テキトーエレガンス

テキトーでも人生うまくいく!

親だからと自己犠牲やガマンは禁物!子供に対してもちゃんと気持ちを伝えようと決めた。


こんにちは。Blissです。

 

以前から気に入って欲しかった靴がありまして、

お給料が出たので欲しかった靴を買ってきたんです。

 

ねえねえ見てみて!とこれ良いでしょ!と鏡の前で履いてウキウキしていたら、

うちの娘が「それ欲しかったんだ!」と言ってきました。

 

「ねえねえ、ママと私兼用でも良いでしょ?」

 

そうなんだ。それなら二人で交代で履こうか!とその場は

 

今日お出かけするから早速履いて良い??と言うじゃありませんか。

 

えまって、まだ私も履き下ろしていないのに・・?と一瞬ためらいましたが、

 

「子どものわがままにも理解ある母

 

を装いたかったのでしょうか、良いよと言ってしまいました。良くねーよ。

 

 

そしてその時気づいたんですね。

 

履き下ろしていない靴を、子どもであっても人に履かれるのがメッチャ嫌なタイプの人間だということに。💀

 

娘と私、足の形もサイズも違いますし、人が履いた後だと靴の中敷がその人の足型になるのがすごい嫌です。お分りいただけますでしょうか。

 

 

娘と母て分かり合えるけど分かり合いすぎてもダメ?

 

 

案の定、娘が出かけて行った後にめっちゃ後悔しました・・。

後悔先に立たず。

あ〜、ちゃんと断ればよかったな〜と悶々とし続け、

でもここでちゃんと伝えようか悩みました。

 

大人であればもし自分の気持ちを伝えたいとしても、相手の気持ちを汲み取ることができるので、大して苦労はしないんですが、

うちの娘ぐらいの経験浅い若い子ってアホじゃないですか。

 

伝えた言葉の表面だけかすめとって、

「何よ!ママが良いって言ったじゃない!」って怒るのが関の山です。笑

 

さらに、人から物を借りているという認識をすっかり忘れて、泥だらけになって返されるのが目に見えています。

 

年頃の子って被害妄想強くて、うっかり否定的なことを言ってしまうと

「私を否定された!」と捉えて厄介なんです。

 

これはおそらく社会経験がゼロからくる10代特有の捉え方なんですが、

だからと言ってここで親たるもの、なあなあで済ませてはいけない!

 

 

何はともあれ、一度は履かれてしまった靴。新品には戻らないので、

 

「ママは自分の靴を自分で履きたいから、次からは別々で履こう!」と伝えて新しい靴を買うことにしました。

 

新しい靴は勉強代ですね。

こちらの気持ちをしっかり伝えるのって難しいですね〜。こんなんで合ってたのかな・・。

 

次からはちゃんと嫌なこと、して欲しくないことは口に出して伝える。

そして何より、

 

娘に対して「ご機嫌取り」を取ろうとすること、自分を気持ちを差し置いて娘に譲ったりして押し付けることはもうしないようにしよう。

 

そう決めました。

 

 

 

自分の母親がしてきたことを娘にしている?

 

 

子供がいるお母さんお父さんは何と無く気づいているかもですが、

自分が「親とはこうあるべき」と目標になった人、つまりロールモデルは自分の親の存在がデカかったりします。っつーかモデルは自分の親です。

 

私も娘に対しての考え方が私の母そっくりになっていて、びっくりすることがあります。

私の母も、母の母、つまり祖母も自分の子供を優先するタイプでした。

 

美味しいお菓子をもらった、子供にあげよう。

お金をもらった、子供にあげよう、

観たいTVがあるけど子供の観たい番組を優先させてあげよう

電車の座席を子供に譲ってあげよう

 

これならまだ優しい母親像にすぎないかもしれません。

でもこの手のお母さんって、寛容すぎて、

 

 

娘に良い服を着せて私はボロを着ていよう

本当は私も習い事をしたいけど娘の月謝があるから我慢しよう

娘が私の容姿や体型のことをイジって傷ついても黙って叱るだけにしておこう

 

 

・・になりかねない。

はたから見たら、そんなことを言わず、お母さんもオシャレして自分にお金使って自分磨きしたら?と言いたくなるのですが、

 

これが自分のことになると途端に自己犠牲モードが始まってしまうのです。

特に厄介だと思うのが、

最後の

 

娘が私の容姿や体型のことをイジって傷ついても黙って叱るだけにしておこう

 

です。

 

これ、私は母に同じことをしてしまったことがあります。

子供の当時は少々ポッチャリ体型の母でしたので、体型をいじってしまったことは多々あります。(天国のお母さんごめんなさい)

 

その度に、そんなことを言ってはダメだよ!とたしなめるものの、

 

その際、お母さんの傷ついた気持ちを打ち明けられたことは一度もないのです。

 

大人になって母の立場になってみると、本当は傷ついていたんだろうなと・・しみじみ思うことがあります。

親は子供の自分より完璧な大人だし寛容だから傷つかない。ということは絶対にありません。

親だって傷つくし、顔や体型をいじられたらキレることもあるんです。

ホイホイ自分の持ち物を触ってほしくない。そんな気持ちあります。

 

その傷ついた気持ちをちゃんと子供に伝えるべきだと考えます。

 

そうか、お母さんも傷つくんだ。

こんなことを言われたら悲しい気持ちになるんだ!

 

子供が自分で気づきを得られたらすごい教育になりますよきっと。

 

 

母と子供で線を引いて、それぞれに別の人格・別の人生があると考えると楽になる。

 

 

極論かもしれませんが、母は母の人生があるし、子供には子供の人生がある。

だから親子だからと言って何でもかんでも共有しようとしたり、自分が犠牲を強いてまで尽くす必要は全くないんですよね。

 

母と娘の線引きが曖昧になって一体化してしまうと、自己犠牲が生まれる。

自分の意見や気持ちを押し殺して相手を優先しようとしてしまう。

 

これは気持ちの良いものではありませんし、「ママの自分勝手な自己犠牲」が繰り返されると、

 

自分=子供

 

になってしまう!

 

子供が巣立った時に自分のアイデンティティに悩み、

自分が好きなことも嫌いなことも分からず、ポッカリと穴が開いてしまうことにつながるんじゃないでしょうか。

 

 

海外ではオギャアと生まれた瞬間から両親とは別室に寝かせる慣習があることはよく知られています。

元夫は外国人でしたのでこの育児法は当たり前だと言わんばかりに、子供が3ヶ月過ぎる頃には別室で寝かす環境を整えました。

 

日本だと赤ちゃんがかわいそうだ!!なんて言われちゃいますし、日本の住環境もありますが大抵、親と子供の寝室を一緒にしています。

(私も畳の上で川の字に寝て育ったので分かります。)

 

これも紐解いてみれば、母と子は別人格であるという母子分離が根付いている証拠であります。

 

 

ツバメの親ってどこで寝ているんでしょうか。
Photo courtesy of Gratisography

 

 

 

もちろん自分ラブ&自分中心で、子供なんて草でも食わしておけば育つし〜、みたいになれと言っているわけじゃないのはお分かりかと思います。

絶対ダメですよ。それはただの育児放棄ですね!

 

私が高校生だった頃は母と体型も違うし服の好みも違ったので母の物を拝借しようなんて気持ちにはならなかったのですが・・

でも小さい頃は母の鏡台の上をあさって香水だとか口紅をつけて遊んでいた記憶が蘇りました。(そこでダメだと断らない母も母ですが・・)

 

ちゃんと嫌なことはやめてほしいと伝えることと、代わりにこうしたら良いんじゃないかとか伝えると10代のギザギザハートでもすんなり聞いてくれるかもしれません。知らんけど。

 

な〜んてことを考えた日曜日の午後。

 

女子高生ってやたら背伸びしたがって母親の持っているバッグとかコスメとかアクセサリーをやたら使いたがるんですよ!!

今までも「貸して」の名目で色々とシェアしてきたんですが、靴だけはダメだったようです私💧

 

ではでは。