こんにちは。BlissBliss⋆*@テキトーでもうまくいくです。
あるオーストリア人作家が地元で家を買うことになった。もし家を買うなら『北東向き』の家が欲しいと願っていたそうだ。日当たり良好だからだと言う。
これを知った私は作家の考えに耳を疑った。
北東向きの家??…この人は太陽が嫌いなのか?北向きの家なんて住んだら寒いじゃん!と突っ込みたいくらいだった。
しかし、アホなのは私の方だった。
結論から言うとこの作家の考えは間違っていない。理想通りの北東向きの家が出来たとしても日当たりの良い家になるはずだ。
さてなぜでしょう。…なぜか分かった??
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ちょっと考えてみて。
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では正解。
この作家はオーストラリア人。
そしてオーストリアがあるのは南半球だ。
南半球のオーストラリアでは太陽は東から昇り『北』を通って西へと沈むという事実をすっかり忘れていた。正直言おう。忘れていたのではなく知らなかった!アホですみません。
衝撃すぎて思わず「地球スゲー!」と小学生並みの感想が口から漏れたぐらいだ。
太陽が東から昇り、南を通って西へ沈む『北半球スタイル』で生きてきた私には、自分の生活に直接係わることのない南半球のことなんてすっぽ抜けているし、ズバリ言うと興味なかったのだ。
この事実を知るとあら不思議。オーストラリアでは北東向きの家が日当たり良好な道理が分かる。そりゃ北半球式で南向きの家なんて建てちゃったら洗濯物も乾かないよねっていう。(海外では日干しせず最初から乾燥機を使うのが一般的なのだが)
これズルい。(何がズルいのか分からないが) 目からウロコが落ちる思いだった。
ウィキペディアの『南半球』の項目にはこう書いている。
太陽が東から出て「北」を経由して西に沈む。
はいシンプル!
当たり前だけど何か?ととでも言いたげに非常にシンプルな一言で定義している。
知らなかった人がここにいます。すみません。
私の常識はみんなの非常識
オーストラリアやニュージーランドなど、南半球の国ではクリスマスの時期は真夏にあたるので、海からサーフィンをしながらやってくるサンタの光景などを一度はTVで観た事があるはずだ。
季節や星座は北半球と真逆だと言うことは知っていたが、まさか太陽も反対の動きをするとは。(あえてこう言わせていただく)
季節が反対なんだから太陽もヘンな動きをして当たり前なのだが…。
友達に教えて何人この事実を知っているだろうかと確認したい欲がムクムクと湧いてきた。でもただの一般常識でみんな知っていて恥かくかもしれないからやめておく。
そういえば、いつの間にか『メリークリスマス』と言わず、世界的には『ハッピーホリデー』と言うのが一般化していた。
クリスマスってキリストの生誕祭、つまりクリスチャンのお祭りなので、他の宗教を信仰する人に配慮しましょうねって流れでこのような呼び方になったらしい。
日本では当たり前だとされて疑わなかった慣習なども、多様性が叫ばれるこれからの時代はテコ入れされるだろうし、世界の流れに乗らなければいけない時代は必ずくる。
私たちは自分が心地いいと感じている生活ゾーンの中で生きている。
家族や友人、働いている職場環境や所属しているコミュニティ、それらは自分の慣れ親しんだ環境だし、人間関係も大体自分と同じような価値観だったり、似たような生活環境で、あまり周りと自分が極端に温度差があるなんてことはないはずだ。
新しい考え方を得たいと思ったら自ら
自分の世界だけの思い込みの世界で生きていないだろうか、時には疑いを持って物事を見てみるのも面白い、そんなことを考えさせられた。
ではでは。