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コレ持ってたらチョベリバ!?90年代の女子高生が持ち歩いていたヒット商品4選


昨年の2018年は何かにつけて「平成最後」と称して90年代に流行ったものがリバイバルとしてもう一度メディアにお目にかかれた年でもありました。

90年代が懐かしいのかとしんみりする一方、それだけオバサンになったということの証明でもあり、

なんだかスゴイ複雑です。ちょベリバ。

(ちょベリバ=「超ベリーバッド」の略ですごく最悪な気分の意。90年代中頃〜後半にかけて女子高生を中心に流行った言葉で死語。ちなみに当時陰キャ寄りだった私は使ったことない。)

こんにちは。Bliss(@Bliss_Blink)です。

スマホもネットもない時代の女子高生が持っていたモノから当時の大流行したモノが垣間見ることができます。

懐かし〜!と声が出たあなたはアラフォーに違いない。

写真に自在にお絵かき「ミルキーペン」

1996年ごろ、女子高生の間で空前のブームになったペンがあります。ポスターカラーのように透明度がないため写真や黒い紙の上でも発色するカラーペンなのですが、

ミルキーペン覚えていますか?

スマホで撮ってその場でアプリを使ってデコることができる今と違って、当時の女子高生はインスタントカメラを持ち歩いては写真を撮り、現像したスナップ写真に手書きでデコるという超アナログっぷりでした。

「写真の上から描ける!」と大ウケで女子高生がこぞって買い求めたために人気色は軒並み品切れしていました。

駅前のビルに入っている文房具屋さんなどでは入手不可能な色もあったりと欲しい色が揃わない!そんな悔しい思いをしたのを覚えています。

↓ちなみにこんな感じのイメージで自由に描いてデコることができました。↓↓

そりゃ流行るわ。

横たわるにゃんこ/ Photo by ぱくたそ

今でも売っている「ソックタッチ」

ソックタッチなんてもはや死語に近いのでまさか売られていないだろうと思っていたら、なんとまだ需要があり販売しているとのことで驚きました。

ルーズソックスをひざ下の「イケてる」定位置で止めるために活躍するのがこのソックタッチ。

要はただの糊なのですが肌に塗ってもかぶれないよう優しい成分で出来ているのか不思議とかぶれません。

手のひらサイズでポーチに入ることから女子高生の必須アイテムとなりました。

下校時は「ソックタッチ貸して」と飛び交っていたあの時代・・。

もう糊で良いや!とヤマト糊をソックタッチがわりに塗っていた猛者もいました。

ヤマト糊は強力でしたが肌がかぶれるのでやめましょう。

今の女子高生も使うのかは謎です。

今でもキュートなフォルム「ロットリング Tikky」

なぜかみんな持っていた文房具の一つに、ドイツのメーカーロットリングの「Tikky」というシャーペンがありました。

これは当時の女子高生のトレンド発信地であったソニープラザこと「ソニプラ」(現在はPLAZA)でしか買うことができなかったため、埼玉の田舎から池袋までせっせと買いに行ったのを思い出しました・・。

ね?可愛いでしょ?

海外チックな斬新でビビッドな色使いが、新しいもの好きの女子高生の間で大ヒットしたようです。

マーブル柄のTikkyに思わず「持ってた〜!」と叫びそうになりました。

カバンの中で餅のように膨れ上がった「プリ帳(プリクラ帳)」

女子高生は派手なものが好きかと思いきや意外と保守的なところもあり、

今と同様、文房具などは特にシンプルで使い勝手の良い無印良品は人気のブランドでした。

その中でも一見地味な無印の小さなクリアバインダーは女子高生の人気アイテムでした。

涼しげな表紙とは裏腹に中身はとんでもない量のプリクラが貼られていました。

そう。つまりプリクラを挟んで持ち歩くための「プリ帳」を作るためにこの無印良品の小さいバインダーが流行しました。

無印良品のバインダー内のシートにあふれんばかりのプリクラを貼ってプリ帳を膨らませ、友達多いアピールをするのが一種のステータスだとされていたんですね。

プリクラでいっぱいで餅のように膨らんだプリ帳は周囲の女子高生を黙らせ、今で言うマウンティングに近い威力を発揮しました。

プリ帳が辞典のように分厚い=友達多いと学習した女子高生は必死になってプリを撮り、または誰構わずプリクラをもらったりしてプリ帳の厚さを競っていました。

番外編:高価だったMDプレーヤー

すみません。女子高生が持っていたとは言えないかもしれませんが、90年代から急速に普及して市場から消えていった媒体「MD(ミニディスク)」も忘れたくなかったので次点に加えます。

↓MDって何?という平成生まれの方にこんなイメージを作りました。言わばちっちゃい版CDとお考えください。

カセット → CD → MD  → MP3(データ)と音楽市場は移りゆく間に存在した文字通りCDをグッと小さくしたようなミニディスク、その名もMD。

MDなくして青春はありませんでした。

MD専用のMD搭載コンポで音源をCD→MDに取り込み、

MDが画期的だったのはプレーヤーがちゃんと曲名を認識し、曲の頭出しも簡単に出来たこと!

CDとなんら変わらない操作性に加えて音質もCD並みに高音質だったと記憶しています。

カセットテープから比べればすごくハイテクで、スゴイものが出た!とめっちゃ嬉しかったですね。

ポータブルMDプレーヤーはやはりソニーのウォークマンが音質や使い勝手ともに最強でした。

録音機能がついたポータブルMDプレーヤーを持っていた弟に媚びてよく録音させてもらったものです。

MD、これも「平成の遺産」として認定したいものです。

グッズに見るコンパクト化

今ならミルキーペンなどを買わなくてもスマホアプリで超可愛くデコってさらにエフェクトまでつけれちゃう。

MDだって今ならデータがあるので面倒な録音作業をしなくてもダイレクトにスマホで曲を聞けちゃう。

プリクラだってデータ化しちゃって第一、今そんなにプリクラ集めないのではないでしょうか。

今なら全てスマホに収まってしまうという便利さの一方、持ち物がぐんと減って何だか寂しい気もしますね。

お店まで足を運んで実物を目にしなくても商品が簡単に買える今とは違って、自分で目で見て納得して買うという消費だった90年代は持ち物に対して今以上の愛着が湧いていた気がします・・。

捨てなかったモノ、実家の机の引き出しで眠っていませんか?

ではでは!