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腹痛がいつもと違ったらそれ虫垂炎かもよ?子供が急性虫垂炎になって入院した話。


子供が急性虫垂炎になった

皆さんは「虫垂炎」って知っていますか?

虫垂炎ちゅうすいえんと聞いてピンとこなくても、「盲腸」と聞くと一度は耳にしたことがある名前でしょう。

虫垂ちゅうすい」とは大腸の端にピョコンとついている虫がぶらさがったような形の小さな器官。

何らかの原因によって虫垂が炎症を起こすと激しいお腹の痛みが現れることがあります。

こんにちは。Bliss(@Bliss_Blink)です。

子供が急性虫垂炎になった

これは実際、経験してみないと知り得ないことでしたが、“虫垂”の字の通り、小さな虫が垂れ下がった小さな腸の一部なのに、炎症すると結構痛いんです…。💧💧

私も中学生の頃、虫垂炎で入院したことがあるのですが、当日はお腹の痛みで脂汗をダラダラ垂らしながらうずくまっていたのを思い出しました…。

一口に虫垂炎と言っても痛みがそれほど強く現れない人も多く、それほど痛くないからと放置した結果、炎症が腹膜に広がる「腹膜炎」を引き起こしてしまう怖〜い病気なのです。

自慢ではありませんが、我が家は急性虫垂炎で注水の摘出手術を受けたことがある身内が何人もいる「筋金入りの盲腸一族」なんですが、うちの娘も例外ではなかったようです…😅。

今回は、うちの娘が虫垂炎の中でも、急な虫垂の炎症を引き起こす「急性虫垂炎」で入院するまでの体験談をお話しします。

子どもは風邪や胃腸炎などにかからなくても、よく普段からお腹が痛いと訴えるので、ついつい放置してしまう「軽い症状」と捉えがちかもしれませんね。

痛がり方がいつもと違う、と思ったら予想もしない炎症がお腹で起きているかもしれません。🤔

それは突然の嘔吐・腹痛から始まった

学校での突然の嘔吐から病院に行くまで

ある日、娘(当時小学5年生)が通う学校の保健室から「娘さんが熱を出して保健室で寝ているから迎えにきて欲しい」と連絡を受けました。

朝までは元気に登校して行った娘だったので、体調が悪くなるとは考えにくかったのですが、

先生によると、突然、授業中に嘔吐してしまい、具合が悪そうだったので保健室に連れて来たとのこと。

保健の先生が「流行りのお腹の風邪かもしれませんね〜😅」とおっしゃっていたのもあり、その時はきっとお腹の風邪だろうと私も信じて疑いませんでした。

虫垂炎の最初は嘔吐や腹痛といった症状が現れることは知られていますが、私が虫垂炎になった時も、そして娘がなった時も、症状はこんな感じの症状が現れました。(※あくまで個人的な症状です)

↓↓↓↓

✔︎ 微熱〜高熱が出る
✔︎ 激しい嘔吐(繰り返したりする)
✔︎ お腹をかばうような歩き方になる
✔︎ 最初は胃のあたり(みぞおち)がキリキリ痛む

この初期症状。お子さんがいる人にはよくある胃腸炎の症状に思えてしまうので、私たち素人には見分けがつかず、いつものお腹風邪と言われてしまったら、そうなのかもしれないと信じてしまうでしょう。

幸い保健室での娘は、よくしゃべり体力もあるようだったのでそのまま帰宅したのですが、帰宅するないなや、体力がなくなったのかバタンキューでそのまま眠ってしまいました。

熱を出してお腹を痛がる症状は過去に何度も経験しているし、もう夕方に差し掛かっていたので、ひとまず病院は明日行くことにして、今日一日は様子を見ながら寝かしておくことにしました。

この後、布団から起きて来た娘の様子に異変を感じ始めます。

20:00 激しい体力の消耗でヘロヘロに。

帰宅してから眠り続けた娘は20時ごろになって布団から起きてきたのですが、

話は普通にできるのに熱のせいか朦朧としていて、驚いたことに、経口補水液の「OS-1」で水分を与えても与えただけすぐ吐いてしまうのです。

この時点で嫌な予感がして「虫垂炎」が頭をよぎった私は、娘を横にしてお腹のどこが痛いのか聞いて見ました。

この辺?と聴きながらお腹を優しく触っていくと、右の下腹部あたりが痛いそう。

娘が「右のお腹が痛い…」と訴えるのを聞いてピンときました。

「もしかして盲腸かも😨」

私が虫垂炎になった時、最初はみぞおちのあたりが痛かったのに、時間がたつとともに右の下腹部が痛みだしたのを覚えていたからです。

お腹の痛みが移動する虫垂炎特有の痛みの特徴を経験則で知っていたんですね。

この時、娘はこんな感じの症状が出始めます。

↓↓↓↓

✔︎ 痛みがお腹全体→右下腹部と絞られていく
✔︎ 何も口に出来ず水を飲んでも吐いてしまう
✔︎ お腹をかばうように体をくの字に曲げた体勢を取っている

子供の急性虫垂炎で体に現れた症状

すぐに小児科の夜間救急外来センターに電話し、近くの大学病院の夜間救急外来を受診する頃には午後10時を回っていました。

夜間救急外来センターの小児科の先生と電話でやり取りをした後、今回は救急車は使わず、車で夜間救急へ連れていくことにしました。

この時点で嘔吐を繰り返していた娘は見るからにヘロヘロで辛そう。

「学校早退した後なぜすぐに医者に連れて行かなかったのだろう、嘔吐をくり返してしまう時点でなんで気づかなかったのだろう─。」

娘を連れていく車の中では、娘への申し訳なさと自分の無知さを責め、何か大きな病気だったらどうしようと不安は膨らむ一方でした。

私もそうですが、お腹が痛くなりやすい子だったので「お腹の風邪だろう」と信じ込んでしまったのががマズかったですね。

子供の病気の症状の出方は千差万別。いつもと様子が同じだからって「〜だろう」はいけないと深く反省しました。

娘は病院に付いた頃には痛みより眠さが勝っていたようで、病院に駆けつけてくれた私の母を尻目に、病院の車いすの上でスヤスヤ寝息をたてていました…

AM2:00 やっと小児科医の診察

子供が急性虫垂炎になった
※写真はイメージです

夜間救急外来では当直の先生の問診の後、すぐにレントゲン → CT検査と診察が進み、最終的に小児科の先生が駆けつけてくださり診察をしていただけることになりました。

この頃には痛みが落ち着いたのか、娘は長い検査の合間の隙にグーグー😪と眠れるほど落ち着きを取り戻していました。

お腹を触って診察する「触診」では、先生は娘に「これは痛いかな?じゃあこれは痛い?」と聞きながら、大きな指でお腹の上のほう、下のほう、いろいろな方法でグイグイと押してきます。

でもこれ、子供がお腹が痛いと訴えているのに押すなんて!と怖がらないでください。

むやみに押しているわけじゃなくて圧痛点あっつうてんという、痛みのツボのような所を押すことで患者の痛がりの反応を診て痛みの原因を特定していく方法です。

↓実際に娘に行われた虫垂炎の判別法を調べてみました。

* 患者をジャンプさせて着地時に痛みが響くか
* お腹の圧痛点を押した時と離した時、どちらが痛みが強いか
→虫垂炎の場合指を離した時に痛みを強く感じるそうです
* 膝を曲げ伸ばしして痛みの程度を見るなど

急性虫垂炎の圧痛点

▲虫垂炎の検査で使われる有名な圧痛点テスト。(色々あります) ↓矢印のところを押したり離したりして、痛がり方から虫垂炎か否かを判別するテストですが、される側は痛い。
※必ず医師が触診しますので私のように素人がむやみに触ったりはしないでください!

診察と並行して点滴も受けましたので、体力を消耗して脱水症状を起こしかけていたので点滴のおかげで元気が戻ってきたのでしょう。

やっぱり虫垂炎なんだろうか…入院なんだろうかと親の心配をよそに、娘は先生と陽気にしゃべりながらなんだか楽しそう。あれ?痛みはどこへ?

この後、別の小児科の先生の所見も加わり、正式に「急性虫垂炎」と診断がついた頃には午前3:00を回っていました。

娘は急患センターへ戻り、私は先生と翌朝の手術の説明に移りました。

AM4:00 腹腔鏡手術が決定!翌朝10:00の手術へ。

この頃すでにAM4:00を回り、救急外来の窓から見えていた真っ暗な空がうっすらと白んで、辺りの景色が見えてきました。

当直の先生や看護師さんはプロなのでこの時間でもシャンとしていますが、この時間はとっくに夢の中にいる私たち一般人には目を開けるのもしんどい時間です…。

娘が行う手術は「炎症を起こしてしまった虫垂を摘出するための手術」=摘出手術となります。

翌朝のAM10:00に行われる「緊急手術」となりました。

そうなると大変なのが書類の準備。

手術のサイン、輸血の同意書、手術のリスク説明など、先生による口頭での説明と、書類のサインが続きます。

先生の説明を何とか寝ぼけた頭で理解して、全ての同意書にサインをしていきます。

腹腔鏡手術ってなに?

娘が受けた手術は腹腔鏡手術と言われるもので、腹腔鏡手術は一般的な開腹手術と違い、お腹をパカッと切開する必要がないため傷口も小さくて済み、術後の回復も早いことから早く退院できるメリットがあります。

腹腔鏡手術は今ではごく一般的な方法として私たち庶民も耳にする手術法ですよね。

腹腔鏡手術はたくさんありますが、娘が受けた「虫垂摘出手術」の場合ですと、おへそに小さな穴を一つ開け、そこから空気を入れてお腹を目一杯膨らまし、おへその穴から鉗子やメスを挿入して虫垂を摘出するという方法が取られました。(※病院により手術内容は異なります)

娘の腹腔鏡手術では「おへそ」を使うため、お腹の周りに傷も一切残すことなく手術することができます。

看護師さんに「将来ビキニが着れるからね😎👌」と言われて娘は苦笑い(笑)

その点、お腹をメスで切開する一般的な「開腹手術」はどうしても跡が残ってしまいます。

それを証拠に、私が中学生の頃受けた虫垂摘出手術によって今でも右下腹部に横10cmほどの手術跡がクッキリ。

点滴では痛み止めの処置も効いてきたおかげで、しばらく前から娘は夢の中で、診察されようが移動しようがグッスリと車椅子の上で気持ち良さそうに寝ています。

ここで一旦診察を終え、

翌朝の手術に備えてベッドを急患センター → 小児科病棟へ移動しました。

AM10:00 手術開始から入院まで

翌朝10:00手術は予定通りに行われ、開始から2時間ほどで無事終了しました。

手術が終わる頃に看護師さんに案内されて手術室へ向かいます。

↓ここから苦手な方はスルーしてください💧

手術準備室へ呼び出しの声がかかったので、手術室手前で先生を待っていると、先生は手術着を来たまま手に何かを持って現れました。

そう。手にしていたの切り取ったばかりの虫垂!

場合によっては摘出手術をした後、病理検査に出す前に摘出した患部を一度、「これを取りました」と家族に見せてくれます。

まああまり見た目もよろしいものではなく…😅しかも、いきなり持ってこられて「これですね〜」と見せられるので心の準備が必要ですよ!(笑)

摘出した虫垂部分は容器の中にホルマリン?に浸けられて、メスで左右に開かれた状態で入っていました。

ちょうど小指ぐらいの長さに見えましたが、腫れているせいかもっと膨らんでいるようにも見えます。

子供が急性虫垂炎になった
▲摘出した虫垂の大きさは子供の小指ほどでしたが、興味深くまじまじと見てしまった。

手術が終わると同時に、娘のベッドは今までいた救急センターから小児外科病棟へ移されます。

手術を終えて病室へ戻って来た娘は、呼吸マスクや点滴に繋がれて痛々しい。麻酔が効いたままスヤスヤ眠る娘の寝顔を見て無事に手術が終わったことに安堵しました。😭

小一時間ほどで麻酔から目が醒めたかと思ったら、朦朧としたまま再び夢の中へ😪💤

看護師さんによると、今日は夜遅くまで目が覚めないだろうとのことで一旦帰宅OKの許可が出ました。

手術中に少し仮眠をとったぐらいで昨晩から動きっぱなしだった私と母。手術が終わるとどっとが出てきます…。

この時点で私もクタクタですが、すぐに入院の手続きをしに事務局に呼び出され、入院の手続きに必要な書類や着替えなどの入院一式セットを揃えなくてはいけないとのこと。

ひとまず休むために私と母は一旦帰宅することにしました。

ちなみに私はシングルマザーなのですが、娘の父親である元夫とは離れて暮らしているため、病院を出てすぐに元夫に連絡を取り来てもらうことにしました。

娘が入院したと聞いて泡を食った様子だった元夫ですが、病院に駆けつけくれたおかげで、私も帰宅してから仮眠を取ったりシャワーを浴びたりできました。😉よかった。

手術終了!〜入院生活開始

腹部の手術をすると手術翌日からめいっぱい歩かされます。

手術日の翌朝、朝食後ぐらいに私が病室に来ると、娘はとっくにベッドを出て小児科病棟内を行ったり来たりしていました。(←虫垂炎で開腹手術をした私の場合、傷口が痛んで術後3日ぐらいはまともに歩けなかったのに〜👏)

一般的に腹部の手術をすると、臓器の癒着を防ぐために必ず手術日の翌日には立って歩かなくてはならず、痛いからとベッドに横たわっていられないのがツラいところです。😧💧

元からおてんばな娘は小学5年生で元気も体力も有り余るお年頃なのもあり、小児病棟内をあっちへフラフラ、こっちへフラフラ、点滴を持って器用に小児病棟内のプレイルーム(DVDや本もある)へ行ったり楽しそうです。

すぐに退院の日取りも決まったので、私は娘の通う学校へ入院の報告をしていました。

ここで電話に出られた担任と保健の先生から思いがけず謝罪を受けることになります。

学校側によると、ただの胃腸炎などと判断したことで様子見で3時間も保健室に待機させてしまったこと、そのため病状が悪化してしまったこと、娘が帰宅させるまで苦しい思いをさせてしまったことなどを、こっちが恐縮してしまうほど丁寧に謝ってくださいました。

子供の嘔吐や高熱は、普通の風邪や胃腸炎などで見られるごく当たり前の初期症状なので、保健室の先生であっても見誤ることは多いんだろうなぁ。🤔

保健室の先生も判断はできないので、親が子供の異変を少しでも変だと感じたらすぐ病院に連れていく勇気、そして周りの人の勝手な判断を鵜呑みにしないことが大事だと肝に命じました。

病院食は飲み物!?

病院食は美味しい!

…なんて冗談で、入院した人は口を揃えて病院食は美味しくないと言います。

消化器の手術をした後などは、消化器に負担をかけないよう、手術後直後から重湯→五分粥→全粥と、おかゆのオンパレードが続きます。(笑)

食べ盛りの子供にはなんとも寂しいメニューですが、副菜などは程度食べ応えがあるおかずが多く、なんとか娘には耐えておいしく食べてもらうことにしました(笑)

4日間おかゆに耐えたごほうびとして、最終日にはなんとお粥からご飯に🍚❗️❗️普段は食が細い娘ですが、久しぶりに食べるご飯にスゴイ喜んでいました。(←娘よご飯のありがたみを知れと内心思いつつ)

入院から5日で延長もなく予定通りの退院を迎えることができました。

病院では顔の色ツヤも良いし元気いっぱいなので「お!もう大丈夫かな」と思ったのですが、それでもやっぱり病み上がり。

帰宅すると具合悪そうに青白く見える「病人顔」にちゃっかり変身しているのが入院生活というものです。

ここで子供が元気だからと焦らずしっかり自宅で静養して、体力の回復を待ってから学校に復帰することが肝心になります。

数日ほど学校を休んで復帰。学校でたくさんの友達からエールをもらって娘は上機嫌でした。✨

(その後、早々に「りんご病」にかかってしまい、入院生活で感染したのか、それとも抵抗力も下がっていたところで感染したのかは定かではありませんが、一難去ってまた一難。…とほほ😩)

トータルの費用は?入院日数は?復帰までどのくらい?

ここからは入院のこと、虫垂炎手術のことなどQ&A形式でお答えします!

Q:手術って怖くない?

A:取ってしまえば再発することはないので楽です。

私の友人で2人ほど「虫垂炎」になった人がいますが、ふたりとも手術はせず、薬での治療を選んでいます。

急性と違って耐えられないほどの痛みがあったり、劇症タイプではないので、再発してもその都度薬でなんとかなっているようです。

虫垂炎を起こしたとしても手術をする、しないは医師の判断なので、選べないところもあるみたいですが、

今は必ずしも手術をして取りましょうとはならないみたいですね。

Q:入院から退院までどのくらい?

A:入院から5日ほどで退院しました。(腹腔鏡手術)

私が入院した時は開腹手術だったので退院まで7日間ほど掛かったようです。

手術をせず抗生剤で散らす場合、友人の話ですが入院は3日程度とのことでした。

開腹手術後に患部が膿んでしまったことで2〜3週間入院した知人もいますので、ケースバイケースだと思います。

Q:費用はどのくらい掛かった?

A:高額療養費支給制度を利用して自己負担は数万円程度に抑えられました。

一番気になるのがこの費用面だと思います。 虫垂炎手術代(腹腔鏡手術)+諸々込みでトータル15万円ほどでしたが、高額医療費制度を利用したので費用はぐんと抑えることができました。(所得による)
子供の医療保険に入っていた場合はもっと援助があるはずなので確認してみてくださいね。 高額療養費支給制度は覚えておおいて損はないです。

Q:学校復帰までどのくらい必要だった?

A:退院日+2日ほど考えていました。

子供で若く手術も腹腔鏡手術だったので傷も少なかったのもあり、退院まで5日間ほどで済みました。

入院中はどんなに元気に見えても体力が落ちていますので、学校の先生と相談して、退院後もプラス2日ほど自宅静養の日を設けましたね。

ちなみに私が虫垂炎になった時は、体力の消耗が激しかったのか退院後に体調をメッチャ崩してしまい一週間ほど自宅療養したそうです…。(母談)

Q:手術跡は残る?手術跡は痛い?

A:2年ほど経過しましたが手術跡は全く分かりません。今は痛みも全くありません

女性の場合は特に手術跡は気になるところですが、娘の場合は前述のとおり、”おへそ”を使うので傷口は一切残りませんでした。

退院後は少し手術跡の引きつりは感じていたようですが、じきに消えて数年経った今では手術跡どころか手術したの?え?どこ?というくらい何も分かりません。おへそなので。

私の虫垂炎の手術は開腹手術でしたので、右下腹部に10cmほど横に流れる手術跡が残っています。

「高額療養費支給制度」は覚えておいて損はなし!

高額療養費支給制度

病院にかかった時に一定額以上を援助してもらえる高額療養費支給制度があるのをご存知でしたか?

国民健康保険・社会保険など公的医療保険に加入している方のみの制度になりますが、医療費(手術費や入院費、高額な医療を受けた場合など)が一定額以上を上回ると所得に応じて国が援助してくれます。

私もその制度のおかげで大幅に自己負担額を減らすことが出来ました。

各健康保険の発行機関にしかるべき書類を持って行き申請すると認定証をもらうことができるので、その認定証をかかりつけの病院に提出します。

それだけですが、精算の際はすでに差し引かれた代金を掲示してくれました。

ラッキー!

(病院により一旦患者が立て替え→後日差額を返還されるシステムもあるそうです。各医療機関に確認してくださいね。)

高額な医療費を支給してもらえるのは本当にありがたかったです。

でも認知度は低めのようで友人含め周りの30代〜40代で知っている人はわずかで、医療のお世話になることがない健康な人ほど知らない制度ですよねこれ。

一般の医療保険に入っている方もそうでない方も念頭に置いておくと慌てる心配がなさそうです。

ちなみに母もガンの治療をした際利用させて頂きました。

ガン保険には入っていなかった母ですが、手術・入院費、それから抗がん剤などの自己負担も少なく済みました。

母は「ガン保険いらないな〜」なんて余裕かましてました。

ありがたや。

(制度について詳しくは加入する健康保険機関へお問い合わせください)

www.mhlw.go.jp

最後に。気になる腹痛は早めに病院に行こう!

虫垂炎の症状の現れ方は人によりけりで一概にこうだ!と断定できる症状はないと考えています。

変だと思ったらすぐに医療機関を受診してくださいね。

特に子供の場合は体調が急変することも考えられますので、ちょっと大げさかな?ぐらいの処置で行き過ぎることはありません。

小児科の先生曰く、子供の虫垂炎の場合は、進級や入学による環境の変化によるストレスや、部活の人間関係(!)、さらには受験によるストレスからも発症することが多いそうです。(そういえば私が虫垂炎になったのもテスト前×部活のストレスがMAXの時でした…)

ひどくなって病院に駆け込んだものの、それほど大事には至らなかった我が家のケースはラッキーだったかもしれません。

炎症によって腫れた虫垂が破裂すると、腹膜炎を引き起こし、場合によっては死に至ることもある恐ろしい病気です。

激しい痛みを訴えている、呼びかけに応じない、起きても朦朧としているなど、いつもと様子が違うと感じたときは、ためらわず救急車を呼んでください。

娘の場合ですが、夜中に病院へ行こうと判断した時には、熱も脱水症状はあったものの意識がしっかりして布団から起き上がっていたので救急車を呼ぶのをためらってしまいました。

電話で相談した夜間救急外来センターから「救急車を呼んでも構いません」と促されていたにも関わらずです❗️

あの時、ためらわず救急車を利用しておけばよかったと実は後悔しています…。

今は元気な様子を見せている子供であっても、病気となると容体が急変することがあるからです。また、救急車で搬送された場合は原則として最優先して治療をしてくれるので、夜間救急のロビーで診察にあれほど長時間待たされる必要はなかったんです…。

「お腹が痛い」「嘔吐してしまう」そんな小さな症状を「いつもそうだから」「お腹風邪が流行っているから」と見過ごさないよう、常日頃からお子さんの様子を気にかけてあげてください。

ご参考になれば幸いです。

ではでは。

※今回ご紹介した治療内容などは、あくまで個人的な意見・体験談です。 上記の症状や治療内容は一個人の意見として参考程度に留めておいて下さい。
「虫垂炎かな?」と疑わしいことがあっても、決してネットの不確かな情報を鵜呑みにせず、かならず病院で医師の診察を受けてくださいね。
なお、ブログ記事内で問題のある文などがありましたら随時・訂正削除します。