S-TRAINでみなとみらいへ行ってきた!
先日の記事でついに乗るよ〜!と書いたあの新型車両、「
GW真っ只中の2日間、埼玉から横浜のみなとみらい駅まで往復で乗ってきました。
「座れる通勤電車」という新しいコンセプトでS-TRAINは今年3月24日に華々しくデビューし、
埼玉の西武秩父駅から西武池袋線〜豊洲まで、
休日はさらに、西武池袋線から3つの大手私鉄に乗り入れて横浜方面(みなとみらい駅、元町・中華街駅)まで伸びるという
すごい電車なのであります。
・・とここまでがテンプレ!
ここからは個人的に乗ってみた感想をたらたら書いていきます。
※運賃比較などについては触れていません。コスパとか分からん・・。 ※「車いすスペース」にも行ってないので触れません。
いざ出発〜!
\ 2018.5 もう一度乗ったので加筆修正しました。/
うん、ピカピカ。でも危ないから白線の内側にお下がり下さい。
最初に乗った日がGWど真ん中とあってかお子様連れも多く、
駅のあちらこちらでは記念撮影をする家族の姿もチラホラ見受けられてこちらもテンションMAX。
土日祝日はS-TRAINが通勤電車から観光電車に変身する日だと実感します。
ドアが開くとまず目についたのが、中吊りの代わりに配置されたコンパクトなディスプレイでした。
つり革の下にずらっと並んだ座席はどれも背もたれ付きのクロスシート(前を向いている座席)なので快適そうです。
自分の席を探してみます。ワクワク。
新車の香りってシートの香りなんですよね。
西武線 → 東京メトロ → 東横線 → みなとみらい線と、3県にまたがり有名私鉄を駆け抜けていくS-TRAINですが、ディスプレイのCMは西武線関連オンリー。
ディスプレイでは西武鉄道がプッシュしている
土屋太鳳さんのフレッシュなイメージがマッチしてイメージになってますね。
↓土屋太鳳さん主演の
・・で、乗り心地は?
快適そのもの!
乗り心地は良かったです。
リクライニングこそできませんがフカフカのシートで長時間座っていてもお尻が痛くならず、
あと何より驚いたのは揺れないこと。 線路の揺れや、線路上のポイントの振動も感じず、線路を滑るように走るので超快適!
停車駅もターミナル駅以外は飛ばして次の駅から次の駅へとスムーズに進んで行き、あっという間に目的地の横浜みなとみらいへ着きました。 早さに関してストレスは一切感じませんでした。
窓も普通電車と同じくらいで大きめで明るい。
車両と車両の仕切りは「スマイルトレイン」こと30000系と同じガラス製ドアで明るく、前の車両を見渡せるので圧迫感はありません。
(S-TRAINはガラスに桜もようが描かれていました。)
\乗る前にちょっとここだけ確認!/
特急とは違うし、かといって普通の電車でもなさそうなS-TRAIN。
ここからは超独断と偏見に基づき、乗車の際に注意を要する点を挙げてみました。
気にしない人は気にしないところでもあるので、
いちおう頭の隅に入れてご乗車くださいね〜。
注意1:席にガタつきがあるかも
自在に動くシートの構造上、隣の席で動いたり立ったりすると多少ガチャガチャと揺れました。
少し体勢を変えるとガチャガチャと小さな音がする・・。(笑)
座席の隣に他人が座っていたらちょっと嫌かもね。
注意2:リクライニングができない
あれ?と思ったのはリクライニング機能がないこと。
座席横のおなじみみのあのレバーはどこにも見当たらず、もともとリクライニングできない仕様になっているようです。
背もたれをちょっとだけ後ろに倒すだけでも快適さは違うもの。
シートの背もたれが直角から変えられないのは不便に感じました。
S-TRAINは通勤特急として運行する際にはクロスシートからロングシート (線路と平行する座席の並び方)として座席を変えることもあるそう。
そのせいで座席周りの設備が邪魔にならないよう極力シンプルにしているのかもしれませんね。 (あくまで私の仮説です^^;)
注意3:簡易テーブルはないけど〇〇はついている?
S-TRAINにはどの座席にもテーブルが設置されていません。
前の座席についてきて下ろして使うあの小さいミニテーブルのことね。
あるのはドリンクホルダーとネット、バッグを掛けるフックのみ。
しかし、壁側の座席にはコンセントが設置されています。
残念ながら通路側の座席周辺にはコンセントがなく・・壁側の座席のみの特典 (!)かもしれません。
なのでパソコンを持ち込んでのPC作業や読書などは膝の上でする必要がありそうです。
ドア横の座席についてはドリンクホルダーすら無し!・・ちょっと不便さを感じました。
注意4:座席番号が見づらい?
S-TRAINは全席指定席なので乗車しても焦る必要はありません。
しかし席番号がスチールの手すりとなじんでしまい(わざと?)字も小さく光の反射で見えづらい。
席番号に目を凝らしているご年配の方もいたので
新幹線なみにデカデカと「7A」「7B」と白地に明記してあっても良い感じがする。
↓こんな感じで。(これは新幹線の座席番号です)
(写真は足成よりお借りしました)
注意5:全席に指定券が必要です
S-TRAINの特徴として、見た目は普通の電車と変わらないのに「全席指定席」であることが挙げられます。
新幹線のようなグリーン席・自由席はありません。
つまり指定券が必要だと知らずにうっかり乗ってしまい、どの席にも座れない!という事態を招きます。
(指定券なしに乗れてしまう時点で改善の余地があると思うんですけどね。)
私も実際にこの現場を目撃しました。
ご夫婦でしたが、普通の電車だと思って指定券を買わずに乗ってしまった様子でオロオロしていました。
ちょうど見渡す限り満席でしたので、次の停車駅まで立たされていたのを見たときはなんとなく心苦しかったです〜。
乗車しかできない駅と降りることしかできない駅があるので注意が必要です。
快適さをお金で買う時代の通勤電車
「座れる通勤電車」をコンセプトに華々しくデビューしたS-TRAIN。
通勤電車としての利用以外にもお出かけの主要な交通手段としても十分に使えて、いつもの運賃に「ちょい足し」するだけで座って行けるという安心さまで得ることができました。
帰りの混雑した電車のことを考えてゲンナリ〜なんてしたくないですものね。
特に子どもやご年配の方と一緒だったり、さらに荷物も多かったりしたらなんとしてでも座って帰りたい。 運賃倍払ってもいいから座って帰りたいもの。(笑)
快適さをお金で買えるなら即買ってしまいましょう。
S-TRAINは埼玉の観光地秩父から池袋、新宿、渋谷、豊洲、自由が丘、横浜、みなとみらい・・
山間部から臨海地域までの主要な都市を網羅しているので、活用次第でお出かけの幅が広がりそうですね。
機会があったら是非一度乗ってみてください。
番外編:私鉄3社の車掌さんを拝める!
S-TRAINの面白いところは、私鉄4社(西武・東京メトロ・東急・みなとみらい線)を経由しているため、
西武、東京メトロ、東急電鉄3社の車掌さんが一度に見れること。
駅での乗務員の交代とともに鉄道会社が代わり、そこで車掌さんも変わるので、
各社の制服が見れるというちょっとした面白さがあります。
お子さんと一緒にどこで制服が変わるかチェックしてみると面白いかも!
残念ながらS-TRAINで女性乗務員の方はまだ見たことないんですけどね・・。
あっという間に尾灯は暗闇へと吸い込まれていった。 おかげで撮れた写真はどれもブレブレでピントが合っていなかった・・。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
電車旅もいいものですよ。
みなさんも良い旅を!