「らふらく」を運営されている、タクスズキさんのブログの「田舎あるある」が強烈。
「田舎あるある」ってトレンドワードなのか、
まとめサイトでもよく見かけますが、
関東の田舎と地方の退廃的な田舎(失礼!)ではまた違った雰囲気がありますね。
「乱立するチェーン店に彩られた国道・・」あるある(笑)
統一感のないカラーのチェーン店がこれでもかと乱立している国道添いの光景は、
田舎のシンボルとして確かに存在していますね。
そこでふと頭に浮かんだのは「マイルドヤンキー」の存在でした。
ポジティブ系マイルドヤンキーとまったり行こうぜ
うちの田舎は、隣が東京都という恵まれた所のせいか田舎と言えど交通の便は良く、
都会からの情報伝達ラグもほとんど感じません。
日本津々浦々、田んぼが広がる日本の原風景を思わせるような田舎は多いですが、
うちの田舎は田んぼがない分、山々に囲まれたムーミン谷風田舎といった趣があります。
住民の比率はおなじみの「マイルドヤンキー」と「それ以外」が半々くらい。
意識高い人達は都内に住んでいるか電車で都内の企業に通勤しています。
(意外と都心に近いんですよね。)
ここのマイルドヤンキーは適度に都会の洗礼を受けているせいか、見た目はハイソなのですが
口からついて出る言葉は「三代目J-SOUL」とか「地元のセンパイ」とか「○○さんとモトチュー(元中)」とか
バリバリのヤンキーワードが健在。
流行り物を身につけた見た目とのギャップに、そうだここは地元だったのだと気づかされるのです。
そして何より、マイルドヤンキーには欠かせない要素である、「地元の同級生と早くに結婚する」という鉄板ルールも
忘れていません。
良く言われる、マイルドヤンキーの見分け方がこちら↓
・男子は高校卒業後そのまま地元企業へ就職。女子も高校卒業後は地元でちょこっと働いてから結婚に至る。
・男女ともに23~4歳頃までには結婚。相手も当然地元ナカマである。子どもは2〜3人もうける
・土日はミニバンでモールへ出かけて家族でワイワイ。友達ファミリーや先輩ファミリーも加わる。
・イオンの中のGUやユニクロで衣服を調達後、飲食はフードコートで。(マナーは悪い)
・先輩ファミリーや同級生ファミリーと庭や河原でBBQ
・品行方正で聡明な人を小馬鹿にしている。
・彼らにとって親元や地元仲間を離れたくないので「地元を出る」ことは死を意味する。
え?こんなの当たり前じゃないの?と何の疑いも無かったらあなたはもうどっぷりとマイルドヤンキーです。
ゾッとしたらあなたはマイルドヤンキーに嫌気が差しているか、すでに周囲のマイルドヤンキーから何らかの被害を被っているかでしょう(笑)
日本の北から南、ヤンキーもそうでない人も
地元の田舎で結婚すると判を押したようにこんな感じになるのは不思議ですね。
地元に帰ってきたら向上心は捨ててしまえ!
決して彼らをディスっているわけではなく、
Blissは地元志向で仲間に恵まれてワイワイ楽しそうな彼らが内心羨ましい。
というのは、
田舎に出戻った時、Blissに進んで声をかけてくれたのは幼なじみでもなく、ちょっとオラついたマイルドヤンキー達。
彼らは気さくで「フレンドリー」なので新しい人にはジャンジャン話しかけて知ろうとします。
何かと冷笑される彼らですが地元の地産地消に貢献して地元にお金を落としているし、少子化の時代でもちゃんと地元で子どもを育てている。
これって何気にエライことなんですよね。
「俺の人生、家のローンと妻子に吸われて終わりか・・」
なんて嘆く事は決してなく、今の現状に安住し毎日を謳歌している。
正直羨ましいし、幸せとはそういうものかなと感じています。
上記のタクスズキさんもおっしゃっていますが、田舎ではいっそマイルドヤンキーになっちゃった方が幸せです。
都会の思考を持ったまま押し通そうとすると、必ず周りと軋轢を生じますし、
「アイツ都会から帰ったからって調子に乗ってるしウゼー」と、
お高く止まってるヤツだと思われて、いらぬ敵を作ってしまうだけ。
結果として自分の首をしめることになります。
多くを望まないマイルドヤンキーの生き方は理にかなっている。と言えます。
「郷に入りては郷に従え」の言葉通り、田舎では結婚して育児をするという鉄板のルールに従っていくのが一番かもしれません。
うちの田舎では幸い、シャッター街などはなく駅前もまだ活気が溢れており、
何より地元企業も頑張っています。
賃金は低いながらもアベノミクスの効果かマイルドヤンキー達の懐具合は良さげで景気良さそう。
そんなポジティブ系マイルドヤンキーに幸あれ。
いつも読んで下さってありがとうございます。