こんにちは。Bliss(@Bliss_Blink)です。
↓前回、内向型のトリセツについて詳しく書かれた本に感動したという記事を書きました。
私が思うに、自分は内向型だと信じている人の割合って相当いるんじゃないかと思うんです。
そんな人は多分、外向型が良しとされる社会では周りに合わせざるを得なくなり、社交的な人柄を装っているので分かりにくいです。
でも心の中で私はそうじゃないと無理をして自分を抑えて生きている。
どこか疎外感を抱えて毎日何となくやり過ごしている内向型の人が生きていくにはどうしたらいいのか。
前回同様、「内向型を強みにする」の著者マーティ・オルセン・レイニーさんのアイディアを元に内向型処世術を私なりに探ってみました。
- 社会は外向型ありきにできているから無理をしない
- 自分一人になる時間を作るのを忘れずに。
- 勝手に落ち込まない
- 自分のペースを崩さないようにする
- レッテルを貼ったり勝手に思い込まない。
- 大きな壁があっても大丈夫。コツは一歩ずつ進んでいくこと
- 内向型でもうまくいく3つのヒント
- リラックス&頑張リすぎないことこそ内向型の生きる道!
社会は外向型ありきにできているから無理をしない
社会は外向型のために出来ているー。
「内向型を強みにする」の著者マーティ・オルセン・レイニーさんはまだ世の中は外向型であることが良しとされると伝えています。
「明るくおおらかに!友達をいっぱい作りましょう!」なんてスローガンはどこの小学校にもあったはずで、親も子供には外向型であってほしいというのが本音です。
友達100人できるかな〜なんて歌ありましたが、昔はそれくらい「引っ込み思案」は許されず、友達の輪に入れるよう指導されてきました。
さらに社会に出たら大人同士の付き合いもあったりと、大なり小なり「コミュニティ」というものからは逃れられませんものね。
私の元夫の話になりますが、前述のマーティさんの旦那さんと同じ、超が付く外向型で私は色々苦労しました。(笑)
休みの日になるとどこかへ連れ回され、友達に引き合わされ、この人は一人になったら死ぬんじゃないかと疑問がわくほどのエベルギッシュな人でした。
まさに彼の関心の全ては外へ向いており、うっかり内側にでも向いたら最後、居心地悪くてあっという間にエネルギーがなくなっちゃう。
私のような内向型要素がある人を見るたびに理解に苦しみイライラしていたようです。
マーティさんによると、外向型と内向型は実際体のつくりも脳の作りも違うので、内向型の人は特にハイパー外向型の人とは分かりあえないということ。
水と油、月と太陽、金星人と火星人なんです。
社会ではまだ外向型が歓迎されがちであり、オープンな生き方こそが幸せであると錯覚するほど内向型な生き方がないがしろにされている気がします。
学校や社会では明るくコミュニケーションが上手で社交的な人がカーストの上位にいて、SNSでは外交的そうな誰かが私と友達になって!と言っている。
内向型100%はともかく、そうでなかったらある程度外向型を装って生きることはできます。
しかし自分の性質を無視して無理をするとどこかで一気に崩れるんです。ある時一気に世の中がイヤになって「もうイヤだ〜!」と投げやりになってしまうそんな経験が私にもありました。
そんな「外向型な誰かの生き方」を真似して生きるのはや〜めた!と決意しませんか。
内向型な自分そのまま良しと認めてあげてください。
イヤだと思うことはしない。
行きたくないのに無理して大人数の集まりとかに行かない。その時感じた体の感覚を見て見ぬふりしない。
これだけであなたの気力体力を消耗させるイヤなことから身を守ることができるんじゃないかと思います。
自分一人になる時間を作るのを忘れずに。
マーティさんは外向型と内向型、一番の性質の違いとも言えるのが「エネルギーの充電方法にある」と伝えています。
エネルギーとは文字通り体力や気力のことだと考えてください。
例えばこんな時。心身ともに疲れたな〜と感じた時、どうやって元気をもらうかということ。
早く家に帰って一人ビール片手に映画でも観たい。一人にしてくれ! → 内向型
早く居酒屋にでも行って誰かと会ってワイワイ話したい。 → 外向型
簡単な例えですが、外向型と内向型はこれだけ正反対のベクトルで元気をチャージしようとするのです。
リア充またはウェーイ系と呼ばれる超外向型な人たちが、疲れていても休日こぞってカラオケやバーベキューに行くのは元気になりたいからなのです。
内向型強めの私からしたら逆だろ逆!と意味がわからない。
内向型の人が無理してそんな真似をする必要は全くありません。
無理して外に出て行って人と会ったりなんかしたらエネルギーを充電できず、すっからかんになって消耗してしまいます。
内向型には必ず一人になってリラックスする時間が必要なんです。
マーティさんは内向型にとって一人になる時間は絶対不可欠であり、内向型を作っている「
ハンモックに横たわって雲を見つめている時や、ただくつろいでいるとき、あなたが作動させているのは、この系である。
体はエネルギーを消費するのではなく蓄えている。
のんびり物思いにふけっているとき、内向型の人の”快感のヒット”は放たれる。この系は力を回復させ、いざというときフルスロットル・システムを使えるようにする。
内向型を強みにする「スロットルダウン・システム エネルギーを節約する」より
疲れたなと感じたらちょっと高いワインでも買って家に帰ってアマプラで映画でも観たり、
一人でホッとできる時間は、内向型を作っている副交感神経系ヨロコブ至福の時間。
フレグランスキャンドルやアロマテラピー、ゆっくり淹れたコーヒーやハーブティなども良いですね。
ふわふわのラグを敷いて、その上に簡単な椅子を置いて、読書灯なども灯せば簡単なリラックスコーナーの出来上がり。
私はこれを勝手にコージー(心地よい)プレイス(場所)と名づけて部屋の片隅にもうけてあります。
私の「最強のコージープレイス」は、茶色いPCデスクにFrancFrancで買った赤いライトの白熱灯の下、お酒を飲みながら思案したり空想したりするのが至福の時です。(ハタから見るとただのヤバイ人です)
座るたびに疲れがリセットできると体が覚えれば完ぺきですね。
家族がいたり小さい子供がいたりして自分の時間が取りづらいならキッチンの横にカウンターチェアを置いてランプを灯し、そこを「コージープレイス」にするのも良いかもしれません。
とにかく何らかの形で一人になれる空間を作ってみませんか。
勝手に落ち込まない
内向型の人は一つのことを考え出すと思案が止まらず、頭の中でああだこうだとこねくり回してしまいます。
考えすぎると人はネガティヴに引っ張られてしまうもの。
いつの間にか過去に後悔とか、自己嫌悪とかになっていたらそこでストップ。
考えすぎちゃうのはあなたのせいではなく体がそうなるようになっているから。
私も意識しないと勝手に悪い方へ考えるタイプなのですが、脳のなかでうんと長い思考回路を通らないと決断が出なかったりする内向型の物の捉え方の特徴があるので、
もうこれは内向型の特性だと思って、考えが悪い方向へ行っていると気づいたら止めればいいです。
一人時間が必要なのも、悩みやすいのも、そして疲れやすいのも、体がそうなっているから変えようがないと堂々としていましょう。
ただやってはいけないことが一つ。
外向型になれない私はダメなんだと自分を否定するのは絶対にやめること。
内向型の人って自分を否定することがクセになっている人多いです。「どうせ私は〜」とか頭に浮かんだら要注意。
普段から自分を否定しまくっている証拠です。
自分のペースを崩さないようにする
内向型の人は外向型の人よりも、ゆっくり食べ、ゆっくり考え、ゆっくり働き、ゆっくり歩いたりしゃべったりする。なかには、生涯かけてウサギになろうと頑張ってきた人もいるだろうが、内向型人間はスローダウンした方がどれほど幸せになれるかに気づくべきなのかもしれない。
内向型を強みにする「自分のペースを設定する」より
ウサギとカメのカメほどスローでなくても、おそらくほとんどの内向型の人のペースは自分が思っている以上にゆっくりペースの方が落ちつんくんじゃないかと思います。
ちょっと忙しくなって自分の周りが目まぐるしく動いているように感じるとついていけなくなり体調を崩しがちなのはゆっくりペースに反しているからかもしれません。
しかし社会はウサギであることを要求してくるんですよね。😕
ウサギ社会についていこうとする姿は、まるで高速道路で車の流れに合流できずいつまでも合流車線にいるようです。
ちょっ!ちょっと待って!!と言いたくなります。(待ってくれないけど)
周りが異様に早く動いているように見えたらそこでストップ!ペースを崩さないでと体からサインが出ている証拠です。
内向型の人はひとつか二つの分野にしぼれるなら、ややこしさを楽しむことができる。しかしプロジェクトの数が多すぎると、すぐに圧倒されてしまう。
内向型を強みにする「刺激は好き?嫌い?」より
自分の体は「ゆっくり型」なんだと理解して、いくつものことを同時にやろうとせず一つか二つの分野に絞ることが肝心かもしれません。
それは例え自分が大好きなことであっても同じこと。
楽しいことだと余計に刺激が強すぎて疲れてしまうことにつながるので、楽しい時こそ取り掛かるのは一つか二つぐらいにしておきましょう。
レッテルを貼ったり勝手に思い込まない。
「石橋は叩いて渡る」を時でいく内向型は物事を慎重に考えます。それは時には余計な苦労、つまり取り越し苦労になってしまうことがあります。
内向的の人の多くは取り越し苦労をする。前もって起こりうる災禍を予測したり、前回出かけた時どんなに疲れたかを思い出したりするのだ。
これによって、パーティに対する不安はますますふくらむ。
もしあなたがシャツにシュリンプソースをこぼす自分の姿を思い描いたり、結婚式のあと、トボトボ家路をたどる自分を想像したりしているのなら、その不安から気をそらすよう勤めることだ。
内向型を強みにする「内向型人間が社会で成功するための7つの戦略」より
著者マーティさんの国では習慣的にパーティを開いちゃうの文化があるので、日本とは事情が違うかもしれませんが仮にパーティが「飲み会」とか「合コン」とかあるいは「友達と会う」など、何か大きなイベントの前だと考えるとシチュエーションが想像できるかもしれません。
(行く前から誰かにこう言われたらどうしよう。もし二次会行くとなったら行くべきか・・。
酔って醜態晒しちゃったらどうしよう。次の日仕事だから二日酔いにならないよう歯止めが効くかな・・。)
やりもせず考え出すのが止まらなくなり、どんどん不安が大きくなってしまいにはピシャリと心のシャッターが閉まっちゃう。そして最後はいつも「やっぱり行きたくない・・」となった経験はあるはずです。
こういう考え方のクセなんだ。このパターンで考えるようになっているんだ。と一旦気づいて、その上で「いつものパターンにハマっちゃった。いつも取り越し苦労になるから無視しよう」と軌道修正すればOK。
取り越し苦労はいわば勝手な「思い込み」です。過去にたった1回だけ起きたことやたまたま起きたことを引っ張り出して、今回も同じようなことが起こるんじゃないか・・と不安がっているだけなんです。
過去に
大丈夫。
どうせ想像したほど嫌なことは起こらないし、心配したことは起こりませんから。
大きな壁があっても大丈夫。コツは一歩ずつ進んでいくこと
細かな部分、小さなステップに分割すれば、成し遂げられないことはほとんどない。小さなステップのすばらしい点は、たちまち被圧倒感を緩和してくれることだ。それはわたしたちを前に進ませる。
内向型を強みにする「自分にとってほんとうに大切なものは?」より
目の前の仕事が大きいとその仕事にどれだけ消耗するかを想像してしまう内向型。「ぜったい無理!」と尻込みする前に、大きな仕事を分解して小さなステップにするやり方をマーティさんは勧めています。
内向型でもうまくいく3つのヒント
マーティさんは内向型が限りあるエネルギーを有効に使うために守るべき3つのヒントをあげています。
その中で重要なのは自分に活力を与えてくれるものはないだろうかと自問してみること。
人生の意義を追い求める内向型にあって、自分が本当に好きなものは何だろうか、自分が自分らしくいられることは何だろうか、朝飛び起きたい気分になるワクワクさせてくれるものは何だろうか。
またこんな質問を投げかけることで自分が本当にやりたいことが見えてきます。
それは、自分の死亡記事で「〇〇さんについて」と新聞記者に書いてもらうとしたらどんな自伝を書いてもらいたいだろうか。
まだやったことがないこと、習ったことがないこと、成就できなかったことのリストを作り、人生終わるまでにやり遂げないことを書き出してみることです。
リラックス&頑張リすぎないことこそ内向型の生きる道!
今回はかなり感銘を受けた「内向型を強みする」から自分なりに参考にできて、今日からすぐ取り入れられるところをまとめてみました。
今まで内向型についてここまで説明してくれた本ってなかったので、そうなんだよ〜!それそれ!と言いたいことを代弁してくれたようで私にとって救いを感じる本でした。
誰にでもTPOによって外向的な部分も内向的にもなれるとマーティさんは言います。しかし、あなたを作る「ベース」が外向型か内向型かによってこんなに体の作りも考え方も違うと分かるだけで、
どうして誰かのように振る舞えなかったのか、あの時とっさに行動できなかったのか、今までの自分の言動のクセに合点がいくことも多く終始うなずきっぱなしでした。
この本では内向型が外向型社会に適応していくためのハウツーも書かれていますが、私はむしろそれよりも上記にある3つのヒントと人生の意義を求めるワークを徹底してやってみることが一番大切だと思っています。
いつでもリラックスして頑張りすぎない。これが私なりの内向型の生きる道だと結論づけました。
皆さんはどう感じますか?
いつも読んでくださってありがとうございます。