こんにちは。BlissBliss⋆*＠テキトーでもうまくいくです。
先日購入した2021AW・TOMFORDの限定アイカラークォード。
某通販サイトでは販売開始と同時に瞬殺だったようで、期待も大きかったと感じました。
トムフォードのアイカラークォードはモード感バリバリの重厚感あるカラーが多いので、久しぶりの淡い色のパレットに、コンセプト変革の息吹を予感させたからではないでしょうか。
かく言う私もテンション上がりまくり、これはイエベ春の鉄板色キターー！！と、もうパッと見て脊髄反射的に購入いたしました。
これから日本は寒くなりますが、なぜか春の気配をムンムンに感じるパレットにうっとりしながら、
付属のチップでいつもと同じように順番にまぶたに塗布していきました。
期待値が大きかったゆえに実力は・・！？
まぶたに塗布して真っ先に口からついて出た言葉は「え、待って。色が乗らない！😢 」
発色が淡いのです。多分日本人には発色困難な薄さ💔
幾度となくチップで取って重ねても発色が悪くパール感を感じるものの、むしろ重ねるごとに濁ってしまう。
う〜んこれは単体だとまぶたに乗らないと判断した私は一旦仕切り直すことに。
手元の「EXCEL」アイカラープライマーを目元に塗ってから再度チャレンジしてみました。
パレットで見るとこんなに綺麗な色なのに・・。
プライマーを使うことで何とか「アイカラーを塗っている感」が出ましたが、何回か重ねないとやっぱり薄いのでこの辺は要調節ってことでしょうか。
スウォッチを並べてみた
微妙でしたね。全体的にまとまりがないというか、感動する配色ではないです。
スウォッチの上では綺麗に見えますが、私の場合、目元に乗せるとボヤけてまとまりが無い印象になりました。
写真では高発色に見えますが、パール感を出すためにあえて日光の下でかなり接近して撮影しているので、実際の使用感とは違う可能性アリです。
1番2番の淡さにガッカリ
それぞれ質感の違う4つのスウォッチですが、トムフォードらしい強めの主張をするのは右下4番のみ。
あとはわずかに色味を感じるニュアンスカラーと考えた方が良さそうです。
**＃2**・・一番期待したのにまぶたに乗せると普通のツヤパールへ変化。イエベ春が喜びそうなダークオレンジのスウォッチはもはや詐欺レベル。
**＃3**・・きめ細やかなサテン感ある偏光パールピンク。ブルベには綺麗に発色するかもしれない(？)。やはりイエベには弱く塗布した後1時間もしないうちにサヨナラ。そもそもなぜこのパレットに入れようと思ったのか。
**＃4**・・さっと撫でるだけで唯一まともに発色したスウォッチ。そうそう、トムフォードはこれだよねと思い出させてくれた。ミルクティのような強すぎない締め色として使えそうと期待したもののモチは微妙なところ？
公式HPでは、今回の新作のブランディングイメージとして「1920’sの熱狂の時代のカラーを再現」みたいなコンセプトがあるのですが、パーティ開いたら誰もこなかったみたいな空気感です。
10分の1の価格で買えるエクセルやリンメルの方がよほどパフォーマンス力高いぞ！！
3番のパールピンクが微妙な結果に
クォードの中でも一番目を引くのが、やはり3番のパールピンクの存在だったのではないでしょうか。
購入前にはこの3番がとても魅力的に見え、他の三色とは系統の違う3番を重ねることでハーモニーにブーストがかかり、トムフォードらしい世界観が生まれるのではないか？さすがトムフォード。私たちに見えないセンスを感じ取っているんだ」と、そう期待したはずです。
残念！あまり考えずノリで加えただけの色です！
重ねても「ケミストリー」とか「ハーモニー」とか「ファビュラス！」は生まれず、かと言って発色もすごい薄くてイマイチなので、イエベの人には「捨て色」になってしまう運命にあるでしょう。
単色としてはとても透明感があり、桜貝のような綺麗なピンクパールなので、手元のアイカラーの雰囲気を変えたりと使い方次第で幅は広がりそうです。
見てもお分かりかと思いますが、イエベには鮮やかに発色しにくい色なので見た目通りのピンクになることはなく、あくまでニュアンスを楽しむ程度の立ち位置になりそうです。
ちなみに、「3番の存在意義がナゾすぎ問題」は海外でも物議をかもしだしたようで、こうコメントされていました。
あえて言えば、この値段でこれはちょっと不良品ではないでしょうか？
4つ目のシェードのみ品質が良く、他は普通です。また、薄いピンク色のシェードも他のシェードと調和がとれていません。
※個人のコメントを翻訳しています
頑張れトムフォード。過去の栄光よ再び！
お世辞にも1万越えのパレットにふさわしくなく、このくらいだったらキャンメイクやセザンヌなどのプチプラの方が満足するのでは？と疑いたくなるようなパレットでした。
TOMFORDはお高いパレットとして認識されているのだから、もうちょっとクォリティ上げて頑張ってくれよ！中途半端な熱量でパレット作るな！以前のように顧客を熱狂の渦に巻き込んでくれ！と言いたくなるのです。
・・なんて偉そうなことを言っていますが、アイカラークォードはこれを含めて「Suspition」しか持っていません。すみません。
イエベ春の中でも暖色系の得意な私は「Suspition」が似合いすぎて、神色とまではいきませんがかなり感動したので、トムフォードなら何とかしてくれるはずだと勝手に神格化していたのであります。
身も蓋もないことを言ってしまえばトムフォードもシャネルもディオールも所詮ビジネスなので、ブランディングによってファンが買ってくれればオールOKなのです。
ブランドが発信するキラキラした世界観に巧みなマーケティングによって、消費者は「私も特別な何かになれるかもしれないっ…！」とありもしない魔法を求めてしまいますが、それもマーケティングのうちでブランドの思う壺です。
ちょっと辛口になってしまいましたが、でも新作が出ると買っちゃうのが人のサガ。
あれだけ酷評しておいてですが、私もすっかり「トムフォードの魔法(マーケティング)」にかかったファンの一人なので、おそらくこれからも良さそうな商品が出たら買っちゃうでしょう！🤩
・・ただ今回の教訓を生かして、次からは飛びつかずに慎重に(？)検討してから購入したいと思いました。😅
すごく淡い色なのでお仕事用としては最適ですよ！
ではでは！
