こんにちは。BlissBliss⋆*@テキトーでもうまくいくです。
Amazonプライム・ビデオの新作「死者の記憶をもつ子供たち(2018アメリカ)」を観たんですが、あまりの面白さに釘付け👀。その勢いで全話をいっき観してしまいました。
原題は「Ghost Inside My Child (うちの子にひそむ幽霊)」と物騒すぎるタイトルなのですが、もともとはアメリカのドキュメンタリー番組のようです。
「死者の記憶をもつ子供たち」とは早い話が生まれ変わり(輪廻転生)についてのドキュメンタリーなんですが、自分は誰かの生まれ変わりだを主張する子どもたちの証言をもとに、その家族からのインタビューや調査内容を織り込み、主観的な目線で事実に迫っています。
登場する家族は住んでいる州も家族構成もバラバラのごく普通の一般家庭ですが、ほかの家庭と違うところは「生まれ変わりの記憶」を持つ子どもがいること。
子どもたちに共通するのは、言葉も話せないほど小さいうちから「自分が生まれる前の人生の記憶の断片」に翻弄されて苦しんでいるということですね。
現在シーズン1の5話分が公開されていて、それぞれ45分ほどの一話完結のオムニバス形式なのでサクッと視聴できました。
では「生まれ変わりの記憶」を持つ子どもとはどんな子なのでしょう。
自分が”死んだとき”の情景を覚えている子どもたち
ドキュメンタリーには自分以外の誰かの記憶、つまり「過去生」と言われる自分が生まれる前の人生の記憶を持つ子どもが出てきます。
その記憶は子どもによってさまざまで、住んでいた国や地域も多岐に渡ります。
ニューヨークの同時多発テロ9.11でツインタワーとともに命を落とした時の様子を詳細に語る男の子、
教わってもいないドイツ語を理解し、自分は第二次世界大戦で戦士したと語る男の子、
友人によってバットで撲殺された少年の痛ましい記憶を持つ男の子、
生まれる前は日本に住んでいたと語り出し、教わってもいない達筆な漢字を書いて周りを驚かせる女の子…etc
子どもって嘘ついているときと事実を話すときは、もし作り話だった場合は親にバレないわけない。何となく様子が全く違うから分かるんですよ。
しかし、子どものつたない言葉であっても証言にブレがないというか、まるで実際に観てきたかのように語る姿に妙なリアリティがあるのです。😱
残された記憶には凄惨な形で死を迎えたケースが多いのは、やはり生まれ変わったとしても強烈な記憶は断片的に引き継がれ、現生に影響を与えているのでは?と感じるところも。
未熟な子供の脳は、TVなどで見聞きした情報から勝手にテキトーストーリーを作っちゃうことは十分起こり得るそうなので、それって影響されただけなんじゃないの〜?と前世の記憶というには判断がつかないエピソードもチラホラありました。
一方、身内ですら知り得ないことをペラペラ話す子もいて、証言を調査したところ完全に事実と合致したりと引き込まれるエピソードも存在。まあ、全部が全部信じる必要はありませんけどね。
執念の調査によって過去生の自分が判明していく
Photo by lisa runnels
親としては大変だったろうな〜と。
前世の記憶を持つ子どもたちは早い段階で悪夢によって過去生の記憶が蘇るそうで、これがまた悲惨極まりない。
決まって、起きていようが遊んでいようが口を開ければ「火災に巻き込まれて逃げようと窓から飛び降りて死んだ」なんて語り出して、親としてはもうどうしていいのか分からず、せいぜい小児精神科に連れて行くことしか出来ず疲労困憊の毎日を送るそうです。
考えてもみてください。幼稚園に入るか入らないかの幼い子どもが毎晩すさまじい悪夢にうなされて泣き叫ぶんです。😰💦
親たちは何とか救ってあげたい一心で、子どもが示すヒントを手掛かりに「過去生」の特定にむけて調査を進めていくのですが、その過程で、過去生と今の自分がゴチャ混ぜになってしまっている子どもに対して、親はある大きな「儀式」を提案していくんです。
儀式とは、過去生で自分が命を落としたと証言する自分が死んだ場所に実際に行ってみたり、過去生の自分を知る人物に実際に会いに行くこと。
過去生の一片に実際に触れることで、小さい子どもなりに記憶にケリをつけて過去を手放していくシーンには感情移入して思わずウルっときちゃいました。
まあもし日本だったら、子どもが悪夢にうなされてわけわからんことを言い出して困った〜!なんてなっても精神科でキツめのお薬もらってインチキおばさんに霊視してもらうくらいが関の山なのかもしれません。
絶対に子どもの過去生を特定するんだと、親御さんの執念ともいうべき行動力と愛の強さに、過去生と現生を超えた絆を感じましたね。
「死者の記憶をもつ子供たち」は過激なシーンこそないものの、死を連想させる凄惨なイメージがあるので一応閲覧注意ということで。
ちなみに私自身は過去生はあると信じています。
特に何かの宗教に入ったりはしていませんし、入るつもりもありませんが、過去に飯田史彦氏の「生きがいの創造」を読んで妙に納得したことがあります。
昔々、ノリで退行催眠CDを聴きながら過去生を見ようとしたこともありました。
催眠によって、丸い目と栗毛の髭で覆われたジャック・ブラックのような顔のおっさんがつまらなそうに鏡を覗いているという、ロマンスもへったくれもない情景が目に浮かんだだけですが、知っている人を見たような妙な安心感を覚えたので多分そうだと思っています。(テキトー)
現生の私に覗かれているとはつゆ知らず、過去生のおっさんは薄暗い部屋で一人、これまた薄暗い鏡を見ながら自画像か何かを描いていたので、絵を趣味にしていたのか生業としていたのか、とにかく絵は得意だったようです。
幸い私は絵を描くことは苦じゃなくそこそこ得意なので、髭おっさんの特性を受け継いでいるのかもしれません。
私の過去生は王子を待つお姫さまではなかったことで「テン下げなんですけどぉ〜」と急に醒めてしまい、それ以来CDはどこ行ったか分かりません。
ではでは。