先日、「世界一受けたい授業」に出演されていたガイ・ウィンチさん。
彼のスピーチがかなり面白かったのて調べてみたら
TEDのスピーチを発見。
TEDの中では嫌なことや悪いことを中毒のように繰り返し考えてしまう「反芻」についても触れていた。
これも興味深いので貼付けてみる。
体は手当てするのになぜココロは手当てしないの?
5歳の幼児ですら、手をケガしたら自ら絆創膏を取り出して手当しようとするというのに、
何でココロのことに関してはほったらかしなのだろうと疑問を投げかける。
「そんなの気の持ちよう」「気にし過ぎだよ」
「ど〜んと行け!」「飲んで忘れようぜ!」
ココロ、つまり精神面については特に、「気の持ちよう」という一見合理的な考え方で片付けられてしまう。
これを体で当てはめてみると分かる。
「転んで頭切っちゃった。」「そんなの気の持ちようだよ。」
「胃が痛いんだよね。」「何とかなるよ。」
体もココロも同じ扱いをされるべきだと、
ガイ・ウィンチさんは「精神」の衛生がおざなりにされている現実に警鐘を鳴らしています。
どうして僕達は歯のケアには時間を費やすのに 心のためにはそうしないのでしょうか。
なぜ身体の健康をこんなに重視するのに、心の健康にはそうしないのでしょうか?
ガイ・ウィンチ: 「感情にも応急手当が必要な理由」より
精神の「衛生」が軽視してしまうのは医師でも周りの人でもなく、私たち本人。
本人が一番心のダメージに無頓着だからこそ、傷ついても「なかったこと」にしてしまう。
その結果「傷」は無視されて、治されず何度も傷つけられた深い心の傷はついに深刻になり、
うつ病に発展してしまうのかもしれません。
自己否定は体をナイフで突き刺すことと同じ!?
「こうだったらな」「こうでなければよかったのに」
無意識に続けている自己否定は、自らの腕をナイフでどこまで切れるかとグサグサ傷つけていくことと同じだと例えます。
自尊心を損ねるそれらの行動の中でも一番怖いこととして、
あの「嫌なことを反すうしてしまう癖」を挙げてその危険性について教えてくれます。
最も不健康かつ一般的なクセは反すうです。 反すうとは何度も噛み続けることです。上司に怒鳴られた時教授に授業で馬鹿にされた時 友達と大喧嘩をした時、その場面を何日も頭の中で繰り返さずにいられません。 時には数週間です。 こういった腹の立つ出来事の反すうは簡単にクセになり、しかもその代償はとても大きいんです。
嫌なことを思い出してはウジウジ悩んでしまうあの「反すう」。
嫌な気分になるのに頭から離れない、妙な中毒性をはらんでいる気がします。
↓憂鬱な気分に急降下するのは分かっているのにね。止められない。
そんな気分に苛まれたことがあると、ガイ・ウィンチさんは自身の経験に触れます。
2分間だけ気を紛らわす
双子の兄がガン闘病した時のことについて触れています。
悪い方へ悪い方へと考えてしまう心を鎮めるために
ガイ・ウィンチさんは気分をそらすことを徹底しました。
研究によると たとえ2分間でも気を紛らわすと良いんです するとその瞬間は反すうの衝動から解放されます。
ですから不安や動揺、ネガティブな思考におそわれた時はいつも僕は衝動が去るまで
他の事に集中するようにしていました。
1週間もしないうちに物の見方が変わりました。
2週間後には物の見方が変わってポジティブになり、しまいには希望をもてるようになったというから
反芻がいかに負に引きずり込む力があるか驚きます。
時を同じくしてお兄さんの病状がみるみるよくなったのも、ガイ・ウィンチさんの表情が明るくなったことで、
お兄さんの心境に何らかの変化があったからかもしませんね。
「病は気から」という言葉の通り、心の力ってあなどれませんよ。いや、ホントに。
さて、
ガイ・ウィンチさんのTEDをここでもう一度おさらい。
2. 何があっても自己否定はやめよう。自分の腕をナイフで傷付けるのと同じ。
3. 反すうはその場でストップ!2分間だけ意識を反らす。
今週受けた小さな心の傷は金曜日のうちに手当てしましょう。
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今すぐできることは「嫌なことの反すう」をやめること。
今週ああだったな〜、これやればよかったな〜、あんなこと言わなければ・・
ハイストップ。それ中毒です。
尊いあなたの心をズタズタに傷つけることは今すぐやめましょう。
それではただのマゾです。
2分間だけ気を反らしましょう。スマホで動画でも観ていればあっという間に2分経ちます。
週末は自分を癒してあげて、心身ともにスッキリと来週を迎えたいものですね。
いつも読んで下さってありがとうございます。