余命6ヶ月の間にやりたいこと。
私たちは自分の好きなことをしているだろうか。
忙しく毎日のルーティーンを消化する。忙しさを言い分けにして何も行動せず
結婚して子育てして年を取って病院通いして死んでいく。
よく自分の好きなことを見つける究極の方法として
「自分の命があと数ヶ月しかなかったら?」 と自分に問いただすというのがあります。
残された時間があとあとわずかだったら、その間にやりたい事って何だろう。
おのずとやりたい事が見えてくる。
あとわずかしか時間がないと分かったらきっと、心の底からやり残した事をやりたいと情熱が沸いてくるはず。
最高の人生の見つけ方 (字幕版)はそんな無味無臭な毎日を送る側に何かの気づきを与えてくれる。
命の終わりが見えたとき本当にやりたいことが見えてくる
テキトーな記憶ですが、ある調査によると余命いくばくもないご高齢の人に
「人生で後悔していることはなにか」と聞いてみたところ、
殆どの人が何かをやったことより何かをやらなかったことを後悔しているんだそうです。
どれほどの人が思ったことを出来ずに死んでいくんだろう、と考えると怖くもある。
この映画の主人公、自動車整備工のカーターもその一人。(以下ネタバレあり)
カーターは突然の末期ガン宣告により、自分の命があと半年で尽きてしまうことを知る。
偶然同室になったワンマン大富豪のエドワードも余命宣告をされ、カーターと同じ立場に立たされる。
もってあと一年だと・・? ヤバい・・。
そこで初めて爺さん二人は命の尊さを実感します。
「車の油にまみれて働いてきたんだぞ!」
「やるっきゃねえ!」
お金だけはタンマリあるエドワードの助言でカーターは「棺桶リスト」、つまり死ぬまでにやりたい事リストを
こなしていく旅に出かける。
そう、最後の自分探しの旅。
写真掲載元:「最高の人生の見つけかた」
「光陰矢の如し」
人生早い。Blissも大台に乗ってからさらに人生の早さを痛感しております。
もうね、矢じゃなくて音速に達する勢い。
子どもがいるとどうしても子どもありきの人生になりますので
こういう言い方は余好きではありませんが、
自分を犠牲にして
「家族や子育てに捧げる人生」になってしまいがちです。
映画のカーターもそんな人生でした。
学生時代にできちゃった婚をしてやむを得ず大学を中退してしまいます。
なりたかった道を諦めて家族を食べさせるために賃金の良い自動車整備工にの職につきます。
孫に囲まれ幸せな家族を築いてきた一方、若い頃から働き詰めで「自分のため」には何一つしてこなかったことを悟ります。
子どもを見捨てるのかと責めたてる妻に対して
「車の油にまみれて働いてきたんだぞ!」と声を荒げる姿が印象的でした。
自分の命が残りわずかだと知った時、本気で自分のやりたいことと向き合えるとは何か皮肉ですね。
写真掲載元:「最高の人生の見つけかた」
ご年配の方向けの映画というよりはむしろ若い世代にも十分グッとくる映画だと思います。
出会いは美しい。
最後に素晴らしい友達でありメンターでもある人に出会えるっていいな。
ジャック・ニコルセンとモーガン・フリーマンが良い。
ずるいよ、ラストの方はもう目から変な汗が出てきました・・。
(Blissなんて主演がモーガン・フリーマンと聞いた時点で泣けますからね。
フリーマン氏は「ショーシャンクの空に」など数々の名作に出ているせいでもありますが、
何より、死んだじいちゃんに良く似ているという理由ですw)
やらずに後悔していることを挙げよう
Blissががんセンターで見たいのちの壁と直面した時の光景について前の記事があった。
↓ちょっとシリアスな話ですが読んでみてください。 bliss-blink.hatenablog.com
私たちは命は無限にあっていつも通り明日が来ると思っているから、
いつまでたっても重い腰を上げない。本当はやりたいことも何だかんだ理由をくっつけてやらない。
本当はやりたくない事を文句言いながらダラダラとやり続ける。
日々ムダに使いすぎている気がします。
確実に明日が来る保証はないんですけどね。
もう若くないから〜。子どももいるし〜。てか才能とかないし〜。てか金ねえし。
↑これ全部幻想だって書いてある本がありますから読んでみて下さい。
棺桶リストを作れとは言いませんが
「やらずに後悔していること」を探してみませんか?
「若い頃出来なかったこと」「あきらめたこと」を書き出してみる。
Blissも過去を思いだしながら「若い頃やれなくて後悔していることリスト」を作りました。
・留学やワーキングホリデーをしてみたかった
・都会に住みたかった
・もっと絵を勉強したかった
・旅行に行きまくりたかった
・劇団に入りたかった
...etc
挙げたのは一部なんですが、冷静に考えてみると今からでも実現可能なんじゃね?と気づきました。
特に都会に住む、とか絵を習うとかなんて子連れでもできますし、リストの中で一番ハードに見える留学だって
ハードルをぐっと下げて娘の夏休みを使って短期留学や語学留学をすればいい。
(お金の問題は別として)
あれ、何かオラ勇気がわいてきたぞ!?
少し勇気出して今からでも「それに近い事」をやってみると
人生何かドカーンと開けるかもよ?
若かれし頃を思いだしつつリストアップしていたら唐突に
・(昔の彼氏)について行けば良かった
が出てきました・・。
おいやめろ(泣)
いつも読んで下さってありがとうございます。