こんにちは。BlissBliss⋆*@テキトーでもうまくいくです。
昔から日本人の食卓に欠かせなかった「ぬか漬け」は、納豆や味噌汁と並んで手軽に菌を摂取できる日本古来の発酵食品です。
そんなぬか漬けに欠かせない「ぬか床」ですが、かつてどこの家にもあったぬか床は食生活やライフスタイルの変化ですっかり台所から消えてしまいました。
父方のおばあちゃん家では必ず毎朝ぬか漬けが食卓に上がり、おばあちゃんが手際よくぬか床の中にキュウリや大根を詰めていく様子を眺めていたのを思い出します。
無印良品の「発酵ぬかどこ」が地味にすごい
まさかと思いますが、何でも売っている無印良品でぬか床も売っています。
その名も「発酵ぬかどこ」!そのまんまです。
ラベルを見ると製造元はぬか床で有名なみたけ食品でしたので、つまりOEMということでしょうか。
ちなみに同居していた母方のおばあちゃんは戦前生まれで梅酒や果実酒を作るのは上手なのですが、ぬか床だけはなぜかいつも失敗してぬか床をダメにしてしまうため、ぬか漬けが食卓に上がることはありませんでした。
なので父方のおばあちゃんの家に行った時しか食べられなかったので、ぬか漬けを高級品だと勘違いしていたほどです。
そんな感じで個人的に思い入れの深いぬか漬けなので、こんな手軽に簡単に食べられる日が来るとは思いもよりませんでした!
野菜を切る
説明は裏面に書いてありますが、基本的にこの「無印良品・発酵ぬかどこ」はスライスしてぬか漬けにするようです。
たまたま、冷蔵庫に余ったきゅうりが数本あったのでそれをカット。それだけでは寂しいので大根も切っておきます。
大根はくし切りにしました。
↓
え〜と、どうやって置くんだっけ??と記憶を頼りに野菜を詰めていきます。
上からぬかを被せていくと、適度な湿り気とぬかの香りでもうヨダレが止まらない。
これ絶対美味しい気がする。。
昔は家庭的な女性のことを「ぬか臭い女」と揶揄したようですが、ぬか臭いの最高じゃないですか。
なんと、これだけでぬか漬けの下ごしらえが完成!
このぬか床は常温ではなく必ず冷蔵庫で保存してください。
ちゃんと味染みてね〜と願いつつ、明日が楽しみ!!
一日漬けておけば出来上がり!さてお味は!?
う〜ん、ぬか漬けならではの酸味が強く酸っぱい感じ!
しばらく漬けすぎてしまった感じになったので、ここで昔ながらの野菜を丸々漬けるやり方にチェンジしました。
キュウリは丸々1本が入らなかったのでヘタを取り真ん中でカット。ナスもヘタを取り半分にしたものをぬか床に入れます。
↓
一日漬けてみたところ・・
そうそう、これこれ。このシナっとした感じ。
なぜか懐かしい感覚に襲われた私の目にはなぜか涙が・・
ナスはまだシナっと感がたりなかったので、半分だけ丸二日漬けておいたところ今度はいい感じに味が沁みており、お店で出て来る漬物のレベルまで変身!!
これは美味しくて夕食に出したらあっという間に食べてしまいました。
ぬか漬け最高!
代々漬物が大好きな一家なので、小さい頃から食卓には何かしらの手作りの漬物が並んでいたせいか、無印良品のぬかどこによってまた「漬物熱」が再燃することとなりました。
スーパーやデパートで簡単にお漬物やお惣菜が買えるし、「浅漬けの素」で手軽に漬物が作れる時代だからこそ、一手間かかる「ぬか漬け」がとても新鮮に見えてきますね。
市販の浅漬けの素や塩昆布だけのシンプルな味に飽きたら是非是非、試していただきたいです。
またぬか漬けは、漬けてから美味しく頂くまで時間と手間がかかるので、子どものちょっとした食育の機会が作れていいかもしれませんね。
何でも「時短」で「スピーディ」な調理が多い今の世にあって、とてもスローでエコな調理だと思いました。あ、流行りのサスティナブル
おうち時間が増えて普段の食事をちょっとワンランクアップさせたいという人が増えている今、日本古来のスーパーフード「ぬか漬け」も脚光をあびて欲しいと思いました。
さて、今日は何を漬けましょうか・・
ではでは!