今日で長かったお盆休みも終わり、連休明けの溜まった仕事のことを考えると身震いしそうになります…
…な〜んてことはなく、先週の金曜日に出勤したおかげで仕事もさほど溜まっておらず「連休明けの恐怖」を神回避することができました。
こんにちは。Bliss@Bliss_Blinkです。
お盆の連休中、ふらっと実家に帰ったのですが、
母と二人でお茶を囲んでいるとき、その場にいない父(我が家ではオヤジと呼ぶ)の話になったのですが、そこで父に関する意外な事実が判明しました。
ジョーク好きで人たらしという、けっこう飄々とした印象があるうちのオヤジ。
自営業を営んでいるせいか昔から妙に友達が多くて、仕事している時よりも来客に追われている時の方が多いんじゃないかってくらいの人たらしかもしれません。
だから当然、子供ながらにも社交的な人な〜ぐらいに思っていたのですが、母曰く、実はまったく反対で本当は内向的な性格なんだそう。
どこがやね〜ん!!
あれだけ意識が外に向いてながら内向的とはいかに!?と、ちょっと信じられないところではありますが、
一見すると社交的(外向的)なのに実は内向的という点では、娘である私もうなづけるところがあるのです。
社会の顔とプライベートの顔を使い分けている
実は似たようなタイプの人に何度か遭遇したことがあり、接客業で働いていた時などは、ぱっと見はすごく明るくてお客さんにも積極てに声がけをしてグイグイ接客。きっちり売り上げノルマを達成していくのに、その実は内向的だという「ギャップ萌え」な従業員たくさん見てきました。
接客業という仕事がそうさせるのか、はたまた社交的風な人は接客業を選びがちなのか…。
長く販売職をやっている先輩が、この業界は内向的な人多いんだぜ〜なんて言っていたので、あながち嘘じゃないかもしれませんね。
社交的な姿は社会の中で”演じている”仮の姿=「ペルソナ」だろうと推測できるのですが、ペルソナをかぶっているなんて知らなかった私は、このギャップの存在に驚きまくったわけです。
いつも明るいあの人も、実は外にいる(社会にいる)時とプライベートな時で思わぬギャップがあるかもしれませんよ。
内向型=おとなしい人ではない
Photo by グリーンスムージーを飲みながら読書女子の写真
よく勘違いしてしまうことの一つにこんな誤解があると思います。
それは内向型=おとなしくて内気と言うもの。
え?違うの?と思ったあなたは外向型と内向型の本質を勘違いしています。
内向型は意識を向ける方向が自分の内側に向かいやすい傾向がある性質というだけで、決しておとなしくて内気な人ばかりがそうだとは言い切れません。
一見すると深慮深くて物腰が柔らかく大人しそうだけど、一人は嫌だ!人の中にいるとパワーがもらえる〜!という”実は外向型”もいれば、
私や私の父のように、明るくてユーモアがあって友達とワイワイできる人が実は一人が好き!早く家帰って一人になって英気を養いたい!…とボヤく”隠れ内向型”もいます。
加えて、外向型100%、内向型100%とどちらかに偏っている人は少なく、大抵のどちらの気質も兼ね備えているようなので、外向型=ポジティヴ・活発・明るいに違いないとか、内向型=ネガティヴ・スロー・おとなしいなんて決め付けられないということ。
社交的に演じるのが上手な内向型がいる
Photo by 過労でぐったりした牛人間の写真
ハイハイそれ私で〜す!と思った人がいるかもしれません。
本来内向型な私も、人前に出るときは「ペルソナ」という仮面をかぶり、コミュ力あって空気読めて面白い人の姿を必要以上に演じちゃうところがあります。
やっぱり現代の社会ではまだまだ、社交的であればあるほど良いと思われているので、人間関係のコミュニケーションをスムースにするために多少無理してでも繕ってしまうのは仕方ないことなのかもしれません。
社会にいるときの外向的な自分と内向的な自分を見事に使い分けていた”ギャップ萌え”な人は芸能人にも。
「男はつらいよ」で寅さんを演じた名優・渥美清さんです。
渥美清さんというと、人たらしで気っ風のいい「寅さん」役の印象が強いのですが、意外にも私生活では自分だけの部屋に家族も寄せ付けない空間を作って一人でこもることが多かったことは意外と知られていないようです。
人がいればいるほど体力を消耗してしまう内向型にとって、映画制作会社含めたくさんのスタッフの中で、コミュ力抜群の寅さんという役柄を演じるわけですから、俳優という仕事はつくづく大変な仕事なのだと推測できますよね。
似たような芸能人は実はたくさんいて、華やかでワイワイしている芸能界から一歩離れると私生活では真逆の部屋にこもってゲーム三昧の生活を送ったりなんてエピソードを聞くと意外に感じますね。
ただでさえ注目される芸能人ですから極力人目を避けたい気持ちはあるとしても、人付き合いを避けてインドアで疲れを癒す(気力体力を充電する)人が多いというのは内向型そのものなのかもしれません。
私は内向的なくせにキャッキャと盛り上がりたい性格で、お祭りごとやパーティ大好き。しかし集団にいるとものすご〜く消耗してしまうところはちゃっかり内向型タイプなので、必ずその後に心も体も充電するひとり時間が必要です。
実は内向型だと思っていない
自分は外向型だ内向型だと即答できる人は案外少ないかもしれませんね。
人とワイワイするのが好きで本当は外向型だと思っていたのに、人に会えば会うほど疲労困憊するのでなぜだろうと思っていたら実は内向型だった、というケースもあります。
ケースというかこれ私の実体験なんですけどね。
大抵集団の中や人と会ったりすると疲れちゃう。だけど人の中に入りたくなる、人の輪の中に入りたい、という飛んで火に入る夏の虫状態のことを言います。(笑)
自分が社交的だから外向的に違いないと信じているのに、誰か人に会うとその日他の予定を入れたくなくなったり、集団の中にいて帰ってくるとバタンキューになったり、何だかんだ言ってひとり焼肉やひとり旅が大好き!なんてことを言っちゃう人はほぼ間違いなく内向型の素質あります
だって外向型はひとりになるのなんて死ぬより怖いこと。人の中に入れば入るほど元気になるので、一人になる=消耗することなんです。
外向型と内向型とここが根本的に違〜う。
こんな自覚のない”隠れ内向型”は多いのかもしれません。
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さて、最初の私の父の話に戻りますが、ひょっとすると私の父、うちのオヤジも社会で演じている姿=ペルソナの使い手なのかもしれない─。
演じている姿がどうであれ、それぞれが気力や体力をチャージできる環境を尊重し、特性を理解していけたらもっと人間関係もスムースにいくのではないか。
…そんなことを思ったお盆でした。
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