「私には自分に見えない、聞こえない、さわれない、味わえない、匂わないといったものの存在を信じることができない。」
そこで私は彼に訪ねました。
「あなたは自分の五感で感じるもの以外は信じられないという。ですがね、いったいあなたはご自身の心が見えますか?
あなたの生きる上での信条といったものにさわれますか?
あなたの子供さんへの愛といったものを味わえますか?
あなたの心の中にある考えをみられますか?
」
「人生は思うように変えられる」ジョセフマーフィー著 太刀川三千夫:訳 第1章 信念の知られざる法則より
成功法則や潜在意識について世界中で講演をし、牧師でもあったジョセフ・マーフィー氏ですが、 マーフィー氏の話を全否定し、目に見えないものしか信じないと頑なに主張する人はいたようです。
「潜在意識?神?無限の叡智?
そんなもの信じない!目で見えるものしか信じられない!」
とは言うものの、
目に見えない電気を使って生活し(そういえば脳も心臓もわずかな電流で動いている)、 はたまた初詣に行って「目に見えない存在」に感謝して合格を祈願し、 またある時は「場の空気」なんて存在すら怪しいものを微妙に感じ取って集団の中で自分の言動を決めたりと、 私たちは意外にも目に見えないものの存在にどっぷりと依存した生活を送っていることに気付かされます。
私たちに命を与えて体を動かしている謎の
目に見えない大きな力に生かされているんだと実感して、感謝することができればいいと思うのです。
それが神さまだったり宇宙だったり、潜在意識だったり、天国のおばあちゃんだったり、
いつもありがとうと手を合わせて感謝することで、まるで目に見えているかのような大きな存在になっていくのかも。
ではでは。