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好きなことが見つからない人へ。日本一のマーケッター森岡毅さんのヒントを観てみて。


先日の夜、TBSでやっていた林修先生の『日曜日の初耳学』を観ていたら、”V字回復仕掛け人”としてUSJをV時回復させて一躍有名になったマーケッター・森岡毅さんがゲストに来ていた。

今でこそ連日大盛況のUSJだけど、長い間売上が低迷する時期があったことはメディアでも取り上げられているので知っている人は多いはずだ。

↓↓公式で動画上がっていたので是非観て欲しい。

youtu.be

ハリーポッターやマリオが出来るずっと前に子供を連れてUSJに行った時は、TDLの激混みに慣れていたせいもあってか、そんなに混んでいない雰囲気だった気がする。

ここ最近は度々娘が友達とUSJに行っているが、昔に比べてお客さんはぐっと多くなったと感じるそうだ。

最近では、森岡氏は所沢市の老舗遊園地『西武園ゆうえんち』の再生プロジェクトにも関わっている。

埼玉西部生まれの私にとって西武園ゆうえんちは思い入れのある場所で、親に連れて行ってもらったことこそないものの、小学校の頃は遠足として、中高生ぐらいに大きくなったらプールに行ったり、子供が生まれてからは親として子どもを遊園地に連れて行ったりと、成長の合間合間に必ず西武園ゆうえんちがあるのだから不思議だ。

当然遊園地も老朽化が進み、ある時からジェットコースターが廃止になり、「動かずのジェットコースター」として目立つレールだけがランドマークになっている悲しい状態が長く続いた。

このガッカリ感は半端ない。あのジェットコースターに乗りたいとルンルンで西武園ゆうえんちに行ったらジェットコースターが動いていないのである。それもとっくの前に廃止していると聞かされる。

これを横浜のコスモワールドで例えるなら、ジェットコースターに乗りたくて行ったら「強風のため中止」の張り紙を見たあの絶望と似ている。

数年前にはアーケードコーナーでボヤ騒ぎに見舞われ、一部施設が閉鎖される憂き目にあう。

遊園地の強力な支持層である、地元の子育てママさんの間からは「西武園終わったな…」のため息がこぼれたものである。

としまえんに続いてお前もか、と閉園までのカウントダウンを静かに見守っていた状態だったからこそ、今回の大リニューアルで再び客足が戻ってくれることを期待したい。

…なんの話をしていたっけ?

そうそう、「好きなことが見つからない」という視聴者からの質問に対して、森岡氏のアドバイスががとても鋭く的確だったので書き留めておく。

その前に森岡氏は、日本の教育基準についてこんな警鐘を鳴らしている。

日本の教育では、子どもの得意なことは目もくれず、苦手なことを出来るようにするよう指導する。バランスの良い円グラフ型にしようとするじゃなくて、得意と不得意がデコボコしていて良い。 苦手なことを出来るようにどれだけ力を注いだとしても「普通レベル」にしかならず、そんなことより得意なことを全力で伸ばしてあげたほうが人生にプラスになる。

と強く断言していた。

これについては、よく言ってくれたと共感しまくり。「いいね」を100回ぐらい押したい気分だ。

自分が子どもの頃には分からなかったが、親の視点から目の当たりにして、それってどうなのかと甚だ疑問に感じていた。先生が指導するのは出来ないことや不得意で苦手なことばかり。良いところは一瞬褒めてもすぐ放置。悪いところしか見ないようにとマニュアルでもあるんじゃないかと疑っている。マジで。

日本の学校では、全部のことがそつなくこなせる「バランス人間」の方が評価されるとはよく言われるけど、学校の現場からこれだもんね。

そしてここからが森岡氏の好きなことが見つからない人へアドバイス。

森岡氏のアドバイス
・誰でも得意なことや好きなことは必ずあるが見つからない。
・なぜなら人と比べているから好きなことが見えない。
・好きなことを見つけるヒントは**「動詞」**にある。

実は私は自己啓発にかぶれていた時(今も)、「好きなことを見つける」みたいなタイプの本は著名なものから無名のまでたくさん読んできたので予備知識はある方。

この「動詞」を聞いてピンと来た。

実は森岡氏以外にも異口同音でさまざまな人が同じことを伝えているんだけど、それは抜きにしても真意をついている。

動詞が分からなかったら「作業」と変換してみると見えてくるはずだ。

「服が好き」だとするなら、服に関わる「何にをすること(作業)」が好きなんだろうと考えてみる。

服をデザインするのが好き = ファッションデザイナー・パタンナー
売れる服を作りたい =ファッションデザイナー・起業家・アーティストなど
服をコーディネートするのが好き = アパレル販売員・スタイリスト
似合う服を誰かに提案するのが好き = アパレル販売員・コーディネーター・ユーチューバー
服を着てオシャレして目立ちたい = モデル・ユーチューバー・インスタグラマーなど
服の歴史や文化を学ぶのが好き = 研究家・教師・学芸員・ユーチューバー?
服の配色にこだわりがある = カラーコーディネーター・パーソナルカラーアナリスト

ちなみに上の例は、私のショボい頭で絞り出した一例であり、ファッションに関してはど素人なのをご了承いただきたい。今はもっと多彩な職種ないし収益化する方法があるのでその辺のツッコミは無しだ。

ざっとこんな感じで、服一つをとってもどんな作業が好きかで、その好きな作業をどんな仕事に活かせるか、何にをすることが好きなのかを洗い出せば、お金に変換する手段なりが自ずと見えてくるはずだ。

マイク・マクマナス「ソース」

マーク・マクマナスの本に書かれた方法も合わせて読むと良いことあるかもしれない。

好きなことを探しを続ける勇者のための必読書バイブル「ソース 〜ワクワクの源泉〜」にはこの動詞を使って好きなことや得意なことを洗い出すことを勧めている。

それは子どもの頃の好きだった遊びや興味のあった「作業」を考えてみるというやり方が紹介されている。

例えばこんな作業。

見る、歌う、調べる、考える、組み立てる、分析する、踊る、こねる、走る、体を動かす、友達と話す、

上記の「服が好き」にしても動詞で考えてみると服の何が好きなのかが分かる。面白いことに、好きな「作業」が分かると、その作業が出来る対象があれば別に「服」に絞らなくても宝石でも車でも家でも良いよねってことに気づく。

そう転換できると仕事の幅はグンと広がるし、発揮できやすくなるはずだ。

本田健『自分の才能の見つけ方』八木仁平『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』なんて本を読んで実際に好きなこと探しをしてみると沢山発見があるし、自分の隠れた才能を見つけてその才能の種を生かす道が見つかるかもしれない。

そんなことを思ったりしました。