こんにちは。Bliss(@Bliss_Blink)です。
長年Ca○onやE○SONの家庭用プリンタを使っていたのですが、
壊れてからしばらく買い替えていませんでした。
家電製品ってひとたび修理となると修理代がかさんでしまいこうなってしまうもの。↓
修理代 > 本体の値段
「買い替えた方が安いよ!」のアドバイスに従って泣く泣く処分しました・・。
傷一つなくまだ綺麗なのに〜。
年末年始の年賀状シーズンになると大活躍するインクと家庭用プリンター。
いざ使おうとなったら「プリンターが動かない」とか「純正と安いインクの違いがよくわからない」と慌てないよう、まず家庭で使うプリンターについて簡単に仕組みをレクチャーしたいと思います。
2018.12 大幅に情報を追加しました!
こんなに違う!家庭用プリンターと業務用プリンター
一般的に市販されている家庭用プリンターはインクジェット方式で印刷する「インクジェットプリンター」であり、
会社でよく見かけるあのプリンターやコンビニに置かれているプリンターは文字通りレーザー方式で印刷をするレーザープリンターがほとんどです。(業務用のインクジェットプリンターもありますが、ここでは一般的なケースでお話します)
インクジェット方式では顔料を主体とした液体インクを使い、レーザー方式では砂鉄に近い成分を配合した粉状のトナーを使います。
↓カンタンに言うと家庭用のインクジェット方式と業務用のトナー方式では印刷する仕組みもインクの材料もまるっきり違うんですね。
家庭用プリンターのインクは純正インクですとインクセットで買うと5,000円以上となかなか強気な価格設定になっていますが、
プリンタ本体は家電量販店で安価で買えるので身近な存在と言えるかもしれません。
その点、企業などで採用されているレーザープリンターは印刷コストは高いです。
レーザープリンターの構造上、トナーカートリッジ、トナードラム、プリンタ内の稼働部が多く定期的なメンテが必要です。
また、純正のトナーカートリッジは一本一万円以上しますし、
本体も高価で何から何まで家庭のプリント向きではありませんね。
プリンターは定期的に使わないと故障の原因に
プリンタの中で一番気を使わないといけないのが、インクが出てくる
吐出部は目に見えないぐらい細かな霧状にされたインクを勢いよく吹き出し、紙に吹き付けて印刷する役目をしています。
インクの吐出部はインクの細かさゆえ非常に目詰まりを起こしやすく、コンスタントにプリンターを使っている分には問題ないのですが、
少しの間プリンターを使わないだけで付着したインクが吐出部で固まってしまいインクが詰まるという弱点があります。
メーカーが勧めているメーカー純正のインクを使うことでインク目詰まりのリスクをある程度避けることができますが、プリンターの電源も入れず放ったらかしにしておくとあっという間に目詰まりを起こしてしまいます。
しきりにプリンターのメーカーが「純正インクを買いましょう!」と喚起しているのはこういう理由もあったりするんですね。
純正ではない、格安のいわゆる「互換インク」が悪いと言っているわけではなく、プリンターの故障原因は使用頻度に影響するところもあります。
純正インクと互換インクは上手に使い分けよう
私たちのごく身近で使われている家庭用インクジェットプリンターのインクについて何となく理解できたかと思います。
さてここからはついに「純正」と呼ばれるインクと「互換品」と呼ばれる格安のインクについての違いについて。
近年、家庭用インクジェットプリンターには格安インク(互換インク)が欠かせない存在となっています。
格安のインク、つまり「互換インク」とはAmazonや楽天などで「互換インク」として出回り、メーカー品のインクよりうんと安く買えるインクのことです。
それらのインクは互換インクとは言え質もよくカラープリントしても素人目にはメーカー純正インクと遜色ないため、プリンターを頻繁に使う人にとって互換インクの存在はなくてはならない存在なのではないでしょうか。
しかし、そんな互換インクにもちょっとしたデメリットもあります。
・プリンターに目詰まりしやすい
・経年劣化(色あせ)を起こしやすい。
安いなりにデメリットもある互換インクですが、純正インクとの違いを理解しておくことで賢い使い分けができる便利なインクだったりします。
こんなに違う!インクカートリッジ
純正インクと互換インクを買う前に、それぞれのインクが持つ特徴を理解しておきましょう。↓
印刷したては違いのない純正インクと互換インクですが、互換インクは時間とともに色あせがが出てきます。
その点純正インクはメーカーが謳っている通り経年劣化(時間とともに色あせてインクが劣化すること)に断然強いです。
また、純正インクはインクの粒子が非常に細かいのでプリンターを詰まらせるリスクは少ないです。
互換インクはどうしても粒子が大きくその分、吐出口を詰まらせがちです。
また純正インクを買っている人ならご存知の通り、全色揃った5、6色セットで買うと数千円してしまう大変高額なもの。
写真のプリントなどここぞ!という時の印刷用としてストックしておいて、書類の印刷など日常的なプリントなら格安の互換インクを使った方がお財布にも優しいです。
ではここでまとめです。
たまにしか使わない人、家族写真などのアルバムに残しておきたいここぞという写真の印刷は「純正インク」を。
頻繁に使う人、PTAの配付物や年賀状などそれほど長期保存を必要としない大量印刷は「互換インク」を買うと損をしません。
それぞれの特性によって使い分けをすることで無駄を防げ、子供の学校の役員会議で使う資料のために年がら年中高額な純正インクを買って家計を圧迫してしまうなんてことも避けることができます。
互換インクを買った後はここをチェック!
安くて便利な互換インクですが一つだけ注意点があります。
チェック1:互換インクはメーカー修理の保証対象外になりやすい
互換インクを使ったことによる目詰まりなどでプリンターが故障した場合、
メーカーの保証対象外になってしまいます。
当然プリンターメーカーは純正インクの使用を推奨していますし、
純正インクを使用しなかった場合の印字不良や故障などについて各メーカー公式サイトで注意を促しています。
市販の互換インクを取り扱う量販店やメーカーなどでも同様に互換インクを使ったことによるプリンター本体の故障は保証しないといった注意喚起があるので注意が必要です。
チェック2:ICチップがついた互換インクを選ぼう
互換インクに飛びつく前に必ず「ICチップ」が搭載されているか確認してから購入しましょう。
実はこのICチップ、付いているか付いていないかで使い勝手に雲泥の差がでます。
「ICチップ」とはインクの背面に付属している小さなチップのことで、あとどれだけインクが残っているのか残量を検知する機能などを持っています。
純正インクには標準で付属していますが、互換インクには付属しているものとないものがあるのです。(超激安な互換インクにはICチップが付属していないことがあるので注意してください。)
ICチップがないと、プリンターのインク検知機能が働かず目で見て残量を確認しなくてはならないというちょっと面倒なことに。
インクがあとどれくらいあるのか把握できれば前もって買い足しが出来ますし、
急に印刷が必要になってプリンターを付けたらインクがすっからかん!なんて慌てることもありません。
ICチップがついているかはパッケージなどに必ず掲載されていますので、
買う前に確認してみてくださいね。
(ICチップが付属しない純正インクもあります。)
※販売店やメーカーなどによって多少異なりますので詳細は各メーカーなどにお問い合わせ下さい。
いつも使っているプリンターのインクカートリッジを見直して、
純正インクだから良い!互換インクは安くて良い!と決めつけず、それぞれの特性を生かして経済的にインクを使い分けていきたいものですね。
ではでは。