こんにちは。Blissです。
人生は睡眠こそすべて。
一人でこそこそ始めた睡眠改善計画ですが、毎週何か一つ快眠のアイディアを探しては実践してみるというチャレンジをしています。
もはや「快眠」に取り憑かれた私は、情報の収集源である本屋さんや図書館に出向いては「快眠」とか「熟睡」のタイトルの本を読み漁っていました。
体感的にはよく眠れていると感じているし、特に不眠に悩んでいるわけではないのですが、なにぶんオタク気質なので、知りたい情報は時間をかけて集め知見を広めたいタイプなのです…。
要は暇なのです!
国内外さまざまな睡眠に関する本は大雑把に言うとどれも、
「睡眠は大事だよ! 風呂入ったか? スマホやめろよ! 7〜8時間寝ろよ!」
と、『8時だヨ!全員集合』のカトちゃんばりに、伝えている情報は一緒なのですが、
その中で唯一、私が無視をしていたアドバイスが一つあるのです。
それは、
「酒は飲むなよ! 睡眠浅くなるぞ!」
と言うものでした。(…ドキッとした人、あなたは飲んべえです。)
酒は百薬の長、と言われていましたが、最近では研究の結果「酒は百害あって一利なし」に塗り替えられたそうです。
つまり、たとえ少量であったとしても体の影響は計り知れず、体には良くないということ。
世間で出回っている「お酒の適量」は主に、成人男性を基準としたもので、女性の適量は男性の適量の半分以下だとも言われています。
なぜなら女性は体が小さく相対的に肝臓も小さい。小さいってことはアルコールの分解能力もずっと時間がかかり、女性は短い期間でアルコール依存に陥りやすいのだそう。
女性の体はアルコールと相性良くないらしい
- 肝臓が小さくアルコールの分解に時間がかかる
- 男性の適用量の半分以下に抑える必要がある
- 男性に比べて少量でアルコール依存症になりやすい
- 飲酒で乳がんのリスクがアップ
女性がこれほどの大量飲酒をするようになったのは、人類の長い歴史の中でもここ数十年の間であり、まだどのくらいの影響があるのか未知数なところもある、という見解もあります。
毎日晩酌だ〜🍺なんてのも体に宜しくないのは・・言わずもがな。
できることなら飲酒を控えた方がいいってことだなこれは・・
母をガンで亡くした私に出来ることはそのリスクを極力減らすこと!と”肝”に命じました。
んで、私は毎日晩酌をしていまして、
これを機に・・ついにお酒をやめることにしました。
性格的に普段は飲まなくて人が集まった時などは少し飲む、などの飲酒量のコントロールができないので、なんなら一気にやめちゃおう!ってなりました。
結論から言うと、ロクな休肝日も設けず、まともに一週間飲まなかったのなんていつだったか思い出せないくらい前(!)な私でもすんなりと禁酒はできました。
毎日の飲酒量が350mlの缶ビール1本と、世間一般的なお酒好きな人の飲酒量からすると割と少ない方なこと、元々家でビールしか飲まないのも辞めやすさに拍車がかかったのかも。
禁酒して1ヶ月。こうなった。
すんなり辞めれるのか不安からのスタートでしたが、辞めてからの禁断症状(!)に襲われることもなく、うっかりスーパーに立ち寄ってビールを買ってきてしまうこともなく、フツーに飲まない日が続きました。
ではお待たせしました。
ここでお酒を飲まなくなって自分の身に起きた良いことを挙げていきます!!
- 早く就寝する習慣がついた
- 翌朝目が覚めた時の体の回復度が違う
- 今までより長い時間眠れるようになった
- 就寝までの時間を有効に使えるようになった
- お金の節約になった
- お腹周りがスッキリした
- メンタルが一定して安定するように
いいこと① 早く就寝する習慣がついた
今までは、お風呂上がりに缶ビールを開けるとそのままダラダラとyoutubeを観ながら就寝までの時間を過ごしていたのですが、
その悪習慣が一切なくなり、その代わりに家事や明日の準備などのもろもろに時間を割くことができました。
あとこれは驚きだったのですが、お酒を飲まないと自然と眠気がやってきます。
よく勘違いされるんですがアルコールは覚醒作用もあるので、寝つきも悪くなるし、眠りも浅く途中で目が覚めてしまう中途覚醒も引き起こすとか。
お酒を飲んでいたら自然な眠気もこないし、良質な眠りもやってこない。肝に命じました!
いいこと② 翌朝目が覚めた時の回復度が違う
お酒飲まないと翌朝スッキリ目が覚めます。
元来目覚めは良い方ですが、それでもやっぱり何となく朝の軽さが違う。これは
「体の軽さ」に表れていると思います。
あと、就寝時間が延びたこと、寝ている間せっせとアルコール分解に勤しんでいた肝臓をちゃんと休ませることができたことも要因かと。
寝酒は「ナイトキャップ」と呼ばれているぐらい、人によっては入眠に欠かせないアイテムだと思われがちですが、
飲酒による入眠は自然な睡眠作用と呼べるものではなく、むしろ逆で、*1気絶に近いんだとか(!)
さらに確かに入眠はしやすくなるのですが、蓋を開けてみればものすご〜く睡眠を妨げています。
トイレが近くなるので途中で何度も目が覚めたり、眠り自体も浅くなる。
寝る前にお酒やおつまみ(!)を食べていたおかげで胃腸や肝臓が残業を強いられていたわけで、そりゃ飲み食いしなくなれば翌朝体が軽くなるよね…。
いいこと④ 今までよりも長く眠れるようになった
普段から「睡眠ログ」を取っているのですが、お酒をやめてから睡眠時間が延びました。
平均して一日7時間未満だったのが、お酒をやめたことで7時間を超える日も増えてきて、8時間睡眠の日もチラホラ出てきました!
8時間睡眠なんてしばらく無縁だったのでちょっと嬉しい!
今まで自分は7時間睡眠がちょうど良いと思っていましたが、
ただ睡眠不足なだけだったようで、環境が整えば8時間ぐらい余裕で眠れるようです。
わずか数日でアプリを開発して全国民に普及させるという、前代未聞のコロナ対策で台湾の危機を乗り越えた、オードリー・タンさんは、
最近出た著書の中で「睡眠は8時間取りましょう!」と力説していました。
個人差はあるものの、8時間睡眠が体を回復させるには最適な長さなんでしょう。
生理前になると不眠気味になるのは変わらずですが、
睡眠不足を減らしていって睡眠負債を返していくことでPMS(生理前の嫌な症状)も穏やかになってくれれば良いな〜と期待しています。
いいこと⑤ 節約になった
これは大事です。
最近の物価の高騰でお酒代もエライことになっています。
私は缶ビール1本を飲み続けてきましたが、毎日飲むとなると月のお酒代が数千円の及び、地味に家計を圧迫していました。
さらに、
お酒が無くなったからわざわざ買いに行くという習慣が出来てしまうことで、要らないものを買ってしまう浪費行動の原因になっていました。
以前私は喫煙者だったのですが(15年前に完全に辞めています)、タバコがなくなると我慢できず、雨が降ろうが槍が降ろうがタバコを買いに出かけるという行動が組み込まれていたんですね。
アホみたいに必死ですね。
さらに悲惨なことに、タバコを吸うために「喫煙できるスペースを見つかるまで探す」という行動もついてきました。本当に時間のムダでした。
それと同じで、毎日飲酒習慣がある人はお酒がなくなると夜でも買いに出かけます。ストックしてあるお酒の箱がいつまで持つだろうかとお酒のことばっかり考えてしまう。
ここまで読むとキッチンドランカーみたいでめっちゃ怖いですね💦
でも割とマジで、生活習慣の中に「飲酒」があることで行動が決められてしまう。
私は外で飲み歩くことはしませんが、外飲みが好きな人ならなおのことでしょう。
いいこと⑤お腹周りがスッキリした !
これは嬉しいメリットです。
ビール腹はカッコ悪いですが、女のビール腹はもっとカッコ悪い、と考えています。
私が常飲していたのは糖質70%オフの麒麟グリー◯ラベルでしたが、飲み口があっさりしていると味の濃いおつまみを食べてしまいたくなるのです!
これは大きなトラップです。
スタバのフラペチーノならそれ一つで満足してお菓子なんて要らないのですが、
あっさりした緑茶なら濃厚な羊羹が食べたくなるのと一緒です。
(すみません謎理論です)
おつまみのカロリーはどれも高く、おつまみを口にしなくなっただけで下っ腹がスッキリしたのは当然のことっちゃ当然のこと。
いいこと⑦ メンタルがずっと安定。PMSも弱くなった?
嫌なことがあったら飲めばOK💕
お酒は嫌なことを吹き飛ばしてくれる─
お酒にストレス解消を求めてお酒を飲んでいる人は要注意かもしれません。
お酒は鬱やPMS(生理前症候群)をより強めてしまうらしいのです…。
鬱っぽいからお酒飲む → 鬱になる → お酒飲む → 以下ループ
・・のループに入ってしまうことは避けなければなりません。
生理前に酒量が増える人、お酒に気分転換を求めちゃダメです。
お酒を知らなかった10代の頃は、お酒がなくても別の方法で気分転換をしていたし、ストレス解消をしていました。
そう考えるとお酒でストレス解消!は危険な発想かもしれません。
たまに息のあった仲間とパーっと飲もう!なら良いのですが、その非日常の気分を家にまで持ち込もうとするとあっという間に毎日飲む習慣がついてしまいます。
私もそのタイプでした…
酒量が増える前にせめて週2日ぐらい完全に飲まない休肝日を設ける、自制をしないとお酒に飲まれてしまう人生になってしまいます。
「お酒=楽しい気分になる」は幻想かもしれない
お酒はアルコールが血中から抜けきるまでに48時間かかります。
1日の休肝日を設けたぐらいじゃアルコールが完全に抜けきっていないということ。
全くお酒を飲まない日は丸2日必要だと言われるのはこういう理由があるこからなんですね。
幸い、コロナ禍なので会社の飲み会はなくなり、外飲みに出歩く習慣もないので誘惑してくる友達もいないので「飲まない習慣」を続けるのは全く苦じゃなさそうです。
お酒を飲んでも別にメリットなんてないと知ったことが禁酒をさらに促進したのかも。
タバコを辞めた時も同じように心境の変化が起こりました。
タバコを吸うと心地よくなったり、モチベーションが上がると思っていたのは全て幻想で、タバコが脳にどう作用するのかの仕組みを知ったら、
まんま違法薬物と同じやんけ!!と驚愕しことで一気に辞められるきっかけを得た感じです。
タバコを辞めた時に読んでいた本
よくどうやってタバコ辞めたの?と聞かれるんですが、
当時流行っていたアレン・カー著『禁煙セラピー』を読んだことで目からウロコ体験が起こり、割とすんなり辞められた気がします。
実際にはこれを読んですぐ禁煙できたものの、2回目で完全禁煙を果たし、今に至る感じでしょうか。
この本の特徴として、タバコを吸うとこんな病気になりますよ!なんて警告じみたことは何一つ書かれていないのですが、
タバコへ対するマインドコントロールが外れて正気に戻るために力を与えてくれる本です。
賛否両論ありますが、読んでいないなら一読の価値あると思います。
意識を変わるので、もし失敗したとしても次は成功したりします。
お酒を飲まない生活も悪くない!むしろこっちの方が健康です
お酒を飲んだら気分がアゲアゲになって楽しくなり、楽しい時間を過ごすことができると思っていたのですが、実はそれも全くの幻想で、
お酒を飲んだ夜が楽しいと、翌朝がその反動で気分がズーンと沈んで後悔することに繋がりなります。(これもアルコールによって脳のドパミンを作用することによるもの)
コロナ禍でお酒の席がぐんと減ったこともあってか、お酒を飲まないで楽しむ生き方を自ら選ぶ若い人が増えているとか。
社交の場にはお酒が必要不可欠、なんて慣習もそろそろ見直される段階へ来ているのかもしれません。
これからもお酒を飲まない生活を続けていきますが、断酒とか禁酒!とまではいかず、お酒の席などの機会があればおつきあい程度で飲むのはアリだと思っています。
でも多分、元からお酒に強くないんで、お酒にはテキメンに弱くなっているでしょうね・・
ではでは。
*1:マシュー・ウォーカー著『睡眠こそが最強の解決策である』より)