こんにちは。Bliss@Bliss_Blinkです。
毎日どんな靴を履いて出かけていますか?
オフィス通勤用に品なパンプスを何足も持っている人もいるかもしれませんし、
ヒールは苦手です!という人も、ちょっとお出かけ用に低めのヒールのサンダルは誰でも履いたことがあるかもしれませんね。
楽チンで痛くなりにくいフラットシューズやサンダルは誰でも持っていると思います。
ではここでちょっと意地悪な質問をしちゃいます…。
正直に答えてくださいね。
…いいですか??
今まで、これ!私にピッタリ!という奇跡の一足ってありました???
たいてい、特にパンプスなどでは「履いているうちに指が痛くなってくる」とか、「前滑りしてカカトがパカパカしてみっともない」とかトラブルが発生しませんか??
試着した時はピッタリで「これなら疲れなそう!」と確信した靴が、いざ買って履いてみたら手のひらを返したように指を痛めつけてきてガッカリ〜😞なんて経験は誰にでもあるかもしれません。
家を出て1時間もすれば足の小指や薬指ジンジンと痛みだして、やばいかもと感じているうちに刺すような痛みに変化して…合わない靴の痛さは形容できないほど辛いものです。
歩くたびにズキズキ。「イタタタ…😱」100%の意識が足指の痛みに注がれます。
もうこうなると歩くどころじゃなくて、一刻も早く絆創膏か中敷きを売っているところを探さねばなりません。
何で??あの時はピッタリだったのにって、店頭で試着した時はぴったりに見えた”お店マジック”を呪いたくなりますよね。
パンプスが苦手な人って、一通りパンプスを履いてきて失敗してきた人も多いのではないでしょうか。
まあ私もそんなことを繰り返していたので、いつの間にか「パンプスは我慢して履くもの」と信じて疑いませんでしたし、最終的に行き着き先はヒールを諦めて柔らか生地のフラットシューズorスニーカーオンリーになっていました。ラクだしね🙄
スニーカーに慣れちゃったらもうパンプスなんて拷問に感じちゃうほど苦痛だろうし、ぺったんこパンプスでいいや!って思っちゃう。
でもここで疑問が生じます。だってちょっと考えてみてください。
なぜこれほどまでに世の中には合わない靴ばかりなのか。
名だたるデパート伊○丹や丸○の靴売場へ行ってそれなりの大枚をはたいてもやっぱり失敗するし、駅ビルとかに入っている靴屋さんならなおさら。
何で靴だけは合う合わないか一か八かのようなことがまかり通っているのか。
そう感じ始めたら読みごろかもしれません。
凄腕シューフィッター西村泰紀氏の書いた「その靴、痛くないですか? あなたにぴったりな靴の見つけ方」という本です。
そろそろ「痛くない」パンプスを探したい!という「靴ジプシー」に陥っている人はめっちゃタメになります。
私の足の形が悪いせいという思い込み!?
↓パンプスを買うときにお店で試着しながらこんなことを思うはず。
✔︎ 靴を買うときは「幅」を気にする
✔︎ 自分の足のサイズ正確に把握している
✔︎ パンプスを履くとすぐに小指が痛くなる
✔︎ パンプスを履くとかかとがパカパカしてしまう
✔︎ 私の足はそもそもパンプスが合わない
しかし、著者の西村さん曰く、これらは全部間違いであるとして、正しい靴のフィッティングで多少合わない靴でも自分にピッタリにカスタムすることも可能であるとしています。
そもそも、日本人の足=「幅広&甲高」って高らかに言われているせいか、そう信じている人がめっちゃ多い。
しかし西村氏によると、日本人女性の足はむしろ逆で「幅が狭くて甲が低い」人がとても多いんだそう。
ああ、これには罪悪感が少し…💦
大昔、某アルファベットの店名の靴屋さんで働いていたのですが、「日本人の足は幅が広くて甲が高いんで〜」とトークに混ぜつつ靴を売りさばいていたことを思い出し、なんだか恥ずかしくなりました。
欲しい靴が合わなかったらインソールを敷いてアップすれば履けるっしょ!と思っていたし、現に、某アルファベットの店名の靴屋さんでも、もしお客様のお求めのサイズがなかったらインソールを同時に購入して頂いて調整するよううながせと指導されていました。(←今はどうだか分からないけどヒドイ話だよね。)
そう考えると、靴屋自体が「幅広&甲高」だと広めている元凶なのかもしれませんね。
まあほとんどの靴屋さんでもこの程度の知識なので、消費者がちゃんとした知識がないと私にピッタリな「運命のパンプス探し」は難しいのかもしれませんね…💔。
「幅広&甲高」のイメージに吊られた結果、足幅の狭い人が無理に幅広のパンプスを買ってしまうことで靴擦れを起こしたり、甲の薄い人も同じように大きなパンプスを買ってしまうことで足のトラブルを起こして、結果的にパンプスに対する苦手意識が生まれてしまうのかもしれません。
例に漏れず私も、自分の足は幅が広いから幅広のパンプスじゃなきゃ合わないと思ってましたし、自分の足のサイズを測ったこともないのに、この本を読んで実は自分は実寸が22cmしかないということを知るまでは、自分の足のサイズは「23cm」だと信じて切っていました❗️
しかも!!
実際に足の幅を測ってみたところ幅広どころか実は幅がけっこう狭いタイプということも判明し2度ビックリ。
22cmで足の幅が狭い足なのに、23cmの幅広(E)パンプスを履いていたわけですからそりゃ靴擦れを起こしますって😱
日本の靴は日本人に合わないように作られている!?
じゃあなんでこんなに「パンプスジプシー」がいるのか。外反母趾や巻爪で悩む女性が多いのか。
西村氏は、その元凶はいつのまにか日本にはびこった「日本人の足は幅広&甲高である」というウソの常識のおかげで靴が意味もなく幅広に作られていることにあると断言し、日本の大手メーカーがこぞって幅広に作っているせいなんですって奥さん!
え〜〜😵😵!!じゃあ自分の足に合う靴は一生見つからないってこと?
さてここから本題。
著者であるシューフィッター・西村泰紀氏とは一体何者!?
西村氏はただのシューフィッターじゃございません。履けないと諦めていたパンプスをあなたの足ぴったりにカスタマイズして蘇らせるという、知る人ぞ知る靴のお直し屋さんとして予約が数ヶ月待ち!だという超カリスマシューフィッターさんなのです。✨
メディアへの露出も多く、去年はNHKの朝の情報番組「あさイチ」の靴特集ではゲスト出演されたりしていました。
伊○丹にいるシューフィッターさんと何が違うのというと、西村氏には靴に対して独自のフィロソフィーを持ち「情熱」などでは語れないほど熱い人なのです🔥🔥
日本には合わない靴がこれだけ溢れて消費者が困っている現状、そして正しい靴の知識があるシューフィッターが少ないことに苦言を呈しています。
西村氏の怒りの鉄槌は某有名靴ブランドやデパートの靴ラインにも及びます。
熱すぎて時には”ピー音”なオフレコトークもあり、某有名靴ブランドで売られている根の貼るシューズにも構造的な欠点があることを見抜き、ちょっとこれはどうなの!?と怒りをあらわにしていたりとなかなかアグレッシブ。
デパートの靴なら大丈夫なんじゃね?と気楽に考えて買って履いてみたら、やっぱり合わなくて指が擦れて痛いしすぐに疲れる!と撃沈しまくっている私たちには目の覚めるような福音かもしれません。
それはおそらく足や靴を知り尽くした職人の厳しい目だからこそじゃないでしょうか。
海外の靴メーカーは幅が狭めに作られているのは知られていますが、日本の靴が合わない人は自然と海外ブランド(代表例・フェラガモ・マノロブラニク・ジミーチュウなど)を試すとしっくりくることが多いそうです。
そんな高いの買えるか!!と憤りを感じつつも海外のパンプスを試してみたい気持ちがムクムクと…🙄。
痛い靴でも自分で調整ができると知ろう
でもそこは「インソール(中敷き)の魔術師」と呼ばれる西村氏。高い海外ブランドを買えなんて冷たいことはおっしゃいません。
その辺のデパートや靴店で買えるパンプスにチャチャっと魔法(=中敷調整)をかけることで自分にぴったりフィットして痛くない、そして疲れない靴に変えることは可能だとして、本書では私たちのような素人でも簡単にできる調整方法を伝授してくださっています。
適当な中敷きを買って失敗した〜!なんてことがよくあるのですが、失敗の原因として中敷きを正しい位置に置いていないことなのだそうです。
しっくり来る正しい位置に設置できれば、たとえ百均の安いインソールでも自分に合う靴に調整することができます。
…というわけでやってみました。
某マルイで買った「JEL○Y BEANS」のヒールが5cmあるパンプスなのですが、買って早々、前につんのめってしまい失敗の二文字が頭をよぎったパンプスです😭。
試着したら足にピッタリ!これに決めた!😍
↓
…いざ履いて外に出たらカカトがパカパカ😣どうして!?
試着して店内を軽く歩いてみた時はカカトも浮かずサイズもピッタリ!…でもいざ買って外に出たら歩いて一歩、二歩でもうカカトに違和感が。
カカトに隙間ができてカカトがパカパカと浮いてしまう。靴が脱げないように無意識に足指で靴を掴もうとしていたせいか、指が靴に当ってハンパなく痛くなりました…⚡️⚡️
カカトがパカパカしてしまうのは”前滑り”の典型的な症状だそうで、買ったばかりの靴が”豹変”するあの現象ですね😭。
また、日本で市販されている靴はカカトが大きめ(太め)に作られているらしく、カカトが平らで小さい人ほどパカパカしやすいことを知りました。
パンプスのカカト部分を触ったり見たりして確かめて見ると、うん、確かに。このパンプスかかとの造りが太いね。(諦め)
何で試着の段階で気づかなかったんでしょう。カカトの造りにも合う合わないがあるとはまだこの時点で知らなかったけど。
でも買ったばっかりで合わないなんて思いたくない…どうしよう😭
本書で痛みの出る箇所から靴の中で何が起こっているのかの原因を突き止めると、私の場合、靴のサイズがわずかに大きいことで靴と足に隙間ができ、ヒールで傾斜があることで足全体がキュッと前に滑っているのではないかと推測されました。
早速、本書で西村氏がオススメする「前滑り用」のインソールを買ってきて、説明通りにパンプスの足の指の付け根の位置にちょうどインソールの先端が来るように貼りつけてみました。
↓ちょっと分かりにくいですが、靴の接地面に透明な中敷が入っています。
その結果。
なんと、歩いているうちに前に滑ってカカトが浮いてしまうあの現象が嘘のようにピタリと収まり、歩いてもパンプスが足に吸い付くように付いて来るので余分な力が抜け、歩くのが本当に楽になりました🤗🤗💕💕
今までは、パカパカ浮いてしまうパンプスを繋ぎとめようと、足の指でギュッと掴むような歩き方をしていたので、妙にふくらはぎや太ももに余分な力がかかって疲れちゃってたんですね。
残念パンプスが神パンプスに生まれ変わるとは…
これには私もびっくり。いやホント。
何で一発で治ったの!?といまだにちょっと信じられませんが、神パンプスと変貌を遂げた元・残念パンプスは、今はさっそく通勤用として毎日活躍しています。
その後味をしめた私は、同じように歩くと妙〜に疲れるサンダルの底にもセリアのインソール(¥100)を貼りつけ他ところ歩き心地が格段にアップ。
プラットホームが高めのサンダルでもスタスタと歩けるようになり、それに伴ってふくらはぎや脛のスジの筋肉痛もなくなりました。
イマイチサンダルから神サンダルへと見事救出✨。ありがとう西村さん❗️❗️
…とここまで書いてきましたが、残念ながら大きすぎる靴など、明らかにサイズが合っていない靴は調整自体が難しいということ。
また、足幅の大きさや甲の高さなどは十人十色なので、自力で調節が難しい場合、専門店での靴調整ををオススメします。
手持ちの「残念パンプス」が中敷きで調整できのか否かを調べる方法は本書に書かれていますので、ぜひぜひ読んでみてくださいね。
失敗したと思って処分してしまったパンプスもこの方法で助かったかも…とちょっぴり後悔しつつも、痛い靴が何とかなって良かったです。😇
↓合わないパンプスやサンダルに悩まされてこんな経験がある女性なら読んでソンはないはず。
✔︎ 歩くとカカトがパカパカ浮いてみっともない
✔︎ 外反母趾・巻爪があっていい靴が見つからない
✔︎ 本当の自分の足サイズを知りたい!
✔︎ ハズレ靴を買わない方法を知りたい
クローゼットで眠っているパンプスやサンダルを蘇らせることが出来るかもしれませんよ✨
いよいよ夏物バーゲンも本格的になり、いよいよ秋物が出てくる今、
バーゲンでアイタタタな靴を買わないためにも必読です!
ではでは。