こんにちは。Bliss(@Bliss_Blink)です。
新入生も学校生活に慣れてくる頃、
何の問題もなさそうなのに「学校へ行きたくない」と言い出す事があります。
うちの娘も突然そう言って学校を休んでしまったことがあり、
どうしたものかと悩んだ事がありました。
親としてはまさか不登校?とあらぬ心配をしてしまうものです。
「何かあったの?」とまくしたてるように問いただしても余計子供はイラ立って「ウゼェ!」と言われるのがオチ。
その前にちょっと言動を確かめてみてください。
親が心配しすぎていませんか?
あの手この手で思春期の娘と向き合って、
うっかり言ってしまいがちですが子供を追いつめる良くない言葉を3つご紹介します。
NGワード1:みんな頑張っているよ?
「みんな」とか「クラスメイト」「先輩」などを使って、「みんなも出来るんだからあなたも出来るよ!」と無言の圧力をかけるのは
私たちも親からそう言われてきた証でもあります。
私も何気なく子供に言っていましたから、子供にもっと頑張ってもらいたいという気持ちはすご〜〜くよく分かります。
逆の立場で考えてみてください。
言い方を変えればみんなが出来る → 私はできない → できない私はダメだと暗に言われているようなものですし、
「ウゼェ」と言い返したくなる気持もわかります。
「みんな頑張っているからあなたも出来るよ!」とか何のプラスにもならないのに、背中を押すプラスの言葉として存在しているのが不思議なほど。
思春期は他者と自分との違いが分かってきて嫌というほど自己否定する時期でもあります。
他人との比較は一番やってはいけないと痛感しました。
そこで他者からの視点(客観)から子供の視点(主観)で見てみる事にしました。
「○○はいつも学級委員とか頑張ってるもんね。」
そんな声がけで娘は「親から認められている」と感じたのか、信頼してくれるようになりました。
×「みんな頑張っているからあなたも頑張れるはず!」
↓
○「あなたはいつも頑張ってるよね!」
NGワード2:あなたのためにならないよ?
親は学校を休むことで子供に起こりうるであろうデメリットばかり気を取られて
学校を休むとあなたのためにならないと遠回しに言ってしまいますが、
子供からしたら的外れな答えだし、子供からしたら「そんなの知るか!」です。
むしろ「上から目線ウゼェ」とか「親は何も分かっていない」と思うに違いありません。
「あなたのためにならない」と似たような言葉で「あなたのためを思って」があり一見ふわっとした思いやりにあふれた言葉ですが、
その裏にある「このままだと大変なことになるぞ?」という一方的な脅しや押しつけが含まれているのは明らか。
うちのケースですが、娘には自主性に任せて「自分でこの後のことよく考えてみてね。」と伝えてあとは黙って見守っていると子供は自分からゴソゴソと動き出します。
子供って親が言わなくてもちゃんと後先のこと考えているんじゃないでしょうか。
(「あなたのためを思って言っているの」って大人でも言われるとカチンと来るよね。言われて功を奏したケースなんてあるのかって話。)
×「あなたのためにならないよ!」
↓
○「自分でこの後のことよく考えてみてね。」
NGワード3:学校は絶対に休んじゃダメ!
学校を行きたくないと聞くと親は色々なことが頭を駆け巡り心配を始めます。
勉強が遅れるのはもちろんのこと、クラブ活動や部活の学級活動で穴をあけてしまい迷惑がかってしまう。
クラスの友達ともうまくいかなくなるかもしれない・・
「学校は絶対に休んじゃダメ。」
実はこれが一番のNGワードなんじゃないかと思っています。
え?何で?学校は休んじゃいけないものでしょ?と思ったとしたら、
この機に「それ本当?」と疑ってみる良いチャンスです。
私自身も学校は一日たりとも休んではいけないと信じてきましたので、当然娘にも強要していたようです。
「学校は休んではいけないし、サボるのは弱い人間のすることだ。」
そう信じていた、というよりは、そうだと親や先生から信じ込まされてきたに近いかもしれません。
普段私たちが「会社を休まず」行っている事からも、どれほど強力に作用して私たちの信念を作っているかが分かると思います。(笑)
でも大人でも「会社行きたくない」とサボる人がいたり、
「色々疲れたから息抜きしたい」と会社休んでふらっと気晴らしに一人旅に行ったり、
いっぱいいっぱいで精神やられちゃう人、激務で詰め込みすぎて体調を崩してしまう人がいるのに、
なぜ大人よりコミュ力がなくて大人より要領が悪い未熟な子供が全部完璧に出来ると思うのでしょうか。
少しくらい「休みたい」と言ってもいいよ!と許してあげる心の広さって必要じゃないでしょうか。
子供は大人の想像以上に疲れているようです。
今日から子供が置かれている環境にあなたが入り込んだと想定してちょっとイメージを膨らましてください。
朝起きて6時間みっちりの授業(毎日新しい事を学習)を受けます。
息つく暇もなく休憩時間には友達付き合いもしなければなりません。
(←しかも自分も含め友達全員子どもだからコミュニケーション力が未熟な人ばかり。)
学校が終わると学級活動、中学生は授業の他の活動のウェイトも多く、
部活は土日祝日・夏休みにも及びます。
部活が終わると今度は塾へ行かされて・・。
そうそう、最近ではスマホの普及にともないSNSにも人間関係は広がっているので、
「既読スルー」と叩かれないためにもLINEのチェックを抜かりなくこなさないといけません・・。
大人でも脳みそ沸騰しそうなタスクの嵐なのに、さらに心も体も未熟な子供は一週間健気に努めているわけです。
「出来て当たり前」から「こんなに出来る子供すごい!」に見方をシフトしてあげられないでしょうか。
学校なんて毎日行って当たり前!から学校毎日ちゃんと行ってスゲーな!と見方のシフトができたら
ちょっとのモラトリアムぐらい受け流せるはず。
無意識にやってしまっている「出来て当たり前基準」は、ちょっと子供が出来なかった時に、
子供を傷つける凶器になりかねないと思うんですがね・・。
×「学校は絶対に休んじゃダメ!絶対!」
↓
○「学校に疲れた時は時々休んでも良いよ。」
子供の自己肯定感を大切にしてあげよう
すみません。テキトー人間がとやかく言ってしまいました。
子供が一番ムズカシイ魔の思春期に差し掛かり、ただでさえ闘いの毎日で
「学校に行きたくない」なんて聞いたらパニックになってしまうのはどの親でも一緒だと思います。
小学校の頃は言う事を聞いたのに何で〜!と今まで上手くいっていた方法が全く効かないことで
ショックを受けた親御さんは私だけじゃないはず。
それとなくママ友に聞いたら「うちの子は反抗なんて全然しないわよ〜」なんてどこ吹く風をされて妙な劣等感を感じて落ち込んだり、
祖父母に聞いたら「学校は行かなきゃだめ!!」の一点張りで挙げ句に「ナメられないよう親がエライということを子供に教えてあげるべきだ」となんとも時代錯誤な教育論を振りかざしてきて、
(こ、こいつに相談するんじゃなかったぜ・・)と参考にならなかったり。
うちの子だけかもなんて一人相撲になりがちなんですよね。
背景に明らかにいじめなどがない場合、単に疲れているだけかもしれないので、
「いつでも相談してね」と肩を叩いてあげて、
場合によっては担任の先生や学校カウンセラーに相談していきながら
変に事を荒げず登校を促してあげるのが最善策かもしれません。
話したかったら向こうから話してきますし。
コミュニケーションに関して特に思春期の男子の親御さんは大変な印象を受けます。
聞き出そうとしても「うるせーなババア!」と一蹴されてしまうから、
息子が学校で何をやっているのか知らないのよ〜なんてよくこぼされます。
その点、女子は「ねえちょっと聞いてよ!」「ねえ聞いてる?」と共感を求めてきますので
思春期にあっても親子のコミュニケーションは取りやすい気がしますね。
ここで最後に有名な元帥山本五十六の言葉を。
↑人を動かす立場の人が必ず参考にする座右の銘ですね。
ここまでやらないと人は動かない。
逆に言うと、ここまでやると人は必ず動くってこと!
そう肝に命じて子供を教育していこうと決めています。
(テキトー人間の私には重すぎるけど・・)
ではでは。
※もし本当にお子さんの精神面のサポートが必要なら独断で決めつけず、必ず学校やスクールカウンセラーにご相談下さい。