かなり前に野口嘉則氏の「鏡の法則」という本がヒットしたことは記憶に新しいのですが、この本はご存知ですか?
これ面白いよ読んでみて〜と友人から勧められて、過去に私も「鏡の法則」を読んだことがありました。
数年前に隠れたベストセラーとなり、当時一度は耳にしたことあるという人は多いかも。
以下ちょいネタバレあり。
息子のいじめに悩むお母さんがあるカウンセラーの元を訪れるのですが、カウンセラーはお母さんのお父様に対する不信感のようなものが、ご主人や息子くんに反射されそのまま現れていると察します。
最終的にお母さんはお父様とのわだかまりを解消し、その後ご主人とも向き合うことで息子くんのいじめ問題は解決の道を得るのですが、え?なんで、父親のわだかまりが旦那や子供に影響しているの??とにわかに信じられないかもしれません。
一見、目の前の問題とはまったく関係ないように思える、お母さんの心の奥底の「不信感のような何か」の感情がエネルギーとなってお母さんと関わりのある周りの人に出現するという、心の仕組みとかでは説明できない宇宙の”法則”の完璧さにすごく感心した記憶があります。
親と子は「合わせ鏡」という法則
親がうまくいかなくてイライラしていると子どもにリンクして子どもが言うことを聞かなくなったりするのは、子どもを持っている親あるあるだったりします。
朝のクソ忙しい時間、子どもを保育園へ送り出す間際になって「ママ〜うんち〜」と言われてしまう原因がこれです。(笑)
うちの子は学校でやっていけるのだろうかと心配ばかりしていると、子どものクラスの担任の先生から「実はこういうことがありまして…」と恐怖の電話がかかってくるのです。
反対に、親が子どもに余裕を持って接することが、子どもそれを返すかのようにゆとりが出来て、指示が通るようになったりするのです。
こんな不思議なことは何度も経験してきましたし、何人かのスクールカウンセラーの方は口を揃えて親と子どもの感情はリンクしていると断言をしていたので「子どもは親の鏡」説はどうやら公然の事実のようです。
仕事先の人間関係がうまくいかない、旦那とうまくいかなくてイライラが募る、親の介護で心に余裕がない…etc 大人には大人の事情があります。
そのモヤモヤを子供の心は無意識下で汲み取り、親にぶつけるのかもしれません。
子どもが言うことを聞かないのならあなたが人の言うことをきかないところがあります。
子どもがあなたに暴言を吐くなら、あなたも人に攻撃的なところがあります。
子どもがあなたに冷たいなら、あなたも人に対して冷たく装うところがあります。
まさに人間関係は「合わせ鏡」とはこのことでしょうか、あなたの周りの人は今あなたがどんなことを考えているのかを如実に映し出してくれているのです。
人は「合わせ鏡」どころか「あなたそのもの」です
…と、口だけ達者な反抗期の娘と口喧嘩している途中に娘から「お前なんてバカだアホだ!!」のようなことを言われて急に我に返り(実際にはもっとヒドい暴言吐いてます)、「これって自分が自分に言っているのでは?」という見解に至ったからなのです。
私の世界では私の周りのものは「全て私」なので、娘はもちろん自分であり、娘が私に「お前なんてバカだアホだ!!」と言ったとしたらそれは自分が自分に「お前なんてバカだアホだ!!」と言ったと同じことなのです。
その時にハッキリとこれは自分が自分に対して言っているのだと実感しました。
私は自分を「バカ」で「アホ」だと思っている、または自分の中に「バカ」「アホ」が存在するからこそ「娘」という媒体を使って「バカ」「アホ」が現れているとも言えます。
あ、ついてこれました…?😅
文章に「バカ」「アホ」が多すぎてわけわからん、ですか?
じゃあどうすればいいのか、
あなたは「バカ」「アホ」なのだと認めることです。自分の中に「バカ」「アホ」があること、言う事を聞かないところがあることを認めてしまうのです。
「あ〜ハイハイ」と認めて受け入れる、それでもああだこうだと言ってきたら、そのつど認めて受け入れます。だって自分が自分にそう言っているのですから。
認めていくうちに、あんなに強情だった子どもの態度が嘘のようにしゅ〜んと軟化するはずです。
ムカつく娘も言う事を聞かない息子も、自分の「鏡」だと思って丁寧に接すると不思議とうまくいきますよ!
ちなみに私はカウンセラーでも臨床心理士の有資格者でも何でもありません。
宇宙の法則の視点でテキトーなことを言っているので意味不明に聞こえたら聞き流してくださいね。
ではでは。