秋深まる今日この頃、
気がついたら影が伸びていてもうこんなに日が短くなっていたことに驚きます。
こんにちは。Bliss(@Bliss_Blink)です。
CMや映画などで使われていたピアノ曲をご紹介します。
叙情的で秋にぴったりの3曲です。
あこがれ、愛/ジョージ・ウィンストン
おそらく一度は聞いたことがあるあの名曲。
20年以上前ですが、テレビの「天気予報で使われていたのが印象に残っています。
さらに前にはトヨタのクレスタという車のCM曲とかウィスキーのCMに使われていたりだとか、
根強い人気があったことをうかがえますね。
当時私が通っていた中学校では放課後に下校時間を知らせるチャイムで曲を流していたんですが、
それがこのジョージ・ウィンストンの「Longing/Love(あこがれ、愛)」だったんです。
これが放課後の雰囲気にマッチしていてすごく耳に心地い。
誰もいない教室に差し込むオレンジ色の夕日、窓の外をチラチラと流れていく枯葉。
そんな思い出とともに深く印象に残って大好きな曲。
大人になってやっとこの曲のタイトルを知った時はすごく嬉しかったのを思い出しました。
ゴルトベルク変奏曲から「アリア」/J.S.バッハ
冒頭からグッと引き込まれてしまいます。
え〜この曲バッハだったの?と思うかもしれません。
バッハって庶民には敷居が高いイメージがあるのですが、ショパンと並んで街中のBGMとしてよく流れているほど実は庶民に浸透している曲多いです。
冒頭の「アリア」は特にとても親しみやすい曲だと思います。
最近の映画では福山雅治さん主演の映画「そして父になる」で使われていてたのが印象に残っています。
ちなみにゴルトベルク変奏曲はバッハ奏者の第一人者であるピアニストの故グレン・グールド氏が好んで演奏していた曲です。
グレン・グールド氏は大変個性的なピアニストでした。
氏がピアノ演奏する際は必ず小さな椅子を持参するのですが、お父さんが作ってくれたという小さすぎる椅子にこれまた体を小さく丸めて座り、
さらに演奏をしながら終始ハミングを歌うので、レコーディングされた曲でさえ氏のハミングが遠くで聞こえるというクセの強すぎる?スタイルで知られていました。
グレン・グールド氏のどの音源にももれなくふんふ〜ん♩とハミングが入っているので一目瞭然です。
ルドヴィコ・エイナウディ / Una Mattina
2012年のフランス映画「最強のふたり」のテーマです。
↓まず映画「最強のふたり」を観てから曲を聴くことをオススメします。
舞台はフランス、パリ。
不慮の事故で車椅子生活を余儀なくされてから固く心を閉ざしてしまったセレブのフィリップと、ひょんなことからヘルパーとしてフィリップを介護することになったスラム出身の青年ドリス。
水と油、生涯知り得ることのないであろう身分の二人が立場を超えてお互いを癒していく友情のストーリーです。
さらになんと実話です。
映画「最強のふたり(原題:The Intouchables)」は何度も観ているのですが毎回感動して泣いてしまいます。
表題の通りぶっ飛んでいて、でもちょっと悲しくて、見終わった後は心の奥底から清々しくなる映画で大好きです。
さて、この主題テーマの「Una mattina」を演奏しているルドヴィコ・エイナウディ氏ですが、
映画音楽などその世界では著名な方だそうで、ピアノ曲をメインに世界各国の映画・ドラマなどに曲を提供しているアーティストとのこと。
さて暖かかった初秋から段々と秋が深まりグッと冷え込んでくる季節になります。
体調を崩さないようご自愛ください。
3曲いずれもどこかホロリと切ない秋の雰囲気を感じる曲でした。
ではでは。