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もっと早く読めば良かったと後悔!ためになる良書・オブザイヤー2022


ためになる良書オブザイヤー

Photo by Tracy Lundgren

 

 

縁結びの神社で購入した猫ちゃんの絵柄がついたお守りを持ち歩いていたら

 

本当に出会いが増えました!

 

・・道端で猫ばかり出会うようになりました。

今週末また猫カフェ行ってきます。

 

こんにちは。Blissです。

 

 

新年初めの記事は去年読んで良かった本、勉強になり実生活で活かすことが出来た、自分の血肉になった本を振り返りながら挙げていきたいと思います。

っていうか、あーもっと若い時に読んでいれば良かった〜な本もあります。

 

基本的に小説は読まないのですが、ジャンル問わず無作為に選んでます。自慢できるほど多読ではないのでしょぼいチョイスです。

 

 

英語独習法/今井むつみ

もっと早く読めば良かった。英語勉強しているなら必読です。効率の良い英語の勉強方法が分かります。

 

いきなり「英語」とか「勉強」とか出て来てすみません。

今20年ぶりぐらいにTOEICを勉強しだして、勉強というか語彙力を増やしたいと思っていた時にKindleUnlimitedの対象本になっていたので読み始めました。

んで、あまりに良かったので店頭で紙本買っちゃいました!

 

今井むつみ先生は、子どもの発達や言語習得などを専門に研究している認知科学・発達心理学の研究者だそうです。

言葉を自由自在に使えるのは、生まれてから今までの生活の中で学習し、無意識に蓄積されてきた「スキーマ」によるものが大きいという。

日本語が母国語の私たちが、英語を勉強する上でよく使う、単語をひたすら和訳してバカスカ覚えたり、やれリスニングだ〜と英語を多読しても無駄だよってことで、

じゃあこのスキーマをどうやって豊かにするのか、その方法について深い知見を得られます。ありがてえ。

 

学生時代の英語の先生、こんなの教えてくれなかったじゃないの〜って、目から鱗が落ちました。

TOEICの単語を覚えようと必死こいて勉強しているのですが、こちらで紹介されていたSKELL、COCAなどの辞書サービスは大大大活用させてもらっております。

これらのサービスを活用することで飛躍的にボキャブラリーの幅が広がったのと、英語圏の人の思考や認知特性を知ることで単語の持つ背景も分かるので、ただ単語を暗記するだけの勉強から抜け出せました。

ウィキペディアを読んでいると平気で2〜3時間ぐらい読んじゃうようなオタク的な思考回路持っている人にはササる本です。

逆にうわべだけサラッと知識を学びたい人には向かないかもです。

 

英語話者の背景とか、言語学的な世界に触れたいなら同じ今井むつみ氏の「ことばと思考」もおすすめです!

 

具体抽象トレーニング/細谷功

サルな私でもIQ上がる。人生で起こる事象はシンプルに考える事が出来る。

 

 

 

この本の最初の問題提起は「何であの人とあの人の会話が噛み合わないの?」ってところで、実は双方の見えている世界が違うからだよってことが体系的に分かるようになっています。

ビジネスの思考法本はたくさんあり、ビジネススキルの一つとして嗜んでおこうかなと考えている私のようなド凡人でも、この本が他の思考法本とは一線を画していると感じました。

 

細谷功氏は「具体と抽象」に関する本をたくさん出していらっしゃいますが、

この本はトレーニングに特化しており、ビジネスの問題解決から、身の回りの身近な問題解決まで階層を落として、具体と抽象の概念の理解を深めることができます。

 

知識の幅=横の広さではなく、上下、つまりバーティカルな視点を獲得することで世の中のあらゆることがシンプルで見えてくるんですよって言っています。

 

私の勤める会社でも優秀な上司とそうでない上役の人たちと間で衝突が生まれるのですが、この本を読み「抽象」「具体」の概念をインストールしたことで衝突が生まれる構造を理解することが出来ました。

当然、あらゆる問題も、本書で言われている「具体→抽象→具体」へのステップを踏めばもうお茶の子さいさい・・とまでは行きませんが解決策が見えてきます。

 

正直、よくワカンネ!なところも多く、何度も読み直しています。著者も言っている通り、「抽象」の視座で説明をしているからでしょうか。

アマゾンのレビューを読んで初めてあーそういうことを言っていたのね!と理解したこともあります🤣

 

Kindle電子書籍を購入しましたがを本屋行って書籍でも購入したい本です。

完璧に理解して仕事や人生に活かせることが出来たら人生変わるんじゃね?と思っています。

 

 

 

記憶力を強くする/池谷裕二

 

 

やみくもに勉強するよりも、まず記憶力を良くする方法を見つけてから勉強しようとするズルイ私。

記憶力が上がる方法があったらは大人世代の万人が抱えるお悩みですが、

小手先テクニックではなく、科学的な論拠から実証された記憶法を知ることが出来ます。

本書には「記憶力をあげるスゴイ食事はこれだ!」とか「ドラえもんの”暗記パン”の合法的な取得方法とは?」なんてことは一切書かれていませんのあしからず。

 

著者の池谷裕二氏の本は結構読んでいて「海馬」「のうだま」「進化しすぎた脳」「単純な脳、複雑な私」「生きているのはなぜだろう」などは特に印象深く残っていますが、

本書はそれらとは一線を引いて、脳がどうやって記憶しているのか、その器質的な構造やメカニズムが7割ぐらい占めているので、

もうとにかく記憶のメカニズムについて脳の仕組みごと全部知りたい!!という、私のような変態さんや、

「記憶」という抽象的なモヤモヤしたものは脳の海馬でこうやって作られているんだとロジカルに理解したい人なら本書は理解を進めてくれる本になるでしょう。

 

脳内で記憶を司る中枢「海馬」の存在はよく知られていますが、本書にある、「神経信号は海馬の歯状回を通ってアンモン角(CA3野ーCA1野)を通り・・」なんて専門知識は多分一生使うことはないでしょう。

 

しかーし!

記憶の種類について「エピソード記憶」「意味記憶」なんて言葉は聞き慣れませんが覚えておくと記憶力アップにつながる重要なキーワードだし、

覚えたいことをやみくもに覚えるなんて無茶な行動を避けてくれるヒントになります。

 

海馬がどうやって短期記憶を長期記憶へ持って行くのか、覚えたいことを海馬さんに記憶してもらうにはどうすれば良いのか、後半からはちゃんとその辺に触れています。

 

あとね、マニアックな話ですが、

どこかで一度は聞いたことがある「シナプス」とか「イオンチャネル」の仕組みについて本書で知ることが出来たのですが、

え〜!イオンチャンネルってそうやって動いているの?と驚きです。

 

20年ぐらい前に書かれた本ですが、当時の知見はいまでも色褪せることなく、十分実地に耐える本だと思います。

 

 

 

以上が私の2022年のベスト3冊!

 

他にも面白いと感じた本はたくさんあって紹介しきれないぐらいなのですが、上記の3冊は、

 

  • 普段の生活で使える知識がある
  • 目からウロコが落ちるような思考の逆転が起きた
  • 多くの気づきを得られた
  • 単純に面白く読めた
  • もっと早く読みたかったとプチ後悔を味わえる

 

という点で他の本を圧倒していました。

 

フツーに勉強してもアホすぎてもう若い頃のように知識を吸収できないから、いっそ裏ワザを探そうと読み始めたこれらの本ですが、そんなセコさが功を奏してか徐々に勉強の成果が現れようとしています。

 

今年はもっと多くの分野の本を読んでいきたいし、

読むばかりじゃなくてアウトプット、もっと実生活に取り入れて試したり、繰り返し挑戦して図ろうと思っています。

 

今年もいい本との出会いがありますよう!

 

ではでは