないが、シマリスさんを警戒させるような行動、大声を出したり驚かせたりするのは禁物だろう。どのお客さんも皆、ルールを守って静かにシマリスを見守っているのが印象的だ。
私もシマリスさんを見つけたら静かにその場にしゃがみこみ、息を殺してシマリスさんを見守ることに集中。そうするとシマリスさんも警戒せず自然な仕草でエサを食べてくれた。
何しろこの場はりすの家だ。人間は格下の存在であり、シマリスさんファーストなのだから!
やはりエサ場の近くだとシマリスさん出現率が高いようだ。エサ箱を見つけると、どこからともなく草陰からひょっこりシマリスさんがやってくる。
立っていると怖いかなと思ってしゃがんでみたりする。シマリスさんにはきっと私を進撃の巨人か何かだと見えているに違いない。
大きなどんぐりを器用に動かしながら満遍なく食べる。大きくてクリンとした目だけは私にロックオンして様子をうかがっているようだ。高速カジカジしてあっという間にドングリがなくなっていく様子をじ〜っと見る。見ていると思わず顔がほころぶ。
(かわええ〜〜〜💓)
見ているこっちはもう胸キュンキュンだ。
りすの家自体はとても小さい動物飼育施設なので、じっくりシマリスさん達を眺めながら一周回ったとしても10〜20分で回れてしまうはずだ。
天気が良い暖かい小春日和の今はちょうどシマリスさん達にも心地よく過ごせる季節に違いない。
運よく飼育員さんが巡回して餌をあげる「餌やりタイム」に遭遇すれば高確率で頬袋いっぱいに餌をほおばる可愛いシマリスさんと会える。
入り口には子ども向けの展示コーナーなどもあって、小さい子供を連れて行っても十分楽しめる。
リスやハムスターの主食はイコール「ひまわりの種」と思いがちだが、実はひまわりの種は脂肪が多すぎて、げっ歯類の主食としては適さないのだ!
それを知らない頃、うちで飼っていた初代ハムスターのあうちゃん(♀享年2歳)をプクプクに太らせてしまった苦い記憶が蘇った…。
そんなこんなで「りすの家」を後にし、お腹が空いたので園内にいたキッチンカーでホットドッグとカフェラテを食べた。
見沼公園は小さい公園だが、毎週末にキッチンカーが来るのだそう。
見沼公園を出て南へ少しだけ歩いたところに大きな風車があって、これがすご〜くのどかで見とれてしまうほど可愛い。
この周辺は信号や人通りの混雑がなく、強いて言えば車の往来に気をつけて道をわたるぐらいで心地よくランニングを楽しむことができた。
田畑の中を歩道が走っているのだが、遮るものが何もなく、空と大地!ってかんじで、走ると解放的で心からスカッとする気持ち良さを味わうことができた。
さらにここから南へ向かうとこれまた大きな公園・大宮第二公園があって、そこも走るには抜群の公園らしいので、それはまた別の機会に。
リス専門の施設は関東近郊でも珍しいので、可愛くてちょっとツンデレなシマリスさんに癒されに行ってはいかがでしょうか。
ではでは。
【追記】 冒頭で出てきた「いぢめる?」のシマリスくんが登場するアニメ『ぼのぼの』だが、12月17日より大宮マルイで『ぼのぼの』の期間限定ストアがオープンするという情報をつかんだ。
↓ ↓ ↓
ぼのぼのは主人公であり、その正体は海で暮らすラッコなのだが、セリフのクセが強すぎるお父さんを初め、『いぢめる?』のシマリスくん、アライグマくん、しまっちゃうおじさんなど個性溢れるけど憎めないキャラも際立って、独特のゆる〜い世界観にとりこになるマンガだ。
久しぶりに懐かしくなったので立ち寄ってみようかな。