最近、あの有名なナポレオン・ヒルの「思考は現実化する」を読み始めました。
やっぱり「思考は現実化する」は今出回っている多くの自己啓発本の源流と言われているだけあって、
ものすごい情報量ですが説得力があり、
やさしい訳のおかげで非常に読みやすいです。
(訳が変過ぎて読みづらくなっている本って多いですからね・・。)
そして分厚いです。(笑)
「ビジネスで成功すること」を前提に書かれているので、男性的でギラギラと血の気の多い感じはしますが、
ベースは「思考は現実になる」=「引き寄せ」なので、
ちょっと生ぬるくてふわっとした喝を入れたい人には背中を押してくれる本となりそうです。
(背中を押してくれるというか導火線に火をつけてくれそうな勢いではありますが)
ヒル先生は「成功の黄金律」として、きっちり願望の設定をすることや、
思考があなたの人となりを作ることだと知ること。
そして潜在意識や大いなる力などの「見えない力」について理解を深めることが大切だと伝えています。
どこかで聞き覚えのあることが並べられていますが、
何を隠そう、「思考は現実化する」は「引き寄せ本」の元祖でもあったりするんです。
さすが自己啓発本の源流。
ナポレオン・ヒル氏が他界されてほぼ半世紀経ちますが、
日本に住む一般ピーポーの私の心にもしっかり届くナポレオン・スピリットに感服します。
ヒル氏は裕福な生まれではなく、田舎の貧しいそれこそ裸一貫からアメリカの財界・セレブ界にのし上がってこられた方で、
ルーズベルト大統領の補佐官まで努められた方なんだとか。
そんな方が「思考は現実化する!」と熱く語られると説得力があるというものです。
生まれは貧しいとはいえ、ヒル氏のお母さんのエピソードを見るとすごく聡明な人だった印象を受けましたけどね。
古い本っていいな〜「*1アンドリュー・カーネギー先輩から聞いたんだけど〜」「友達がエジソンの元で働いていて〜」なんてエピソードがサラッと出てきたりと色々衝撃です。(笑)
日本だったら「友達が坂本龍馬の後輩でさ〜」ぐらいのインパクトがあるに違いありません。
しかし、時代背景が違いすぎて参考にならないということは一切ないので
「本質の黄金率」は普遍で決して色あせないという証明だということでしょうか。
*1:※アンドリュー・カーネギー:1835〜1919 アメリカの鉄鋼王として知られる実業家で大富豪