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Eテレ【オイコノミア】プラントハンター西畠さんに感銘を受ける


昨晩Eテレ「オイコノミア」にプラントハンターの西畠さんが印象的でした。

プラントハンターって初めて聞いたんですけど、

決してイマドキな新しい仕事ではなくて、古くは18〜19世紀のヨーロッパの貴族社会で

すでに存在したという由緒ある仕事なんだそう。

その名の通り、貴族のために諸外国から見た事もないような植物を採取してくる人たちのことを表しました。

現代では献上する貴族こそいないものの、

世界各地、時には断崖絶壁の秘境まで赴き、

貴重な植物を保護する活動をしたり、

日本の流通で絶対手に入らない世界の珍しい植物を日本で育てる仕事をしています。

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日本の検疫をクリアしても次の問題、さらに次の問題とコストも労力も必要な作業を繰り返し、

無事日本にたどりついても課題は山積み。

正反対の特性を持つ植物を隣同士で育てるという難題にも直面します。

水を殆ど必要としないメキシコの木の隣に、水をたくさん必要とするブラジルの木を置きたい。

原産国も管理方法も全く異なる二つの木はまるで水と油のよう。

隣同士で管理することを提案した時には周りから反対の声が上がったそうです。

「無理に決まっている」と。

それでもあえて周りが無理だということを「できる」と信じてやってみた結果、

西畠さんの予想通り、

二つの木は隣同士で共存できるようになったということでした。

やっぱり何かを成し遂げる人って、自分の思い込みの外を軽く抜け出すんだな〜と

西畠さんの思い切った行動は、思い込みの枠の虜になっている私たちにヒントを与えてくれます。

誰もやっていなことをあえて疑って破ってみる勇気。

ほとんどの人は、みんなが反対することをわざわざやってみようなんて思わない。

だって超怖いもん。

やったところで絶対絶対失敗するもん。

みんながNOと言っていることは正しいもん。

周囲の意見の壁は厚く、それを破ることは計り知れない恐怖を伴います。

でも一歩前に出る人は、

どれだけ周りが10人中10人がNOと言っても自分がYES!ならYESなんです。

これはタブーとされていることをあえてやれ!と言っているワケではなくて

どこまでも自分を信じられるか否かの話なんです。

清々しいほどの「自分軸」があるか否か。

何かを創り出す人はこういうところで肝が座っているんだな〜と

とても良い刺激になりました。


それにしても「プラントハンター」ってカッコいいな!

これからはAIや機械が人間の仕事を補うようになり、

一般的な仕事がどんどん機械に奪われていくだろうと予測されています。

10年前は存在しなかった仕事が今では当たり前のように

目にするようになっているめまぐるしい時代、

機械には出来ないオリジナルの仕事が生まれてくることは喜ばしいことかもしれません。


Blissが経済学に興味を持ったきっかけとなった「オイコノミア」。

Eテレで木曜午後10時からやっていますので是非ご覧ください。

何気に好きな番組の一つです。

それにしても最近のEテレ、責めてるな〜。

大科学実験」とか娘も食らいついて観ています。

www.nhk.or.jp

もうチャンネル変えればひな壇芸人バラエティか、グルメ垂れ流しの民放なんて観る気になれませんね。

いつも読んで下さってありがとうございます。