こんにちは。BlissBliss⋆*@テキトーでもうまくいくです。
前回お話ししたスロージョギング(&ランニング)を始めて2週間。
三日坊主どころかすっかりハマってしまい、今では『一日一ラン』しないとウズウズしてしまうほどルーティンになっている。
嫌だ辛い苦しいと感じることは続かないが(それでもやっていたらマゾだが)、楽しい嬉しいと感じることは続くものだ。当たり前だけど、何かを習慣化するには楽しい『快』の気持ちが芽生えないと続かない。
んなわけで、初日から2週間までの記録を書いていくので、これから始めてみたい人も興味あるけどちょっと怖い人も、背中を押すヒントになれば幸いだ。
背中を押すどころか、ロケットの先端につけて飛ばしちゃいたいほどオススメしたい気分なのだが…
初日〜三日め
いろいろな本を読んでランニングに興味を持ち出してかなり関心はランニングに傾いていたものの、最初の一歩、じゃあまず走ってみようと度胸が湧かないでいた。
「明日から本気出す」と停滞したあの状態だ。ところがそんな生ぬるい感情も些細なことがきっかけで走り出すこととなり、晴れてランニングデビューとなった。
そのきっかけとは『むしゃくしゃしていたから』。ニュースでよく聞く犯人の動機みたいである。
夕食後、家事を済ませこたつで日課のスマホをいじっていた。(我が家ではもうコタツがある)
その時期は急にその空気が冷たくなった頃と重なり、私のメンタルも急降下。そうなると嫌なことが頭を占領し出し、同じことをクドクドと何度も考えてしまう。そしてその日もコタツに入って一人悶々と考えていた。
あ〜腹立つ〜💢 と思春期バリに怒りを露わにした私は、その勢いで玄関でおろしたばかりの『ペガサス38』を履くとそのまま家を飛び出した。
家出ちゃったよ私、と思ってももう遅い。右足…左足…と頭の中でフォームを思い出しながら足を進め、スピードこそ出せないがゆっくりとジョギングをしてみた。お、走れるじゃん!と気を良くしたので、ジョギングしたまま500mほど離れたスーパーまで行き、Uターンして帰ってきた。
たったそれだけのランだったが、さっきまでの鬱々した感情はウソのように霧散し、心は爽快。
足はもう限界だとヒーヒー言っていたが、呼吸は乱れないまま走れるのがこのスロージョギングだ。
コタツに置いたままのスマホや食べかけのお菓子を見て、あれ?さっきまでここで何をしていたんだっけと、軽く忘れちゃうぐらい感情がリセットされていたのである。
やりきった感を残したまま、初日は終了。そしてここで夜にランニングをする『夜ラン』の魅力に取り憑かれることとなる。
二日目、三日目と同じコースを走り、帰ってきたら何メートル走ったかをグーグルで計測。
その結果往復1186mだった。自分なりによくやったんじゃね?
その代わり、足のスネが突っ張るように感じたり、太ももも重痛かったりと、いわゆる『筋肉痛』がやってきて、普段運動していない鉛の体がこれ以上運動をしてはいけない!と小さな抵抗をしているようだった。
体からの小さな抵抗は、徐々に距離を伸ばしていくことで聞こえなくなっていった。
3日目〜一週間 軽いノリでスタート
走り始めてすぐ揃えたランニングシューズとスポブラ以外はいたって普通の格好…とまでは言わないが、ランニングウェアを持っていないので動きやすい格好のまま走る日々だ。
流石に夜は冷えるのでウィンドブレーカー代わりにノースフェイスのマウンテンパーカを羽織り、その下は綿のTシャツ、綿のタンクトップ、スポブラ。
ちょっとストレッチが効くテーパードパンツ、スニーカーソックス、ランニングシューズと言った具合である。
スポーツ目的以外で作られた既製服は、一般的に汗を吸って外に発散するように作られていなので、一旦汗をかくとシットリと生地が湿ったまま過ごさなくてはならず、不快な思いをすることになる。
スロージョギングではたくさん汗をかくため、生地の中でも『綿は』特に、走り始めるとすぐ牙を剥く。
冷たいのだ。信号待ちなどでちょっと止まるとヒヤッ…。このまま体を冷やしてはマズイ。
そしてさらにある危機が冷えた体を襲う。
夕食後に走った時、横っ腹にピキピキッとした痛みが走った。
アタタタ…あ、この感じ。この痛みにちょっとした懐かしさを覚えるのだ。
思い出されるのは小学校の頃、体育の授業で校庭を走らされている時である。5時間目の体育はちょうど給食を食べた後なので、走り出すと横っ腹が痛くなるのだ。
みんなあの痛みを堪え、横っ腹を抑えたまま苦悶の表情でゴールする…そう、あの記憶。当時子供だった自分はこんな拷問あるかと担任を恨んだものだが、今思うとちょっと切なくなる懐かしい痛さ…
なんて浸る間もなくさらにジリジリと痛みが増していた。
痛ぁい。
自然とペースは歩くよりもゆっくりとなり、いやむしろちょっと歩きたかったけど、ぐっと堪えて足をリズミカルに送り出す。
帰宅したらすぐに痛みは引きやがった。こんにゃろう。
この時、教訓としてメシ食ってすぐ走らないこと。少なくても食後1時間はゆっくりしてから走るということを学んだ。
ランニングを始めて驚いたことがある。それは、走るごとにもっともっと、と早く走りたくなってしまうことだ。走る距離も物足りなくなり、もう少しだけと思う時もある。
走る以前の私なら考えられなかったことだが、ランニングは楽しくて体が喜ぶものなのではないかと思い始めた。実際そうだったからだ。
じゃあなんでこんな苦しくて超ツラいイメージが先行して毛嫌いされるのかと考えてみる。…やっぱり小中時代の無理やり走らされた苦い記憶に行き着く。あのせいでランニングに恐怖を刷り込んじゃった教育者の功罪は大きい。
持久走大会、徒競走、長距離走… これらは子供の頃のトラウマ3種目だ。球技でも水泳でもなくなぜか走ることだったりする。
んなわけでございまして、夜ランニング一週間はこの時期は、2kmを30分かけて走ることを守ってみた。
1.6キロ、2キロ、2.2キロ、2.4キロ…と日に日に距離を伸ばしていき、同時に時間も少し長くなる。
スマートウォッチ不要!ペース記録『NIKE Run Club』
走る前に『Googleマップ』や『マピオンの距離計測』などでコースをなぞって距離を測り、おおよそここを走れば◯キロになると計算することで自分が一日どれだけ走っているのか分かったりする。
グーグル先生ゴイス〜(凄いの意)。後者なんてカロリー計算までできちゃう。すごい時代だ。
そんな中、走り始めて早々にダウンロードしたアプリがある。
NIKEの『NIKE Run Club』はスマホに入れて走り始めと終わりにタップするだけで自動で記録してくれる凄いアプリだ。
こういうアプリってスマートウォッチにしか付いていないのかと思っていたのだが、スマホ一つで記録できるので使いまくっている。むしろこれ無しだと走りたくないほどだ。
GPSを使っているのでわりと正確に計測してくれる。どこを走ったかの記録はもちろん、平均どのくらいのペース(速さ)で走っているのかなど、初心者知りたいことは大体教えてくれる。
便利だと思ったのは、イヤホンで時々ペースなどをアナウンスしてくれること。
走りながら「今◯Kmに到達しました」とか教えてくれるし、途中で止まれば計測が自動で中断される。んで走り出したり歩き出したり何らかの動きがあるとまた自動で計測してくれる。
うっかり計測をオフにするのを忘れて商業施設などに入ったりすると、立ち止まるたび「計測を中断しました」「再開しました」を繰り返してくれるのでちょっとうるさく感じるが、ほかは概ね満足している。
無料なのにここまで寄り添ってくれると結構心強い。
夜ランにハマる。
夜のランニングは夜風が心地よい。特に秋にかけての今の時期はなんともいえない爽やかさ。
もう一つ面白いのが昼間では見ることができない夜の風景を感じることができる。
昼間は閉まっている居酒屋が賑わっていたり、昼間は殺風景な通路が夜はポッと点らされてなんか雰囲気出ていたり。
マンションには明かりが灯っていて、家の前を通るとお母さんが子どもに叱る声も聞こえてきたりする(笑)。走りながらいろんな暮らしがあるんだなと浸ってしまう。
こっちは汗で背中から脇から頭皮からグッショリである。
一週間目〜二週間目 夜ランデビュー
私が走っているのは夜の8時過ぎから9時ごろにかけてが多い。ちょっとしたノリで『夜ラン』を始めたわけだが、これが何気に楽しく、なぜ人が夜走るのかその理由が分かった気がする。
ただ単に、昼間は学校や仕事があるので必然的に夜に走っている学生・ビジネスパーソンもいるだろう。(ビジネスパーソンって言ってみたかっただけ)
街が綺麗、夜景がエモい、ただそれだけじゃない魅力がある。第一の魅力は『静けさ』ないかと思うのだ。
帰宅ラッシュも終わる8時〜9時になると人の往来もグンと減り、車も少なくなる。
私の住む大都会さいたま市は夜10時を過ぎても家路を急ぐ人の姿が見られるが、時間帯によっては大通りもまばらで走りやすい。
やはり走っている側は歩行者にぶつからないよう安全を考慮して走らなければいけないし、スピードが出ているならなおのこと。
夜ランは暗い。周りから自分が見えていないことに気づく!
昼間では遠くから認識できる標識や構造物なども夜だと途端に見えなくなり、住宅街は規定で街灯が少ないらしい。確かに住宅街の方を走ると暗くて一歩街灯を離れると足元が見えにくく、あやうく道路に広がったゲ◯を踏みそうになったこともある。
私はゆっくりペースのスロージョギングなので前方を見渡せる余裕はあるが、出会い頭では自転車とぶつかりそうになってヒヤリとしたことも。これは私は自転車を認識しているが、自転車側からは私が暗くてよく見えなかったことが原因のようだ。
そりゃそうだ。反射バンドもつけずに全身黒っぽい服装でコソコソ走っているのだから余計に見えない。忍者かお前は。
これはアカンと思い、急きょリサイクルショップで明るい色のウィンドブレーカを購入した。レディースがなかったのでメンズを購入。骨格的に私はメンズを着れちゃうので大助かりだ。
カッコいいと思うスポーツウェアのデザインって何故かメンズ物に限られている気がする。店頭でこのデザインのレディースがないと知ってガッカリしたことは数しれず、なにせ女性物のトレーニングウェアって『セクシー』『カワイイ』みたいな男性ウケ路線に走る気がする。
「ピンクとかパステルねえ…」「この”絞り”なんだこれ…」「このカーブがなければ買ったのに…」なんて、私の好みから除外されてしまうデザインばかりなのである。
黒!白!グレー!ロゴはシンプル!みたいなスタニングでストイックなデザイン希望します。
車のヘッドライトなどを反射するリフレクターと呼ばれる反射板もちゃんと買おうと思っている。相手から認識してもらうことで事故を未然に防げる。(ランニングシューズに付けるピカピカ点滅するLEDライトがあるらしいがそれはちょっと抵抗があるが…。)
二週間目〜 朝ラン昼ランデビュー
またまた調子こいた私は、万年テレワークなのをいいことに、昼ランにも出たくなった。
一時間の昼休憩の間に行けるところ(3kmぐらい)まで行って帰ってくるまで45分と計算して、12時になったと同時にフラッと家を飛び出した。でも走りながらあ、ご飯食べる時間がないことに気づき、引き返そうかどうしようかとも考える。でも行っちゃう。
寒さが癖になる!朝ラン
そのうち、我が家のハムスター(あうちゃん♂2歳)に土曜日の早朝6時に起こされて、ノリでそのまま朝ランデビューも果たした。
朝ランは格別だ。空気は透き通り、土日になると人も車もパタリと少なくなるので走りやすい。
走っていると何が大変かって、人や車に当たらないように周囲に気を払いながら走らなければならないのだ。これが地味にストレスなのよ。
通勤・帰宅ラッシュやお昼のランチタイムを避けて走るようにすれば回避できるのだが…。
その点、朝早い時間は人通りも少なく夜ランと違って明るい。私が考える「走りやすさランキング」で比較すると、土日の朝>平日の早朝>朝>夜>夕方>昼>の順で、朝はやっぱり最高ランクの走りやすさで、エネルギーが100%の状態から走れるので足取りが軽い軽い。
これからの季節は朝の寒さが増して日に日に布団から起きるのが辛くなってくるが、それを乗り越えて走ると心地よさ倍増するのではないかと期待を込めている。ここまでくるとドMだ。
ランニングしている時にイヤホン(有線)で音楽を聴いているのだが、朝ランのテーマソングはエレクトロニカが最高に合う。この時期の朝はだいぶ冷え込み、走り出してからも体が温まるまで時間がかかるので出だしはちょっとペースを上げる。
ふと東の空を見上げると朝の暖かい日差しとエレクトロニカのシンセが、熱々のトーストに乗せられたバターのようにじわ〜っと溶け合って、走っていると何とも言えない高揚感をもたらしてくれる。これを”エモい”と言うのかも。
土日になると朝ランをするランナーも多く、家の近くの大宮公園では朝から思い思いにランニングで汗を流す人の姿が見られる。
どの人もスゲー速い。あんなに速く走れたら楽しいだろうな〜とノロノロ亀さん(私)の気持ちで瞬足さんたちの背中を見つめる。(怪しいものではございません)
でもあくまで、ここは自分のペースを死守してゆっくり走ることに専念しなければならない。
ランウェアを追加!
歴が長い人からしたらたった二週間ちょいのランニング習慣だが、確実に体と心が変わっているのを感じている。
何が変わったかって、ふくらはぎに見覚えのある謎の筋肉の盛り上がりが出現し、「あ、これって部活に明け暮れてたときに出てきたヤツやん!」とテンションが上がった。
調べてみたらその平べったい形から『ヒラメ筋』というらしいが、このヒラメ筋の部分だけ明らかにモリッと膨らんだのである。ちょっと盛り上がっただけだがふくらはぎに段差ができ、頑張りは足にちゃんと反映しているのだとモチベーションが上がった。
なので二週間目で調子こいて更なるアイテムを増強した。
「ジャンプしても揺れない!」と巷で高評価の海外製スポブラも買い、同時にコンプレッションタイツだ。
コンプレッションタイツって何?って感じだが、よくロードバイクをする人がテッカテカのタイツを履いているのを見たことあるかもしれないが、あの手のタイツは加圧タイツと呼ばれるもので、スポーツをする人には絶大な支持をえているアイテムなのだ。
すでに故人だが、オリンピックの100m走で一躍時の人となったジョイナーもそれっぽいのを履いていたイメージがある。
今までは見る側だった私だが、いざその手のスポーツレギンスを履いたら、嘘じゃなく本当に足回りがシャキッとして走りやすくなって驚いた。だからみんなこぞって履くのね。
例のCW-Xなどが評価高いのだがなにせ1万からと高額!ただでさえランウェアを揃えて金欠ぎみなので今はタイツの購入順位がシュルシュル〜と下がっていき、でもやっぱり欲しくなったのでAmazonで高評価だったスポーツタイツを買ってみた。
娘からは「ママ…さては課金したな。(ニヤリ)」となぜか私の装備をゲームのに「課金」で例えられていることが面白かったが、確かに購入=課金しているのでそれは間違っていない。
RPGに例えるとレベル1がレベル2ぐらいになった。そもそもレベル1ですらなく0に近かったかもしれないが…。2週間毎日走ったとは言え、その上達っぷりに自画自賛してみる。
心と体の変化はこうなりました。
始める前まではこんな感じだった。↓
ランニングシューズ
風を防ぐマウンテンパーカー
スポブラ
最初身につけたものなんて「風を防げる」ぐらいだったので、スポーツ用でも何でもなく、汗かくと湿ってしまうし、湿ったままだけじゃなくちょっと放っておくとクサくなる。コイツが厄介なのだ。
とまあ、ウェア一つで想像以上にストレスがかかりHP(ライフ)を消耗してしまうのだと知るきっかけにはなった。
↓ちなみに今はこんな感じです。
ランニングシューズ
トレーンニングウェア Lv.2
スポブラ Lv.2
ウィンドブレーカー Lv.2
コンプレッションタイツ
音楽プレーヤー
ランニング計測アプリ
とくぎ:
心肺機能 Lv.2
体幹
ちょっとアップ
…になった。着実にレベルアップしている。(♪テレレッテレ〜のSEとともに)
装備についてしか言ってなかったので、レベル2になって変わった心と体の変化については素人判断だがこんな感じだ。
・いつも気分が良い
・ちょっと走っても息が乱れない
・スクワットが出来るようになった
・体幹が鍛えられた
ムカつくことがあっても受け流すスルーは得意だったが、それでも悩みやすい性格なのでスルーできないこともあり難儀していた。
今では何かムカつくヤツを目の当たりにしても「けっ!走らねえ奴が何か言ってらぁ。」とスルーできる。(幸い、そんな嫌なヤツは周りにいないが)
もし何かムシャクシャするよう事があったらストレス解消に走れば解消するし〜、と体が学習した。
走っているときは不思議とネガティブなことが頭に思い浮かばないのである。走るだけ以外にも体を動かしている時に人は嫌な事を考えられない。これは何かそういう神経のメカニズムになっているとしか言えない。
体育会系とは良く言われたもので日常的に運動習慣がある人って陽キャばかりで、ネガティヴな人を見たことがないので、何か関係があるのかもしれない。これは飛躍しすぎかもだけど。
なのでストレスはないと言えば嘘になるが、ジョギング・ランニングは体の健康(フィジカル)にはもちろん、メンタルにも効くと盛んに言われている真髄を見た気がする。
初めてたかだか2週間のペーペーの私が偉そうなことは言うつもりはないが、運動習慣もなく体力ゼロのヒョロガリのこの私が言うんだから間違いない。
そして今日も飯食ったらランだ。行ってきます。