テキトーエレガンス

テキトーでも人生うまくいく!

入園無料でゆる〜い動物を見られる大宮公園小動物園で脱力してきた【前編】


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秋風が心地よいこの季節は動物園に行くには絶好のシーズンです。

私の住む埼玉には間近でペンギンを見られる東松山市の子ども動物自然公園や、ホワイトタイガーが有名な白岡市の東武動物公園などがありますが、

もっと近くにコアなファンが集う動物園があるのをご存知ですか。

こんにちは。Bliss(@Bliss_Blink)です。

今回はさいたま市は大宮駅の近く、街のど真ん中に位置する大宮公園の中でひっそりと営業をしている大宮公園小動物園に行ってみました。

始めに忠告しておきますがこの大宮公園小動物、とても小さいです。

だからライオンだのホワイトタイガーだのペンギンだのポニーだのお子様に人気の動物はいません

マニアックな動物セレクトに唸りつつ、お子様の目線にも配慮した非常に試される動物園のようです。

小動物園は公園の中ほどにあるのでのんびり途中にある池などを散策しながら行ってみます。

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▲水辺があるだけですごく癒されるよね

小動物園は見落としちゃいそうなところにある。

↓だからこんな看板がガイドしてくれます。

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動物園近くにはこんな感じでガイドがあるので迷わず行けそうです。

それにしても字のバランス悪っ!

手作り感満載の看板ですが飼育員さんの心遣いを感じます。

まちなかの小動物園

「小」動物園とうたっているだけあって、小さめの動物を中心に飼育されているようです。

それになんとなんといっても入園無料なんです!

飼育員さんのお給料は大丈夫なんだろうかと色々考えちゃいますが下衆の勘ぐりはやめて早速入ってみましょう。

ミニ遊園地の奥にゲートがあるのですが、年季の入りまくった遊園地に目を奪われ動物園の入り口ゲートが見えません。

なんということでしょう。まるで時が止まったかのような昭和レトロ感!

懐かしさいっぱいの遊園地は心の奥底からほぐれる感じ。

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↓昭和チックに加工してみた
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▲昭和レトロな加工をして見たけど違和感ゼロ。実家の押入れのアルバムから出てきた昭和58年頃の写真と言ってもぜんっぜん違和感ない。

奥には今じゃ長寿番組となったEテレ「おかあさんといっしょ」で子供の頃見たあの人気キャラ「じゃじゃ丸」がいました。

このレトロ感でいきなりヘッドロックを食らった気分の私。これは動物園もひとクセあるのではと期待に胸が弾みます。

(ちなみに真ん中の飛行機のアトラクションはちゃんと動いていますので機会があったらぜひ。)

さて入り口エントランスです。

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入り口はこじんまりと控えめですが可愛らしく、この可愛いアーチはお子様の心をグッと掴むはず。

入り口から一歩入ると一面に檻が。それぞれに小動物が飼育されているようです。

特に進行方向の案内はないのですが、左側から周って見ることにしました。

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オオバタン

園の外から聞こえた人の叫び声のようなものの正体が分かりました。

コイツだ。オオバタン。

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どの個体もギャー!ギャーッ!と100デシベルぐらいの甲高い声で興奮しています。

そのうちの一匹がクチバシを器用に使い目線の高さまで降りてきてくれました。

「ギャーッ!!ギャーッ!」

うるさくて耳がもげそうです

オオバタンからウェルカムドリンクならぬウェルカムスクリームを受けたようです。

ありがとうございます。でもちょっと静かにしてお願い。

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▲園内の動物檻の前には様々な仕掛けがあってお子様がクイズ形式で動物について学ぶことができます。ドアを開けると何が出てくるかな。(全体的に真ん中寄りなのは手作りだからです)

ヤギ

入り口ゲートの鳴き声番長オオバタン、ブタと癖の強い動物が続き、3つ目の檻にはヤギがいました。

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ヤギは偶蹄類ぐうているいという動物になります。

瞳の形がちょうどアーモンドのように横にびよ〜んと伸びた形で特徴的な愛らしい目をしています。

見た目からしてちょっと鈍そうなヤギですが、高い崖をスイスイ登るのが得意という意外な一面を持っています。

午後2時ということもあってヤギさんもさすがに眠そうであくびが止まらないようで。

ここらで一本眠気覚ましにコーヒーでも飲みに行きたいところでしょうが我慢のようです。

ご苦労様です。

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ブタもいるよ

ブタさん、かろうじてピンクの物体が寝転がっているのが見て取れますが、お昼寝中のようでピクリとも動きません。

今晩のご飯としてシメられたのか?と錯覚するほどぐったりしているので特にコメントはなし!次!

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フランスでは高級食材のトリュフを探す専用のブタが飼育されていると聞きます。

なぜメスブタだけなのでしょう・・

答えはめくって!

いざ鳥のワンダーランドへ!

さて、いよいよ真打ち登場。

扉の向こうに広がるのは大宮小動物園のメインステージでもある鳥達の楽園、その名も「とりたちのらくえん」だ!!

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これが「とりたちのらくえん」だ!(2回言った)

今日はこれだけの鳥が飼育されているようです。真ん中どうした?と気になりますが見なかったことにして入室してみます。↓

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中は花鳥園さながらに木が生い茂り、鳥たちが好き勝手に飛び回れるようにドーム型の展示になっていました。

そのせいか鳥を見慣れていないと探すのも至難の技だったりします。

「あれはハワイガンだねぇ〜」なんて指差してガイドしてくれる親切なおじさんが欲しいところです。

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入って早々、低い木のこれまた低〜い木陰から控えめな歓迎を受けました。

↓隠れていたのはホロホロチョウとクジャク(シロクジャク)。

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クジャクってカラフルだよね!?と思ったのですが、公式 HPの飼育日記を見るとシロクジャクと言うれっきとした白いクジャクだそうです。

クジャクって頭にポンポン(名前不明)が付いているので分かりやすい

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ホロホロチョウ・・と聞いてヨダレが垂れた人は美食家かもしれません。

フランスでよく食べられているそうで、ホロホロチョウと何かを煮込んだシチューみたいな家庭料理を一度はテレビで見たことがあるはず。

美味しそうな目線を送ってみたら反らされました。

フラミンゴ

まず入って左側の池にはひときわ華やかなフラミンゴがいました。

やっぱり綺麗!鮮やかなピンク、淡いピンク、グラデーションの美しさに見とれてしまいますね。

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う〜んバラッバラ(笑)。

勝手に見とけよ、と人間にそっけないご様子のフラミンゴ。

間近で観察することができます。

すると突然、求愛ダンス(多分)が始まりました。

グエッグエッ!と鳴きながら羽を広げ、長い首を真上に突き上げます。

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それに応えるようにそばにいたフラミンゴが同じ体勢を取って鳴き始めます。

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フラミンゴって見た目の華麗さとは裏腹に鳴き声はちょっと残念なのよね。

カエルのようにゲコッゲコッと喉を潰したような声を出します。

フラミンゴの楽園をじっと見守る黒い鳥がいました。↓

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ムギワラトキと言うそうです。

首元のエレガントな白い部分があり、黒い羽は光の加減で美しい玉虫色に輝くそうです。

人馴れしているのか近づいても動じる様子はないのですが迫力がありおっかねぇ〜!

何か言いたげにこっちを見てきますが鳥語が分からないのでここを後にします。

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この白い鳥は何?

鳥ゾーンはしっかり戸締りを

鳥ゾーンの出入り口は重い鉄の扉とケンシロウ顔負けの鉄の鎖がこれでもかとジャラジャラ垂れ下がっている一風かわった作りになっています。

この鉄の扉と鎖カーテンには鳥の脱走を防ぐ役目があるそうなので、くれぐれも鳥達を刺激しないよう静かに入室してくださいませ。

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虎視眈々と脱走を狙っている鳥がいないとも限らないので。

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そのほかにも埼玉県の県の鳥でもある「シラコバト」などもいたのですが動きが早く撮影失敗に終わりました・・。

公園で見るあのハトと違って小柄で可愛かったです。

↓ちなみにこんな泣き声。

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↓よく耳にするキジバトの鳴き声とは違いますね。(0:41あたりから)

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ちなみにキジバトの鳴き声が聞こえたら田舎決定だそうです。

確かに。実家がある埼玉の山奥では昼下がりによく聞けます。ばあちゃん家の裏山で聞こえます。田舎です。

ちょっと脱力猛獣ゾーン

「とりたちのらくえん」を抜けるといきなり猛獣ゾーンに入ります。

現在大宮小動物園には「ツキノワグマ」と「ハイエナ」2匹の猛獣がいるようです。

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↑脱力せざるを得ないドングリポスト。

シンプルな目の奥に狂気が宿ります。

「松ぼっくりは食べないぞ!勝手にドングリを取り出すなよ!?」と注意書きがあります。

お子さんがふざけてゴミを入れたりしないよう見張ってください。

NOマツボックリ。YESドングリ!!

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さてツキノワグマの飼育されているゲージへ。

さすがに猛獣なので四方はアクリルガラスで囲まれていました。

↓ウロウロしているツキノワグマさん。

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田舎の県道で遭遇確率の高い猛獣といえばクマでしょう。

ガラス越しなので意外と怖くありませんが、よく顔を見ると森のクマさん。可愛い子です。(子供とは言っていない)

落ち着きがなくウロウロしていますが貫禄たっぷりです。

遭遇するのは動物園だけで結構です。

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↓よくばりなあなたへ。ツキノワグマとブチハイエナを両方見られるスポットがこちらです。

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ここにいるのはツキノワグマのヨリーだそうです。

最初からクセの強〜い動物たちのオンパレード。まだまだマニアックな動物が続きます。

後半へ続きます。

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