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【親知らず抜歯しました】上の親知らずの抜歯はカンタンだと言うけれど。


こんにちは。Bliss⋆* (@Bliss_Blink) | Twitterです。

先週の木曜日に長年放置していた親知らずを抜いてきました。

左上の親知らずが斜めにひん曲がって生えていたまま時々悪さをして困っていましたが何だかんだで一年経ってしまいました。

疲れた時など体の抵抗力が落ちている時に腫れて痛み出すとこれが大変。

痛みは徐々に左側の歯ぐき全般に波及して一週間ほど続くんです。

親知らずが腫れ出すと「いつものアレ」と称して鎮痛剤飲んで誤魔化しちゃう放置しちゃう。そうしていつの間にか親知らずとは慣れが生じるほどの間柄になっていました。

人って慣れると歯医者に行く動機を失います。

これホントです。慣れは禁物。

そして見て見ぬふりをしてしまった最大の理由は歯を抜くのが怖いから!

当然麻酔をしてから抜歯をするので口を開けている間に終わることは知っています。

だけど、怖いものは怖い!

意を決して歯医者に行った理由は、最近長かった髪をバッサリショートにしたし、引っ越したし、服も要らないものもみんな捨てたし、

なんなら自分も生まれ変わってやる!と決意してからの結構ヘビーな理由だったりします。

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ペンチのようなものにビビる

歯医者さんで親知らずを抜く、つまり抜歯となると作業台の上に置かれるものがあります。

これ怖すぎ。

テーブルにさりげなく置かれたデカいペンチのようなものに硬直しない患者はいないはずです。

歯科衛生士のお姉さんは私の目に入らないようさりげな~くテーブルに置いたつもりでしょうがバレバレです。

周りの器具と明らかに異質な大きさの万力(ペンチか)に目が釘付けにならないわけありません。

(こんな工具見たことあるぞ・・・)

抜歯用のペンチはまるで、父の経営する自動車修理工場のラックの上に無造作に置かれた鉄感丸出しの工具のソレと一緒に見えます。

(人間の感じる三大激痛のひとつが歯痛・・・)

そんな危険なフレーズが一瞬頭をよぎり、必死で打ち消します。

急性虫垂炎(盲腸ですね)の激痛もあの陣痛も経験したくせに喉元過ぎればなんとやらです。

戻ってきた先生によってステップ2の麻酔を施されました。

「チクンとしますね~」の後、歯肉に麻酔注射をされたら後は抜歯するのを待つのみ。

麻酔が効いて少しずつ鈍くなってくる歯ぐきの感覚に全てを託します。

先生を待つ間、生唾を飲んでしばらく待っているとけたたましく鳴るキッチンタイマー。

(サイは投げられた!さぁいつでも来やがれブルータス。)

先生が慌ただしく器具をカチャカチャ鳴らし、固唾を飲んで見守る中、予想に反して口の中を何やら探っている様子。

カチャカチャ・・・

聞き覚えのあるミシミシっという音の後、「ハイもう脱臼しましたからね~」と先生。

ここでやっともう抜いてるのだと気づく私。抜いているのを全く感じさせない麻酔ってやっぱりスゴイです。(もちろん先生もすごいです)

キノコのように斜めに生えた私の親知らずですが抵抗もむなしくベテランの先生の手業で何事もなかったように抜かれ皿の上に置かれました。

体感としてはわずか1分で抜歯完了。

皿の上でエリンギのように横たわっている私の親知らずを眺めながら、今まで大事に親知らずを取っておいた自分のアホさを悔やみはじめました・・・。

抜こうか迷って一年、こんなにあっけなく抜いてもらえるなら早く抜けばよかった!と今になって思います。

それにしても親知らずのしっかりとした根っこには驚かされます。

痛んだらすぐ歯医者に行きましょう。(笑)

本当の痛みとの戦いは抜いた後に。

実は親知らずの抜歯はこれで終わりではありません。

親知らずを抜いた後にはポッカリと空いた穴、つまり口の中には大きな傷口があるわけで、この傷が治癒するまでしっかりと口内ケアをしなければなりません。

麻酔のおかげで2時間ほどは何も感じませんが、麻酔が切れた後からが痛みの正念場。

ボディブローのように効いてくる抜歯の痛みと戦わなければなりません・・・

一般的に上あごの親知らずは下あごの親知らずに比べて抜歯も簡単で、抜歯後の痛みもそれほどないと言われています。

7年ほど前、右手上あごの親知らずを抜歯した時も軽く感じたのでよく知っていました。

しかーし、今回はなんか違う。

もう4日目なのにまだ痛い・・・。

あれ?こんなに痛かったっけ?と手持ちの鎮痛剤を飲む度に疑問に思ってます。

前回の抜歯では次の日にはケロッとしてましたし、処方された強めの鎮痛剤も飲むことはなかったくらいです。

今回は強めの鎮痛剤と言われるボルタレンも早々と飲みきってしまい、それでは足らずにドラッグストアへEVEを買いに走ったくらいです。

痛いというかジンジンうずく感じが収まらず、仕事も家事も手につきません。

歯痛のツボも押してみたけど効いてないみたいです。

歯の痛み(正確には歯ぐきの痛み)ほど人の集中力を妨げる存在はありません。

抜歯当日から3〜4日ぐらいまでは市販の鎮痛剤飲んでも効かず、何をしていても抜歯したところがこそばゆいので気を紛らわすのも大変。

6日目の今日ぐらいからやっと疼きが収まってきてEVEなしでも過ごせるようになってきました・・。

普段バファリンなどの鎮痛剤を飲むことがない体質の私がこんなに長い間飲んだのは初めて。

舐めてはいけないとしみじみ思いました・・。

親知らずの抜歯は若いうちの方が良い?

今回私が抜歯した時は治りやすい条件が揃っていたようで、当日の過ごし方について指導されたのは食事は抜歯した側とは反対側の歯で噛むことぐらいでそれ以上は特に言われなかったのは、比較的治りも早くカンタンな方の抜歯だったからかもしれません。

歯科の先生曰く、若ければ若いほど骨が柔らかく治りも早いのは本当のようで、逆に年取ってからの抜歯は治りも遅くなりがちなんだとか。

よく言われることですが、上の親知らずの方がスポッと綺麗に抜けるので抜歯後の痛みも少なく治りも早い。

今回ラッキーだったのは上の親知らずだったのと、斜めに生えている状態とは言え歯が歯肉からしっかり出ている状態なので掴めばスポッと抜ける親知らずであり歯肉を切開しなくても取り出せるケースだったこと。

たまたま痛くなりにくい条件が重なって軽く済んだのだと思っています。

一概には言えませんが、これが下あごの親知らずで歯肉に埋まっているケース(埋没)、真横に寝た状態で生えているケース、抜歯時に本人の体調が悪かったりなど条件が悪くなると大きく腫れ上がって痛みが長引いたりと予後も悪い場合があるのだとか。

実は私も左右両方の下あごの親知らずがまだ歯肉の中に残っています。

しかも歯肉の中で真横に寝ちゃっている最悪のパターンです・・。

どの歯医者さんも「悪さをしない限り起こさないで寝かしておく」という意見で一致していますし私もこれには同意です。

もう一生起きないで寝てままでいてお願い。

もし今、抜こうか迷っているくらいだったら抜いちゃった方がその後の生活が断然ラクになるので絶対良いです。

これは断言できます。

いつ悪さをするか分からない爆弾をわざわざ抱えているより、晴れるかもしれないけどその時だけ我慢して早めに対処しちゃいましょう。

若いうちなら特に!

アラフォーになると風邪の治りが遅くなるとか、体がしんどいとか、傷やアザが中々消えないとか、地味に悲しい話をよく聞きます。

今回の抜歯で確かにそう思うようになりましたし、もっと早く抜けば良かったと。

年取ると治りが遅くなるってこういうことかぁ~と、ドラッグストアまでの道をチャリで爆走しながらしみじみ思うのでした・・・。

一、二週間はやる気ないのでダラダラしよ。

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ではでは。