テキトーエレガンス

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90年代に活躍したダンスミュージック系アーティストが続々とこの世を去っている件


こんにちは。Bliss(@Bliss_Blink)です。

先日のこと。

ボカロ好きの我が家の娘が悲しい顔をしていたので聞いたみると、ある有名ボカロP(ボカロプロデューサーの意)が昨日亡くなったと肩を落としていました。

そのボカロPの年齢を聞くとまだ30歳手前でさらに突然死だったとのことで、ボカロを聴いている若い子たちの衝撃はいかばかりかと心配になりました。

つい数年前も20歳そこそこで亡くなったボカロPさんの話を耳にしていただけに言葉になりません…。

かつて90年代に活躍して目にしていたアーティスト達の訃報を目にする機会が多くなった気がするのですが、気のせいでしょうか。

90年代に多感な10代をひた走っていた私に一番元気をくれたのは当時のダンスミュージックでした。

今のようなインターネットもスマホもなかったので、TVや雑誌などでしか見ることができなかったステージの上のアーティスト達は今以上にキラキラ輝いて映ったものです。

そのダンスミュージックを世に送り出したアーティストがひっそりとこの世を去っていたことを知った時の衝撃と言ったらありません。

全盛期を知っているからこそ突然の逝去が惜しまれる3人のアーティストを振り返ります。

Aaliyah/アリーヤ

R&Bの歌姫で若干14歳でデビューを果たしたアリーヤ(Aaliyah)も2001年に若干22歳にして飛行機の墜落事故で短すぎる生涯を終えてしまいました。

Aaliyah

アリーヤが不慮の事故で亡くなったと聞いたときは悲しかったな…。

アリーヤは私と年もさほど変わらなく親近感を感じて、デビューアルバム”Age Ain't Nothing but a Number”をよく聞いていたし、勝手だけどまるで友達を失くしたようでしばらくプチ喪失感に苛まれていました。

若すぎる。若いよアリーヤ。

映画にも出ていて、ジェット・リーと共演した映画はジェット・リーに恋するヒロイン役だった気がするんだけど(うろ覚え)めっちゃ可愛かった〜。

晩年、映画の主題歌になったR&Bチューン”Try Again"もヒットしましたね。

今でも10代の瑞々しくてキュートな姿が目に焼き付いています。

アリーヤと同時期に同じく事故で亡くなったメラニー・ソーントン

キャッチーなユーロダンスユニットがメインストリームだった90年代、ヒット曲「Be My Lover」や「Sweet Dreams」で日本でも有名になったユーロダンスユニット「La Bouche」。

La Boucheのヴォーカリストとしてソウルフルなヴォーカルを残したメラニー・ソーントンさんも2001年に乗り合わせたクロスエア航空3597便の墜落事故で亡くなっています。


La Bouche/Sweet Dreams

”2001年”に”飛行機墜落事故”と奇しくもアリーヤの不幸な事故と重なり、さらにお二人とも人気真っ只中の事故死だったために強く印象に残っています。

Urban Cookie Collective / Diane Charlemagne

90年代のUKユーロダンスと言えばUrban Cookie Collective!

「The Key The Secret」「Sail Away」「High On A Happy Bibe」などキャッチーでポップなダンスナンバーが多く、ボーカルDianeのパワフルすぎないシルキーな歌声は当時中学生だった私の心をグイグイ掴んでくれました。

特にヒットした「The Key The Secret」は当時、テレ朝の情報番組のオープニングテーマになってたはず。

腎臓がんのため2015年にご逝去したそうです。あなたのシルキーヴォイスを忘れません!Rest In Peace。

Robert Miles ロバート・マイルズ

ロバート・マイルズが死去したニュースは衝撃だったかもしれない。

美しく儚げなピアノのリフレインが耳に残る名曲”チルドレン”の作者と言えばロバート・マイルズ。

リリース当時某TV局で曲で流したところ、曲の名前に関する問い合わせが殺到したという。

美しく哀しい曲"Children"は、若者たちの自殺による早すぎる死を憂いた曲でした。

"Fable(寓話・物語の意)"も好きでした。曲はどれも物憂げな曲のベースにはロバートの本質にある深い愛とか優しさを感じられる曲。

"Children"は時々無性に聴きたくなるんだよな〜

闘病の末、2017年に転移性がんのため亡くなりました。安らかに。

アヴィーチだけじゃない。才能あるアーティストの早すぎる死

2018年にはEDM界の有名DJ”Avici(アヴィーチ)”も人気絶頂の最中、帰らぬ人となりました。

身を削るように創作活動に没頭して、めちゃくちゃなスケジュールの連続で体に相当な負担がかかるんでしょうか、音楽業界ってやはり”短命”のイメージがつきまとってしまいます。

ましてアヴィーチはDJであり、連日連夜、夜通しでステージに立っていたはず。ブースターでエネルギーを爆発させるライフサイクル。

太く短い”刹那的”な生き方そのものを表現して、パーティが終わりを告げる時のようにあっという間に天国へ行っちゃいました。

全盛期の27歳に突如この世を去るアーティストの多さから「クラブ27」と密かにささやかれているらしく、

「アーティスト=短命」なイメージは共通の意識なのかなと実感します。

2018年の衝撃的なアヴィーチの死も、まさに絶頂期と言われる最中の突然死だっただけに、ファンはそこはかなく創作しまくって世に出し続けるということは、命を少しずつ削り取っていくことと同じなのかもしれないと感じたと思います。

さて、ここからはあくまで超個人的な独断と偏見の話なので不快でしたらスルーしてください…。

EDM界で飛ぶ鳥を落とす勢いだったアヴィーチの突然の死によって、まことしやかに「自死」ではないかと噂されていました。

ボロボロの体を押して多忙を極めた中、ふと衝動的に自ら命を絶ったのではないか、たとえ憶測であっても十分ない理由がありました。

スポットライト=光の部分が強ければ闇の部分、つまり影も濃くなります。

亡くなる少し前は体もボロボロで入院したりと決して順風満帆な訳ではなく心身ともにギリギリの状態でDJを続けていたと聞きます。

個人的にアヴィーチは「INFP」だったのではないかと思っているので、アヴィーチの本質である瑞々しく繊細なハートが、不特定多数の人によってガシガシと侵食されていって時には搾取されて、最終的に心もろとも壊れてしまったのかな〜と、あくまで個人的な憶測ですが疑いを隠しえません。

否応無しに「売れっ子クラブDJ」のスターダムにのし上がって「大成功した売れっ子DJ」のレッテルを貼られ、連日夜通しのレイヴパーティに引っ張りだこだったわけです。

持ち前の繊細さに反して曲がどんどん売れてしまい、才能と”AVICI”が一人歩きしてしまった。

本当は自室にこもって曲を作ってネットで提供する「ボカロP」のようなスタイルの方が合っていたんじゃないかな。そして自らもそれを望んでいたんじゃないか。

扇情的なクラブシーンも、それに魅せられて来るセレブも美人モデルもいらないから、ただ黙々と曲を作って内輪だけで盛り上がりたかったんじゃないかな〜と。

勝手にそう感じています。

神様は才能ある人をどうして連れて行っちゃうのでしょうか。そんなことを考えながら、彼らの残した音楽に寄り添うことにします。

ではでは。