LookAtYourelfのメソッドをやった後からでしょうか。
時々【感覚】と【感情】が分離することがあります。
(あ、別に精神状態は正常です・・)
意識的に分離させると、何かと客観的になれてイイ感じです。
「Look At Yourselfって何?」という方へ「あるメソッド」人体実験レポートはこちら!↓
ちょっと怖い「あるメソッド」こと「Look At Yourself」人体実験3日目。
「あるメソッド」実験について古閑博丈さんととっくんさんの記事で取り上げて頂きました。
自分の生きている世界がこんなに豊かだったということに気づくクリスマスイブ
本当の自分は何も傷つかない
ここのところの寒波到来ですっかり冬将軍にやられっぱなしのBlissですが、
吹きすさぶ野外を歩いていた時、
ふとある実験を思いつきました。
その実験のひとつが
「本当の自分は寒くないはずだ実験」です。
【寒い】は感覚の一つですので、これは本当の自分ではないと断定できます。
(ジョン・シャーマンのおっちゃんそう言っていたし。)
まず、私たちが漠然と使っている【寒い】という感覚に注意を向けます。
そして【寒い】という感覚を分解していきます。
どんな感じがする?
手の甲に打ち付ける冷たい風。
皮膚の表面がピリピリと縮こまるような感覚。
顔の表面のしばれるような痛み
どこで? 手の指先・・足の指先・・顔の表面
どんな気持ちがする?
「寒っっ!」「しんどい!」
「早く暖かいところへ行きたい〜」
・・・
【寒い】という感覚は複合的な要素をかけあわせて、
それを統合して【気づいていた】んですね。
あの冷たさが実は意識の外側にある?と気づいたわけです。
分離したんですね。
ああ!これが【感覚】なのだと実感。
その【感覚】を感じているところは
全然寒くも暑くもないようです。
【本当の心】と【感覚】を切り離した後は
あんなしばれる寒さ(だと思っていた)がフシギと
それほど寒くは感じなくなりました。
体からは防御反応で鼻水が出そうになったり顔が赤くなったりしますが
本当の自分は寒くな〜い!
こんな話どっかで聞いたぞ?考えを巡らしてみると
ある言葉を思い出しました。
無念無想の境地になれば火も涼しくないよ
ちょっと極端な話ですが、
「心頭滅却すれば火もまた涼し」という言葉があります。
超テキトー訳ですと
「無我の境地になれば火なんて痛くも痒くもないんだぞ。」という意味なのですが、
無我の境地=本当の自分に【ある】ことだと勝手に解釈しました。
炎に包まれた寺の中で詠んだ辞世だと言われています。(恵林寺HPより)
時はさかのぼること戦国時代の末期、
かの有名な長篠の戦いで織田信長は武田勝頼を破り、武田氏は滅亡してしまいます。
武田氏とツーカーだった恵林寺は、信長さんお得意の焼き討ちの憂き目に遭います。
寺と最期を共にした人は僧を含め100名を超したというから
いかに壮絶だったか分かります。
燃え盛る紅蓮の炎の中で快川国師は静かにその場に座り、
目を瞑ったのでしょうか。
「焼き討ち?だから何?武力に負けて体は死すとも仏性は痛くも痒くもねえぜ!?
そういう境地で先の言葉を言ったのだとしたら
その清らかな信念に胸が熱くなりますね。
・・・話がかなり脱線しました。
炎の熱さには到底及びませんが、
「心頭滅却すれば火もまた涼し」
これはどこのシチュエーションでの使える魔法の言葉かもしれません。
逆境にあって辛い立場だとしても
本当の自分は何も傷ついていない。と気づくことができます。
つい頭がカーッとなってしまうようなことがあっても
本当の自分は常に冷静でニュートラルに物事を見ていると気づく。
対象からすっと距離があいて客観的に見る事が出来るようになります。
便利でしょ。
心が乱されるようなことがあったら【感覚】や【感情】から切り離したところを
感じてみる。
そのうちに心を乱されなくなるどころか、
嫌な事自体起こらなくなってくるからフシギフシギ・・。
いつも読んで下さってありがとうございます。