こんにちは。Bliss(@Bliss_Blink)です。
最近は忙しさもあり、頭の中はせわしなく常に心配をしている自分がいます。
仕事のこと、子どものこと、親のこと・・
日々の小さな心配は、真綿で首を絞められるようにじわじわとストレスを作っていきます。
やるべきことがいっぱいあるのに、一向に取りかかれないままで、
頭ばかり先行して先走ってしまう自分を呪ってしまいます。
もう考えるのもメンドクセ~となり、今目の前のやるべき事や私が置かれた立場もみんな捨てて、どこかの南の島にランデヴー(死語)したくなります。
私には自分のキャパを超えると放り投げるクセがあるのかもしれません。
人間は考えるのが大好き
「人間は考える葦である」とフランスの哲学者パスカルが言った「まんが世界の偉人辞典」に書いてあったような気がします。
ススキとか麦とかじゃなくてなぜマイナーな「葦」植物なのかは置いておいて、
人間なんてどこにでもあって吹けば飛ぶような「葦」のくせにアレコレたいそうなことを考えちゃって、
しかもその思考に生涯振り回されまくる不思議な生物のようです。
私たちは眠りに落ちる直前まで明日の予定を考えたかと思ったら、次の瞬間はこの間の失態を思い出してヤキモキし、
あの時なんでイエスと言わなかったんだろうと遠い過去のことを悔やむ生き物です。
そう。私たちは考えるのが好き。
考えてることなんて9割方過去に起きたことかまだ起きてもいない未来のこと。
本当はこんなこと考えたくないんだから〜と言いながら、考えても仕方のないことキリがなく考えては頭の中で現在・過去・未来を行ったり来たりしています。
では何で嫌なことを考え出すと止まらないんでしょう
それは思考に中毒性があるから。
実は嫌なことを考えるのがクセになってるから。
だから嫌だ嫌だと思いつつも悪い方へ考えることがやめられない。心配するのが止まらない。
あれあれ、これじゃまるでやめたいけど止められないお酒やタバコと一緒です。
それに、嫌で不快でどうしようもないことほど強~い中毒性があるのでさらにどハマリして
さらに自分が思考中毒になっている自覚のないまま悪い方向へズブズブと考えが沈んでいく・・
心当たりがないですか?
いいですか。やめたいのに止められないのは中毒ですよ〜。
私たちは誰でも思考中毒患者なんですよ~。
考えれば考えるほど脳みそに疲労が溜まっていきますし、「何もしてないのに超ダルい」なんて精神疲労にも繋がりますものね。
しかし時に思考はヒラメキやアイディアを与えてくれる最良のツールになります。
思考に振り回されることなく考えるべき時に考えて、それ以外の時はパッと考えるのを止めて目の前のことに専念する。
考える必要のない時にアレコレ心配したり妄想したりするのをやめる。
そんな習慣を身に付ける事ができたらサイコーだと思うのです。
今の時間に没頭しよう
私たちは普段から考え過ぎだと言うことは分かった。
じゃあどうすればいいの?
明日のことや過去のことを考えてヤキモキしているのに気づいたときがその時。
今目の前の世界に意識を戻してみましょう。
今しょうもないこと考えてた!と我に帰って意識を戻すだけ!
朝起きてから夜寝るまで、毎時毎分、沢山の動作をしています。
そのうち果たしてどれだけの行動、動作を「意識して」こなしてきたか覚えていますか?
おそらくほぼ全ての動作をぼ〜っと無意識でこなしてきており、その動作の最中は頭の中は上の空で思考でいっぱいのはずです。
これって結構コワいことでもあります。
私たちはすでに思考中毒に侵されていて、頭の中の思考だけで一日が完結してしまっているということに他ならないからです。
Photo by Adi Constantin on Unsplash
究極的には私たちの頭の中にある過去のことも未来のことも幻想に過ぎません。
ここに実体を持って存在しているわけではありませんし、
心配する未来の事なんてまだ起きてすらいないからです。
思考中毒から抜け出す方法。
それには、嫌な思考ほど甘〜い中毒性があるんだと知り、しょうもない思考に頭を支配されてしまったらすぐ目の前の行動に意識を戻すこと。
心配、不安、疑心暗鬼、妬みそねみ、自責・・
特にこれらの思考は猛毒であり強〜い中毒性があるので要注意。一度感情に浸ったらいつまでも感じ続けるのはやめて、なるべくそっとして触れないこと。
そしてそれらの感情を行動、すなわち運動のベクトルに変換することです。
頭から離れてなるべく意識を外へ外へと出した方が変換しやすいです。
頭に向けた意識を外へ反らしたら今度は目の前の行動に没頭する。
没頭。これ重要です。
アレコレ考える時間を少〜しずつ減らしていき、その時間を目の前の行動や作業に当てていく。
思考中毒体質から徐々に「考えない体質」に出来上がってきます。
そうするとうまくいく。
あれ?なんだか体が軽い、頭の切り替えが早くなったかも?
クヨクヨ悩まなくなったかも? 以前は躊躇していたことがスイスイ実行できるようになったかも?
・・・・・・
気がつけば色々うまくいくようになるはずです。
ペンギンさんは考えない
明日のことや過去のことを考えた事がない生物がいます。
それは人間以外のほとんどの動物がそう。
動物は一ヶ月前に自分が何をしていたかなんて過去の考えには及びませんよね。
明日はご飯にありつけるだろうかなんて心配もしません。
2〜3日前に木から落ちたことを悔やんだりはしません。
おそらく今ここにある世界だけに100%考えを巡らしています。
人間のように二足歩行をする「人鳥」、ペンギンさんも同様、
歩いているときの頭の中は歩くことそれだけに専念しているはずです。
歩く時はのっしのっしと歩くだけ。
人間様お得意の、「歩きながらアレコレ考えるマルチスキル」なんて持ち合わせていないようです。
氷の上をのっしのっし歩いている時は「餌を取りにいく」という目的はあっても、
「どうしてヒナは言う事を聞いてくれないのかしら?」とか「今日は何事もなく魚を捕まえられるかな〜」なんて心配して考えることは多分ないはずです。 (ペンギンさんに聞いたことないので真意は不明ですが・・・)
ちょっとそこ通りますよ。 のっしのっし。
寒さが続くこの季節。
自然と猫背になり筋肉は硬直してガチガチになっていませんか。
寒い時期は鬱になりやすいようです。
外で体を動かすと頭がスッキリして悩んでいた事やモヤモヤした考えが一掃されるところをみると、
やっぱり体を動かす事は自浄作用がありそうな気がします。
いつも読んで下さってありがとうございます。