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ひとり時間の楽しさを食わず嫌いしている人はかわいそうだ


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こんにちは。Bliss(@Bliss_Blink)です。

先日会社でこんな会話がありました。

先輩のKさんの趣味はロードバイク

休日となるとひとりで繰り出し、自然の中を何十キロも走るのがストレス解消になると楽しそうに話します。

それを聞いたある先輩女性はこう言いました。

「え〜〜さみしくない?」

Kさんはカチンと来た様子もなく反論するわけでもなく、カラッと言い返すのです。

「もったいないな〜。ひとりの趣味って楽しいのに」

機転を効かせた返しに思わずグッジョブ!と思ったのは私だけじゃなかったはずです。

ひとり時間の楽しさを食わず嫌いしている人はかわいそうだ

近年よく耳にする「おひとりさま」という言葉。

これはいつもひとりで何かを楽しむ人、年齢が高めの独身層のことを揶揄する言葉だそうです。

よく居酒屋の店員さんが案内してくれる掛け声の「一名様ご来店〜〜!」にかけているのでしょう。

どこかネガティブなイメージがついています。

年齢が下がると「おひとりさま」は「ぼっち」とさらに容赦しない言葉に変化します。

私たちは普段からひとりになることを恐れすぎているために

「おひとりさま」でいる人や「ぼっち」な人を見るのが耐えられません。

ホラ思い出してください。女子のみなさんなら一度や二度経験したであろう

「連れション*1」なんて男性から見たら滑稽に映るでしょう。

「ひとりとかさみしくない?」と的外れなことを言っちゃった先の女性の特徴はこうです。

学生時代は連れトイレに休日はひとりになりたくない(ひとりだと思われたくない)から血眼になって予定を埋め、

「さみしい」が口癖で常に彼をキープし、SNSのプロフィールには「さみしがり屋」とさみしいアピールを欠かさないのでしょう。

おそらく誰か一緒にいないとひとりでカフェにもマックにも行けないし、

ランチの時間にひとりなんてされようものなら、キョロキョロとミアーキャットのように首を伸ばして辺りを見回し、

一緒に食べてくれる人を必死こいて探すはずです。

頭の中はこう思っているに違いありません。

「誰かに見られたらどうしよう・・!ひとりだと思われたくない・・!」

なぜなら「ひとり恐怖症」にとってひとりになることで死んでしまうほどのダメージをくらうからです。

そもそも外向的な人は一人が苦手?

外向的な人は人と一緒にいればいるほど安心する傾向があり、人と会うことでストレスを解消しているというデータもあるそうです。

bliss-blink.hatenablog.com

外向的な人すべてが該当するわけではないと思いますが、

ひとり時間を作るぐらいだったら友達や家族と楽しく過ごしたいと思うのではないでしょうか。

映画とかで出てくる「ちょっとひとりにしてほしい。」なんてアンニュイなセリフは存在しないのかも。

内向的な私はそもそも四六時中人といると疲れちゃうタイプなので、

24時間人と接する環境に置かれたら確実におかしくなります。(笑)

定期的にひとりになりたくてたまらなくなる時は一人でぶらっと出かけたり部屋にこもったりします。

ひとり旅もいいな。

誰にも邪魔されないこの時間は至福であり最高の贅沢だと思っています。

私にとってひとり時間は充電の時間でもあるわけです。

お遍路さんは最高の“自分探し”

先日、夕方のニュースの特集で外国人のお遍路さんを取材していました。

お遍路さんはあのおなじみの白装束に笠をかぶり、四国四十八カ所の霊所をひとつづつ巡って行脚する人たちのことですが、

諸外国からも沢山の方がお遍路を実現するため四国を訪れるそうです。

お遍路をしている外国人の方に理由を聞いてみると面白い傾向がありました。

何かと決別するため、またはなんらかの踏ん切りをつけるため、

大きな決断の迷いを断ち切るためなど、

「自分と向き合う」目的で訪れる人の多さに驚くのです。

これはへぇ〜〜となりました。

確かにお遍路さんはその優しげな名前とは裏腹に、総移動距離は1000km近くにもなり、

本来の徒歩でのお遍路ですと持っている杖の底が磨り減って3分の2近く短くなるほどの

精神的にも肉体的にも過酷な旅となります。

その間、ひとりで黙々と移動する時間があります。

私もド田舎の出身なので自然の中の静けさがよくイメージできるのですが、

車が通る以外は自分の足音や呼吸の音しか聞こえず、

自然と自分が対峙しているような奇妙で、それでいて神聖な感覚さえ覚える事があるんですよね。

きっとお遍路さんも同じ事を考えているんでしょうか。

それとも心を無にして、右足左足・・と歩いているんでしょうか。

いづれにしてもお遍路が終わると憑物が取れたようにスッキリして帰ると聞いて、

お遍路さんは究極の「ひとり時間」で、

自分を浄化する最高の時間になっているに違いないと確信しました。

子供が独立したらお金を貯めてひとり四国へ旅立ちたいッ。

お遍路をバケットリストに加えました。

周りからは「さみしくない?」と言われちゃいそうですが。(笑)


ひとり時間を楽しめる人は向上心のある人だ

もう気乗りのしない合コンや飲み会などに行くお金を自分のひとり時間に回す、

これだけで自分への投資行為ができると思います。

数千〜一万くらいの飲食代があったら本が何冊も変えるし、そのお金で習い事もできるし貯蓄にも回せます。

自分への「投資」だと信じ込んで「浪費」してはいけない。とは

ベストセラー「3000円投資生活」の横山光昭さんの言葉です。

ひとりになるのがたまらなく怖い人は自分を見失っているため、

自分に自信がなく本当の自分を直視することができません。

周りに流されて、家族に流されて、ふと立ち止まり「私何のために生きているんだろう」とか

「私何したいんだろう」と気づいちゃうのがこの手のタイプの人だと思っています。

だからこそひとり時間を取入れて、自分の内面と向き合う時間を作るべきだと思うのですがね。

余計なお世話でしょうか。

いつも読んで下さってありがとうございます。

ではでは。

*1:連れション・・ひとりでトイレに行きたくないために友達も連れてトイレに行くこと。女性特有のナゾ習性