こんにちは。Bliss@Bliss_Blinkです。
そろそろ朝晩の気温が下がり、厚物ジャケットを引っ張り出したい今日この頃。
今日は「文化の日」11月の連休ですが何をして過ごしますか?
連休はおうちでまったりと本を読んで過ごすのはいかがでしょうか。
自律神経どこでもリセット!ずぼらヨガ / 崎田ミナ
こちらの「ずぼらヨガ」。なぜか三日坊主さんでも続きます。保証します。
なぜなら好きな時にやっても良いしやらなくても良いから!そうズボラでOK。
「ずぼらヨガ」とは、日常の生活の中でサッと出来る、文字通りにずぼらなヨガを筆者の崎田ミナさんが紹介したもの。
ヨガスクールで”おしゃれ感度高い系女子”がキャッキャしながら受講するヨガとは一線を置いているのですがちゃんとヨガの基本は抑えてあるようです。
仕事の合間に思いついた時にやっても十分リフレッシュできますし、脳にグーッと血が巡るのが分かってめっちゃ爽快!使えるヨガを一つ二つピックアップして覚えておくと良いかもしれません。
複雑な動きを必要とするポーズは一切なくどのポーズもせいぜい首や腕・足を伸ばす程度のシンプルなもの。ヨガマットもヨガウェアもヨガファイヤー(←それはダルシム)も必要ありません。
なので体の固い私には助かってます…。😅
思いついた時にやれば良いと動機付けすることで「やらなければ」と罪悪感に駆られることもなく、勝手に習慣付いてくるはずです。
お気に入りは「いなほ」のポーズや「英雄」のポーズ。
これらは習慣化していて、集中力がなくなったときなどにやっていますし、ストレスでハラハラして呼吸が浅くなったなと思ったらのどストレッチなども即効性がありました。
デスクワークで普段から肩も首もガチガチ凝り固まっている人、集中力が続かず悩んでいる人、とにかく頭の中がモヤモヤする人、おすすめです!
心のざわざわ・イライラを消すがんばりすぎない休み方 / 荻野淳也
チョコを味わって食べる、歩きながら足の感覚に意識を向ける…など普段の動作をちょっと意識を向けるだけの方法なので、そんなことをやって何の意味があるの?と思うかもしれません。
しかしその行為そのものがマインドフルネスなんです!
「マインドフルネス」とは「気づき」のこと。
川の流れのように過ぎ去っていく日常の動作一つ一つを気づいて認識する。
近年ではGoogleや大手IT企業などがこぞってプログラムに「マインドフルネス」を取り入れたことで話題となり、一般にもマインドフルネスの効果が広く知れ渡るようになりました。
あっちこっちに飛ぶ意識を今この瞬間に意識を向けることで心の安定を図り、続けていくことで長期的にはメンタルが強くなり健康にも良いことが近年の研究で分かっています。
マインドフルネスの基本である瞑想=呼吸をしながら気が散っていく意識を元に戻す練習をする「観察(オープンモニタリング)瞑想」や書く瞑想ジャーナル書かれていて、さらっと読める割にどのメソッドもかなり精神面で効果の高いものばかり。
「瞑想」と言っても目を閉じて呼吸に意識を向けるだけの超シンプルなスタイルなので電車の中でも昼休み中でも病院の待合室でもできますよ。
この本ではとても優しい文章とイラストで「マインドフルネス」のエッセンスを教えてくれ、さらにすぐに始められる簡単な瞑想が紹介されているのですが、ちゃんと続けていると1ヶ月ほどでメンタルが変わります。
ホントです。瞑想を続けている私が言うんだから間違いありません。
マインドフルネスについて書かれた本はたくさんあるのですが、「マインドフルネスってよく聞くけど何なのか分からない」という人から「心も体も疲れてるけどメンタルやばい助けて」って人まで、マインドフルネス入門書としてぜひ。
差配さん / 塩川桐子 (著)
ココロが寂しい、猫に癒されたい、というか猫になりたい!
猫をモチーフとした漫画は猫を飼えない人にとって究極の癒しではないでしょうか。
美しい画力があって愛情あふれる猫漫画が好きなのですが、この「差配さん」は猫が主人公の漫画の中でも異色!
舞台は江戸の長屋に生きる「差配さん」と呼ばれる謎の猫のお話しなのですが、差配さんのあれこれよりも周りで起こる江戸人情ドラマがすごく面白い。
冒頭で差配さんの正体が分かるのですが、ん?これはどういうこと??と思わせる展開があって、後になってな〜るほど!と分かるのですが、巧みなストーリー構成にニンマリすること間違いなしです。
浮世絵の世界がそのまま飛び出てきたような構図と、”江戸弁”の言い回し、差配さんを取り巻く江戸の人たちの人情ドラマ、そして全体のフラットかつ丁寧なタッチのおかげでコミカルに読めました。
差配さんのでっぷらとした茶トラ(通称:赤ドラ)良いな〜。
当時のトレンドだった歌舞伎や人形浄瑠璃、浮世絵の世界観と猫がすごくマッチしてるので、猫好き&江戸風情好きならぜひ一読を。
猫の世界観にホロり。個人的に好きな猫漫画3つ
私も猫漫画は沢山読んできているのですが、その中でも時に和んで、時にホロリとした猫漫画ベスト3をご紹介します。(それぞれ売れているのでその意味が分かる気がします。)
きょうの猫村さん/ほしよりこ
家事が大好きな「猫村」さん。家政婦となって犬神さんちで働き出すのですが、この犬神さんちはちょっとワケあり。
10年ぐらい前に発行された「猫村さん」シリーズですが、当時プチ「猫村さんブーム」があったのを思い出しました!
今でこそ猫をモチーフにした漫画はたくさんあるのですが、おそらく本書は数ある「ヘタウマ漫画」さらには「猫漫画」の先駆け的存在なんじゃないかと勝手に思っています。
猫村さんは「家政婦は見た!」ばりの観察力で人間顔負けで家事に仲裁(!)にと奔走するのですが、猫村さんはとにかくおせっかいなのです。
家政婦でありながら犬神家のゴタゴタに巻き込まれていくのですが、揺れるものに思わず飛びかかってじゃれてしまうなど、気が緩むとうっかり猫がえりしてしまうスキも見せてくれます。
どこかレトロさを感じさせるゆる〜いタッチも癒し効果大。
俺、つしま/おぷうのきょうだい
圧倒的な画力で描かれた、鬼気迫る存在感のオス猫”つしま”と「じいちゃん(本当は女性)」のゆるくて笑えるエブリデイ!
「お米粒」みたいなルックスの謎の人「じいちゃん(本当は女性)」がある日、ゴミ捨て場を荒らしているラスボス感満載の猫を拾うところからお話が始まります。
謙虚さの”け”の字も無いわ、顔の”圧”がすごいわ、猫「つしま」はおじいちゃん家で気に入られてあっという間にスターダム(おじいちゃん家で)にのし上がっていきます。
一方、うっかりつしまを拾っちゃったおじいちゃんは災難の連続。就寝中につしまから爪を出されたり、ありがたくない「お土産」をもらって戦慄したりと踏んだり蹴ったりなのは猫あるあるでしょうか。
猫漫画に必ず出てくる「猫あるある」ですが、使い回されすぎてまたか〜と単調なイメージを受けやすいいものですが”つしま流”は違います。
独特のセンスでおじいちゃんとの距離を縮めていき、先住猫の「ズン姐さん」と微妙な関係を保ちつつ、他の猫ともうま〜く共存していきます。
頭と胴体合わせて二頭身ぐらいしかないんじゃないかと心配になるつしまの存在感はもとより、百面相のおじいちゃんの顔芸も注目!!
猫とじいちゃん/ねこまき
日本のどこかの港町を舞台に、妻に先立たれたおじいちゃんと猫が織りなす切なく美しい物語。
水彩タッチで描かれる坂の多い港町ならではの街並み。昔ながらの家にちょこんと置かれたお仏壇を前に座るおじいちゃんと猫の「タマ」さん。情緒感ある描写にすっごく胸を打たれますね。
タマとおじいちゃんの何のことはないただの日常なのですが、おじいちゃんはどこか朴訥としていて、タマを構ってあげたりあげなかったりとマイペース。
そこには寂しさで落ち込む姿を見せまいと気丈に振る舞うタマへの想いや優しさを感じさせます。
隣三軒、お年寄りばかりの街はどこか時間が止まったような雰囲気を残していますが、登場する猫たちは「地域猫」として健気でたくましく生きている描写もあり、ホロリと来てしまいました。
高齢化社会や年々深刻化する地方の過疎化問題などもほんのりと混ぜてあってすごく良い作品です。
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秋口から冬にかけて体の調子を崩す人多いんですよね…。
私も先月仕事量の多さからホルモンバランスを崩してしまいました😓
マインドフルネスの本は揺らぎやすいこの時期のメンタルに効果絶大ですし、ずぼらなヨガは凝り固まった筋肉をほぐして自律神経の働きをスムーズにしてくれるはず。
秋の夜長はまったり本を読んでもよし!体をほぐしてもよし!有意義に使って休日明けのダルさを解消しませんか?
ではでは。