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母子家庭に子供の部屋はある?ない?子供部屋問題をウチはこう解決しました。


母子家庭に子供の部屋はある?ない?子供部屋問題をウチはこう解決しました。

こんにちは。Bliss(@Bliss_Blink)です。

子供の頃に自分の部屋はありましたか?

私は下に弟が一人いたので小学校高学年くらいまでは兄弟兼用の部屋に机を二つ並べて過ごしていました。

お互い年頃に差し掛かると同じ部屋と言うのは流石にかわいそうに感じたのか、古い家だったので弟の部屋を一つなんと増設しました。

時はたち今度は自分が子供ができると今度は自分の子供の部屋を考えなくてはなりませんよね。

我が家の場合ですが、離婚後は母娘で二人暮らしをしてきたのもあり娘には狭い家なりに色々と我慢を強いてきてしまったのですが、それでもやはり思春期になる頃には「自分の部屋が欲しい」と繰り返し言うようになりました。

↓ちなみに前に住んでいたボロアパートの間取りがこんな感じ。

子供の部屋ナッシング。

ついに来たか。「自分の部屋が欲しい!」問題

実質リビングと和室が襖一枚で繋がっているので「子供部屋」と言うには寂しい我が家。

襖を取り払いリビングと寝室を同じ空間にすることで「見た目的に」広々と使えるのでとりあえず満足していました。

・・が。

娘も5年生ごろになると友達を家に連れてきたりします。

狭いアパートだったせいで、娘がお友達を呼ぶとなったらそりゃもう大変でした。

お友達を呼ぶ時に私が家にいるとなったら追い出されたりと(笑)、何とかしのいできましたがそれも小学生まで。

子供自身も自分の部屋がないことに直面するわけです。

(友達はそれぞれ自分の部屋や兄弟と兼用の部屋があるのに、うちにはない・・・。)

最初はそんな軽い疑問から「自分の部屋が欲しい」と言いだすのですが、そのうち自分の部屋が欲しい理由が切実になってきます。

思春期になると親と離れて自分だけの空間が必要になってくるからです。

↓思春期の子が自分の部屋が欲しいという心理にはこんな感情があるはず。

✔︎ 静かに勉強する環境ができる
✔︎ 親と離れて一人になれる空間は必要
✔︎ 自分を守りたい

思春期は特に心の葛藤や悩みを抱えます。一人物思いにふけるのもこの時期です。

今までベッタリだった親という存在から本能的に離れようと自立心が芽生える大切な時期です。

思春期を受け止めて育んでやりたい。でもどうしよう。・・私は大いに悩みました。

狭いアパート暮らしの我が家。

今のアパートでは物理的に一人の空間を作ってあげることはできないし、引っ越すにしても家賃がグンと上がることは必死です。

それは極力避けたい・・。

シングルマザーとして働く身ですが、現状家やマンションを買えるだけの資産はありません。

我が家の苦肉の策の決断とは・・?

整理するために一旦部屋を確保するにあたって譲れないことを書き出してみました。

✔︎ 静かな部屋が一つ確保できること
✔︎ 家賃は極力安めで・・
✔︎ 玄関の鍵一つで管理できること

あれもこれもと贅沢はできないのですが、娘の部屋を確保することを最優先に物件探しをすることにしました。

なお鍵一つで管理できる部屋を念頭に入れると、浮かび上がってくるのは「マンション・集合住宅タイプ」になります。

女所帯なので気をつけたいのは防犯面ですよね。

セキュリティのある物件は当然、築年数の浅〜い新しい目の物件に限られてくるので、そうなると「お高い家賃」になることは避けられないでしょう。なので防犯面については優先順位ダウン。

次に優先したいことは家賃は安く抑えること。

毎月の負担となる家賃に関しては誰でも極力抑えたいところであると思いますが、特に母子・父子家庭である「ひとり親世帯」はなんとかして絞りたい生命線でもありますよね。

そこで私は今取れる3つの行動を模索してみました。

①今の家を工夫して暮らす
②民間賃貸住宅を探す
③公営の住宅を探す

一つ目が今の家を工夫して暮らすですが、これは物理的に狭くて現状で満足していないのでナシ❌。

二つ目の民間賃貸を探すでは実際に物件を見て回るなど行動に出ることにしました。

しかし2DK以上の物件になると家賃は跳ね上がりますね。

すぐに入れるUR物件なども回りましたが、予算オーバーで思うような物件もなく撃沈。

アパートでも部屋を確保できるタイプの間取りはやはり築浅物件や流行りのメゾネットタイプが多く、あまり引っ越すメリットが感じられませんでした。

やはり民間家賃となると、家賃負担がグンと増えるわけでそれは今得策ではない。という結論に。

そこで浮かび上がって来たのは公営住宅の存在です。

いわゆる団地として都営・府営、県営など運営する自治体によって呼び方は異なりますが、公共で提供されている住宅のことですね。

自治体にもよりますが一般的にひとり親家庭は優遇されるので、決まれば安心して入れそうです。

しかし、決まればの話。

公営住宅には抽選があり、人気の住宅は10倍の倍率になることも。

うへ〜。。😭

これは長期になることを踏まえて早めに応募をかけることにしました。

私の住む埼玉県では公営住宅に関しては年4回の応募があったのですが、毎回欠かさず応募しました。

当たったらラッキー!もし外れたらまた次回待てばいい。外れても大丈夫なんです。

なぜかって?

応募した実績を作るためです。

埼玉県に限って言えば、県の運営する県営住宅では「4回外れた実績」があれば当たる確率をちょこっと上げてくれます。

抽選に際し持ち前の「手札」を増やしてくれるので当たる確率が上がります。(例えるなら懸賞にハガキを2枚出すか4枚出すかで当たる確率は変わってくるのと一緒ですね。)

当たったら引っ越し!外れてもワンチャン!と前向きに考えて、娘が小学校の高学年頃からマメに県営住宅の募集へ応募していくことにしました。

公営住宅で十分だった!

応募し続けること数回、3回目の抽選(足掛け5回目)でみごと当選を果たし、現在マンションタイプの2DKの部屋を確保することができました。

↓それが今の住まいで間取りはこうなりました。

母子家庭に子供の部屋はある?ない?子供部屋問題をウチはこう解決しました。

二人で暮らすには十分広く、公営住宅なので以前のアパートと比べて家賃も安めなので本当に助かりました。

このタイプの間取りは比較的賃貸マンションなどで一般的な間取りなのですが、居間(リビング)と子供の部屋が離れていることが一番のメリットです。

隔離するだけで落ち着いてテスト勉強をしたり、また思春期のプライベートも確保できるし、イライラした思春期の心をクールダウンさせるにももってこいの環境です。

うちは一人っ子ですが、もし兄弟がいたとしても居間とは別の6畳の部屋に子供を集めることで十分子供部屋を確保できるはずです。

便利で快適!県営住宅の注意点

しかし埼玉県の県営住宅には入居審査などがありますが、その中でも県営住宅ならではの条件を一つだけキチンと理解する必要があります。

それは、子育てをしている世帯が入居する場合、入居期間があらかじめ10年間と決められていること。

県営(公営)住宅は民間の賃貸住宅にあるような「礼金」もなく、2年ごとの「更新料」が一切掛からない代わりに、10年後に退去しなくてはならないという決まりがあります。(自治体によります)

そこを理解しておけば子供が巣立つまでの間までの住まいとして、また、将来の家の購入を念頭においての一時的な利用など、入居期間の10年を計画的に人生設計に組み込むことが必要となってきます。

もし今住んでいる土地に骨を埋める予定がないなら、リーズナブルな公営住宅も視野に入れて応募してみるといいかもしれません。

都営・区営・県営など、呼び方は変わりますが自治体の運営する住宅はいずれも広くて使い勝手が良く、子供部屋の確保に一歩近づけそうです。

公営住宅も合わせて検討してみると不可能だと思っていた子供部屋が確保できることを実感しました。

春から新生活がスタートします。

進級・進学でこの期に子供部屋を作りたいシングルファミリーさん達の参考に少しでもお役に立てれば嬉しいです。