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中学生の部活時間を大幅カットに賛成!ブラック部活ついに終焉か!?


こんにちは。Bliss(@Bliss_Blink)です。

「働き方改革」は今まで「聖域」だった学校教育の現場にも波及し、教師も休みを取らせようという取り組みからか、

最近では中学生の部活時間が大幅にカットされているのをご存知ですか。

土日の部活活動時間に至ってはたかだか数時間というゆとりを持った活動になり、土曜日か日曜日のいづれかは完全休業日とするようガイドラインが出来上がったみたいです。

mainichi.jp

運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン:スポーツ庁

むしろ

今さらかよ!とツッコミたくなりますが、

生徒が部活をするということは先生も駆り出されるわけで、

部活を担当する教師は土日祝日を部活動に潰されて休みが十分に取れないという、ブラック企業も真っ青な学校教育界の長時間労働が問題視されていました。

今まで放置されていた教師の長時間労働にやっとテコが入ったのは素晴らしいこと。

娘の通う中学校も例外ではなく、平日土日関係なくみっちり部活で埋まるスケジュールだったのが、この一年でグッと減らされて

むしろそんなに遊んでいて大丈夫なのかと心配したくなるほどのゆとりができました。

これってスゲーことです。

忍耐ありきの精神論で部活が語られていた90年代に10代を過ごした私にとって、今のユルくて自由な部活スタイルは心底うらやましいです。

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部活=辛いと刷り込まれた10代の頃

私も入った部活が超ハードで辛い思いをした身です。

ど田舎の山の学校だったのもあり部活のバリエーションが何と2つしかなく選べる余地もなかったので、私は、その中で一番出来そうな部活を選びました。

それが運の尽き。

私が属していた部活はなまじ強豪校で顧問の先生がその世界ではそこそこ有名な熱血指導者だったのもあり、

24時間365日部活に明け暮れる日々を過ごすことになります・・。

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引退するまでの2年半、毎日のように辞めたくてメソメソ泣いていたくらいで、

毎日課題として出されていた活動日誌に、全然関係のない当時盛り上がっていたJリーグの話を書いて女子サッカー部に入りたいなどと書いてみたりと、静かな抵抗を試みたことがあります。(スルーされ続けましたよね当然 笑)

強制収容所かよ!と今となっては笑い話ですけどね。

そのプチトラウマを払拭できず、いまだに部活という言葉を聞くとなんとも言えないほろ苦い思い出が蘇ってきます。

だからこそ娘が中学生に入って時は、部活動は慎重に選ぶよう口を酸っぱくして「3年間続けられる部活にしなさい」と言い聞かせていました。

しかし娘から返されたのは意外な言葉。

「え?だって今辞めたかったら辞められるよ?」

そんなわけなかろう!と学校からの部活に関する資料を見てみると・・

進級時ごとに続けるか辞めるかのチャンスが与えられるようです。

(もちろん学校の方針によって違うと思いますが)

う〜ん、すごい改革。

我慢しなくていいよ!嫌だったら部活変えちゃえば!?

ということでしょうか。

これはこれで時代の流れと合致しているし、我慢なんて苦痛は好き好んですべきではない。と考える私にとって「嫌なら辞めちゃえ変えちゃえ」はアリだと思っています。

「忍耐!」「根性!」なんてもう時代の産物として「平成」に置いていくべきものなのかも。

最近の部活はさらにまったり進行

つい最近、部活制度が大幅改正されて、部活動が子供の負担にならないようさらに配慮されるかたちとなったようです。

朝練の禁止、土日や祝日の部活の時間制限、 大会や試合の回数制限。

「忍耐・根性」で育った親世代としては、 もっと頑張ってもいいんじゃないの?こんなにゆるくては子どものためにならないんじゃないの?と物足りなさを感じてしまいますが、

私たちの育った時代の部活教育の方がむしろ異常だったんだと考えてください。

指導する先生も祝日返上で部活へ駆り出され、ブラック企業ならぬ「ブラック部活」という呼び名も一気に普及しました。

一人がヘマをすると「連帯責任」という軍隊ばりの謎ルールでいじめに近い行為を受けること。

忍耐だ!根性だ!と精神論を振りかざされ、ついていけない子は足手まといや目の敵にされること、

未成年のうちから上下関係を徹底的に仕込まれ、絶対服従を教え込まれていくこと。

誰かがみんなのためにと、しなくても良い我慢や犠牲を強いられたりすること。

これらの考え方は私たちが当たり前に従ってきた「部活動」によって刷り込まれたりしてきたのではないでしょうか。

やるか・オア・ダイ!

ついこの間の2018年5月、日大のアメフト部の部員が監督やコーチから「相手のクォーターバックを壊してこい」という執拗な指示に逆らえず、試合相手の選手に怪我を追わせてしまうという事件が起こりましたね。

日大アメフト部悪質タックル事件として連日ニュースで取りざたされていて記憶に新しい。

日本大学フェニックス反則タックル問題 - Wikipedia

ネットでは「これが日本社会の縮図だ」なんて言われていたようですが、

成人したばかりとは言え、社会に出ていない学生が大人からのパワハラを受けてしかも罪を咎められることに批判が集中していましたが、

もっと怖いのはじわじわと該当する選手に刷り込まれたマインドコントロールだと思うんです。

監督の力が絶対であると選手達は日常的に教え込まれ、さらには他の選手を囲い込み逃げ道も断つように仕組まれたりと、もうマインドコントロールそのものですよね。

監督の意見に逆らうなんて絶対できないと信じて行動してしまったことこそが、この問題の本当の怖さです。

やるか?(・・さもなくば死だ!)「Do or die!」という歪んだ環境。

その監督の支持を聞かなくてもいい。聞かなくてもたくさんの道が用意されている。

そう示してあげる大人はいなかったのかと。

学校の部活というヴェールに包まれることで明らかなハラスメントが行われていた事実に胸が痛み後味の悪い事件となりました。

ユルくていいじゃない

話が飛びましたが、部活なんてユルくていいんじゃないの〜と思います。

部活の延長でその道のプロになったり実業団に入って本格的に食べていく力を身につけるならともかく、

熱心に部活をしたところで学業に差がつくわけではなく、

アホみたいな先輩後輩の上下関係をこれでもかと習わされるだけです。

(ちなみに娘の所属していた部活では「後輩は先輩の前にひざまずいてスカートの長さが一定の長さを超えていないかチェックされる」なんていう、とんだ時代錯誤のお仕置きプレイがあったようです。お〜こわ!娘にはそんなブラック部活と辞めてよし!と言ったら本当に辞めてくれました。)

10代の若い時に厳しく我慢させる経験をしないと大人になって大変なことになるぞ!とか、

チームワークで何かをやり遂げる経験は貴重だぞ!という声がしそうですが、

何でも自由で多様化にあふれていて、それでいて欲しいもの見たいものはすぐ手に入る今の時代、

耐え忍んで我慢することが必ずしも得に繋がるとは言えませんから。

・・

あ、つまるところ「ユル部活最高」と言いたかっただけです。

あなたのお子さんが部活に入る頃は確実にユルくなっていますから、

あまり目くじらたてて「そんなの部活じゃない!」とか「そんな甘ったれだと将来つとまらないぞ!」とか言わないでやってください。(笑)

ではでは。