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もう傷つかない。「他人を攻撃せずにはいられない人」から学ぶヤバイ人から身を守る方法とは


他人を攻撃せずにはいられない人から学ぶヤバイ人から身を守る方法

こんにちは。BlissBliss⋆*@テキトーでもうまくいくです。

私たちが社会生活を送るうえで避けて通れない人とのつながり。

最小単位の家族というグループから親戚、地域、会社などの組織と広げていくと、私たちが取り巻く環境は人間関係で出来ていると言っても過言ではないかもしれません。

人がいればそこに人間関係が生まれ、お互いが少なからず影響し合って生きていることになるのですが、中には人を振り回しては自由を奪い、ついには関わる人をボロボロにするヤバイ人がいることはあまり知られていません。

それを人の悪意と言うなれば、差し向けられた悪意がいかに巧妙に人のスキマに入り込み、悪魔的な働きをするのか。─

悪意のある人=攻撃欲の強い人として、

他人に悪意をもって攻撃を仕向けようとする人の頭の中はどうなっているのかについて、真っ向から分析した片田珠美「他人を攻撃せずにはいられない人」を読みました。

あなたの隣にいるかもしれない”他人を攻撃せずにはいられない人”の実態とは?

あなたの隣にこんなヤバイ人いませんか?

著者は精神科医という仕事柄多くのケースを見聞きしているのですが、

攻撃欲の強い人は一体どのような攻撃をするのか、実例として身の毛もよだつエピソードが紹介されています。

ケース1:嫉妬の餌食になった営業マン

営業成績もすこぶる良く部下から慕われていた有能な営業マン。上司の些細な”嫉妬心”をきっかけに上司から数々の嫌がらせを受けるようになり、身ぐるみ剥がされたあげく、最終的には退職へ追い込まれるはめに─。

男の嫉妬は怖い度:😭😭😭😭😭

有能な部下への嫉妬でいわゆる「パワハラ」を繰り返してしまったダメ上司。間違いなく仕事ができないはずです。

ケース2:愛情と毒親は紙一重!?

自分の方が上だと誇示したいために、息子のやる事にいちいちケチを付けて劣等感を植え付け、息子の意見を片っ端から否定し、時に妻も罵倒し、自分の思惑通りに仕向ける敏腕経営者の父親─。

親が悪魔だった度:😈😈😈😈😈

最近では子供にとって害になる行動を繰り返してしまう親を毒親と言いますが、このケースの父親も愛情とエゴを履き違えてしまった毒親でしょう。

ケース3:モラハラ男の秘密

妻の交友関係を遮断して束縛の限りを尽くし、妻がちょっとでも意にそぐわない行動を取ると「浮気しているんだろう」と責める。でも蓋を開けてみればなんと、自分は部下と長年に渡り不倫を続けていた超モラハラ男─。

自分のこと棚に上げてる度:😡😡😡😡😡

→自分の意のままにコントロールしたい欲が強い「モラハラ男」は、自分のことを棚にあげて人を攻撃する謎スキルがあります。まんまと騙されると破滅に追い込まれます(実話)。

↓個人的に戦慄したケースがこれ。

ケース4:可愛い後輩が実は…

上司からの風当たりが厳しくなり心身ともに不調をきたして退職を余儀なくされた女性。退職後、社内のある人物が女性の地位を乗っ取ろうと画策し、裏で上司や周りを味方にして自分を追い出したことを知る。
その犯人こそ、普段から親身に相談に乗ってくれて「先輩に憧れています!」と自分を慕い可愛がっていた後輩だった─。

昼ドラも真っ青度:💀MAX💀

→昼ドラマも真っ青の展開。一番近い人に攻撃欲の強い人がいたらこうなるという、怖〜いケースですね。

利用される「良い人」の存在

…とまあ、目を疑いたくなるような”ヤベーやつ”のエピソードが本書に紹介されています。

人はどうしてここまで残酷になれるのかと絶句。

ここで大きな疑問が残るわけです。

なぜ攻撃欲の強い人から悪意を向けられてここまでメチャクチャにされたのに、最後まで相手の悪意に気づかず最悪の結果になってから思い知るのか。

攻撃欲の強い人からターゲットにされて傷つけられた心優しい人は、一度も反抗することなく最後は泣き寝入り状態。

もっとすぐに気づかないものなの??と疑問が残るところなのですが、これは当事者になってみないと、攻撃欲の強い人の懐への入り込み方がいかに巧妙なのか分からないかもしれませんね。

攻撃欲の強いと思われる人は最初から悪魔のような顔をしているわけもなく、むしろ第一印象がとても優しく穏やかそうに見えることが挙げられると思います。

当然、普段はきっちり社会生活を営み、一見すると社会に溶け込んでいるだろうと想像できるだけに、人の心の恐ろしさが浮き彫りになってきます。

人の心理を巧みに操り、スキあらば相手の心に入り込んで懐柔させてしまう悪魔のスキルを持っている人がいるということをよく知っておかなければなりません。

攻撃欲が強い人=責任転嫁の達人

攻撃欲の強い人の特徴として、自分は一切悪くなく全部人のせいだという事を証明するために相手に責任転嫁をする傾向があります。

悪いのはアイツなのに、そう仕向けたのはお前だと向けられた責任をクルリとこちらに向けてきて、いつの間にかこちらが悪い事になってるんです。

本書では心理学の「投影とうえい」という言葉を使って攻撃欲の強い人の思考回路がなぜイカれているのかを素人でも分かり易いよう説明されていますが、責任転嫁する嫌な人なんてそこら中にいます。

他人を攻撃せずにはいられない人から学ぶヤバイ人から身を守る方法
Woman Punching a Man Free Photo — By Ryan McGuire

一度、攻撃欲の強い人の罠にハマっちゃうと蟻地獄のように一人では脱出できなくなってしまい、場合によっては脱出する気も起きなくなるほど洗脳されてしまう恐ろさを秘めています。

攻撃欲の強い人=逃げるのが上手い

また、攻撃欲の強い人は「逃げ方」もプロ級。こちらがいくら正論を述べても闘牛士のようにあの手この手でサラッとかわし、さらに論点をうま〜くすり替えてあなたのせいにしてしまうというワザに長けているため、真っ向から勝負したのではとても敵わないとのこと…。

本書にある攻撃欲の強い人が好んで使う言い回しを見ると、逃げるために計算された言い回しの巧妙さにぐうの音も出ないはずです。

そのうえ、攻撃欲の強い人は逃げるのもうまい。もし、あなたが、「私が一体何をしたというのだろう?なぜ私がこんなに責められなければならないのだろう?」と疑問を感じて、質問しても、巧妙に話をそらせたり、論点をすり替えたりする。
第一章「攻撃欲の強い人」とは─より

私が悪い事をしたんじゃないかと、気になってあなたがやんわりと問いただしても、はあ〜とため息をつき自分で考えたら?と言わんばかりに押しつけて逃げる。

または「そんなつもりじゃなかったのに」とか「え?本気に取らないでよ。冗談よ」といかにもこちら側がアホで間抜けなだけで自分はいたって正しいことを言っているに過ぎないと強調してきます。

私も何度もこの手法でクルリとヤラれた経験あります。

攻撃欲の強い人=あなたに”罪悪感”を植え付ける天才

攻撃欲の強い人は相手に「罪悪感」を植え付ける天才なため、たとえその人と離れても植えられた罪悪感に苦しみ続けることがあります。


彼らは相手に罪悪感を抱かせる達人である。
家庭でも、職場でも、友人関係でも、何かうまくいかないことがあると、ターゲットに、その責任は自分にあり、悪いのは自分だと言うふうに巧妙に思い込ませる。
第一章「攻撃欲の強い人」とは─より

実は私、お人好しな性格が災いして厄介なモラルハラスメントの餌食になり、外部の人が手を差し伸べてくれるまで自分を責め続け苦しんだ経験があります。

私もまんまとハラッサーの思う壺で、こうなったのも私が悪いんだ、私さえ我慢すれば良かったんだ、と罪悪感にずっと苦しまされていました。

もしあの時外部の人が「お〜い起きて!あなたには呪いが掛かってるよ!」と頬をひっぱたいてくれなかったら、いまだに自責の念の渦中にいたかと思うとゾッとします。

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攻撃欲の強い人は教職者にもいる!?

医師をはじめ学校の教師やカウンセラーなど、仕事上、人の心に寄り添う立場の人ほど攻撃欲の強い人が潜んでいると考えます。

子どもたちに信じられない暴言を吐いたり、さらには子供のいじめに加担(!)する悪魔のような先生が時々ニュースで報道されますが、決してニュースだけの話ではなくどの学校でも耳にする話だと言ったら驚くかもしれません。

自分の方が上だと誇示したいのか「私の方がスゴイ!」と立場を忘れて子供相手に容赦ないマウンティングを繰り返し、子供をけなして自尊心をひねりつぶす先生。

または、あの生徒が嫌い。ただそれだけの理由で他の生徒を使って陰湿なやり方で囲い込んで追い詰めたり、嫌いな生徒を吊るし上げてみんなの前で恥をかかせる先生。

スクールカウンセラーという立場でありながら、生徒に向かって親の悪口を言ったり、「あの人はバカだ」などと信じられない暴言を吐くカウンセラー

↑これ。実際に私の周りで見聞きした話です。

それでいて当の本人は悪びれた様子もなく(ふりをしている場合も)ケロッとしているからタチが悪い。

お得意の逃げ技でもって「そんなつもりはなかった」「指導の一環として当然のことをした」と言われてしまえば言い返すことができません。

学校という閉ざされた空間で起こる攻撃は

子供のいじめに加担するようなヤバすぎる先生もこう言った思考回路があるからかもしれません。

攻撃欲の強い人を見分けるには?

他人を攻撃せずにはいられない人から学ぶヤバイ人から身を守る方法
Lady in Restaurant Thinking Free Photo — By Ryan McGuire

第二章「どんなふうに壊していくのか」にある、著者は攻撃欲の強い人からターゲットにされた時、どんな反応が出るかによって「危険人物」であるかを見極めることができるとして、以下のチェックリストを挙げています。

↓あなたも知らず知らずのうちにこんな気持ちに陥っていませんか?

症状1  急に気力がなくなることがある
症状2  しばしば、罪悪感に苛まれたり、不信感が募ったりする
症状3  突然、もうダメだと自信をなくすことがある
症状4  ときどき、エネルギーがなくなったように感じる
症状5  反論や反撃をしても、無駄だと思う
症状6  あの人は、何かにつけて私をけなすので、落ち込む
症状7  あの人の感情を動かしたり、考えを変させたりすることはできないと思う
症状8  あの人のやっていることは、言っていることと随分違うように感じる
症状9  あの人の言うことは、曖昧さがあり、どう受け止めたらいいのか困惑する
症状10  あの人がいると、心身の不調を感じることが多い
第二章「どんなふうに壊していくのか」P.61より

3つ以上当てはまれば疑いありとして、5つ以上当てはまればもうすでに攻撃欲の強い人からターゲットにされている可能性が大なので、その人から離れて距離をおくべきだと伝えています。

ちなみに、あなた自身ではなくても、もし周りの人が攻撃欲の強い人にロックオンされて憂き目に合っている場合、はたから見た方が異変に気づきやすいということなので、周りにも目を光らせて、ぜひ悪意に晒されている人からいたら手を差し伸べることができたら幸いですね。

攻撃欲の強い人から身を守るために。傾向と対策

世間でやっと認知されてきたモラル・ハラスメントや、自分勝手な理論で学校に食ってかかるモンスターペアレント、サークル内の人間関係をめちゃくちゃにするサークルクラッシャー、はたまた、異常に利己的で自分の欲のために人を利用する人…etc

あの人たちはなぜ周りの人に害を撒き散らすのか。

ちょっとしたことですぐ傷つくショボいハートの持ち主だと悟られないために、自己中心的な思考で武装し恐ろしく自分に忠実に生きている人とも言えるかもしれません。ある意味正直なところがあるんです。

著者は、対人関係には「依存」の関係があったり、こうあるべきだという固定観念が絡んでいたりと、ターゲットにされて心を踏みにじられてしまう原因は一概には言えないとしながらも、社会に潜りこんだ「ヤバイ人」をいかに見分けて距離を置くかについて具体的な見分け方のヒントと取るべき手段が書かれているので必読。

また、ターゲットにされやすい人の性格の傾向などにも触れていて、これには頷くところも多く、自分は人から利用されやすい方かもしれないと自覚することが大事なのではないでしょうか。

月なみの言葉ですが、あ〜これもっと早く読みたかったな〜(笑)とポロっと本音が出ちゃいました。。

なんとAmazonのランキング1位を獲得したことがあるようで、どれだけ攻撃欲の強い人に悩んでいる人が多いのか社会の片鱗を見た気がしてちょっと笑えね〜。

誰かに利用されていたり、傷つけられている人がいたらぜひ本書をプレゼントしてみることをオススメします。

自分の置かれた状況にハッと気がついて、実際に救われる人や抜け出す行動に踏み出せる人が出てくるんじゃないかな〜と淡い期待をしています。

ではでは。