テレワーク民の皆さん。どんな椅子使っていますか?
長時間座っていると腰や肩が辛くなってきませんか?
昨今のテレワークの普及によって、家でも会社のオフィスチェアのような座り心地が欲しいと感じる人は多く、オフィスチェアの需要が急激に高まったといわれます。
新宿の大塚家具にはオフィスチェアコーナーが設置されており、有名企業のさまざまなオフィスチェアを試す(試座)ことができます。
一昨年オフィスチェアを買うにあたり、さまざまなメーカの椅子を試しているのでぜひご参考になれば幸いです。
選ぶうえでの審査基準
・身長150cm〜165cmの普通体型の女性を想定(筆者は162cm)
・ある程度定評のある有名メーカー・高価格帯
・一部を除いて店頭で10〜30分ほど座った上での感想
- 前傾チルト機能付きチェア
- 後傾専用チェア
- 大塚家具にある高価格帯オフィスチェアを乗り比べてみる!
- コンテッサ・セコンダ/🇯🇵Okamura(日本)
- ジェスチャーチェア/🇺🇸米・スチールケース
- シンクチェア/🇺🇸米・スチールケース
- エンボディチェア/米・ハーマンミラー社
- アーロンチェア/🇺🇸米・ハーマンミラー社
- 女性には合いづらい?イマイチだったチェア
- 👑 3位 👑 リープチェア/🇺🇸米・スチールケース社
- 👑 2位 👑 セイルチェア/🇺🇸米・ハーマンミラー社
- 👑1位👑 シルフィ/🇯🇵日本・Okamura
- 自分の体に合った椅子は将来の体への投資
オフィスチェアを買う前に。
以下のことを覚えておくと店員さんの説明がスッと入ってくると思います。
前傾チルト機能付きチェア
「前傾チルト機能」とも呼ばれるこの機能。この機能がついているチェアは、
レバーを操作することで背もたれ(背面)が前に起き上がり、わずかに前かがみの体勢が取れるように設計されています。
車の座席シートを目一杯前にして、背もたれを直角にした感じといえば分かりやすいでしょうか。
こうすることで、頭とデスクとの位置が近くなり、作業したりする上でメリットが生まれます。
前傾機能に向いている作業
- デスクでの勉強や書き物など
- 読書
- PC作業などのデスクワーク全般
前傾チルト機能がついているチェアも限られているので、購入時はこの機能がついているのかも判断材料になりそうです。
私はテレワークが始まってすぐハーマンミラーの「セイルチェア」を購入して使っており、毎日のように前傾機能を使って姿勢を調節しています。
私も前傾チルトにして姿勢を調節してから仕事に取り掛かっていますが、体を前傾姿勢にすると姿勢が良くなり集中できるおかげか仕事がはかどりますよ!
背もたれに寄りかかって仕事をしたい人はおそらく使わない機能でもあるので、
普段自分がどんなシチュエーションでチェアを使うのかイメージしてみると必要かそうでないか分かると思います。
後傾専用チェア
さてここからは後傾向きチェアになります。
後傾の読んで字のごとく、背もたれが後ろに傾く設計のことで、リクライニング機能と考えればOK。
自然に背もたれに寄りかかる姿勢になるので、PC作業をするとなると、少〜しだけ見上げる姿勢になります。
チェアによっては後傾オンリーで前傾機能がついていないチェアもありますので、繰り返しになりますがよ〜くチェックしておいてください。
普段から作業中前かがみになりがちな私のようなタイプは、後傾オンリーのタイプのチェアですと背もたれが背中についてこず、背中が浮く形になりますので、注意が必要です。
普段から背もたれに寄りかかり気味で作業をする人なら前傾機能なくても大丈夫な気がします。
自分は後傾気味なのか、背筋を伸ばして前かがみになりやすいのか、把握しておきましょう。
大塚家具にある高価格帯オフィスチェアを乗り比べてみる!
さて、ここからは大塚家具のオフィスチェア展示スペースにある、
高価格帯のオフィスチェアをメーカー問わず片っ端から乗り比べた感想になります。
コンテッサ・セコンダ/🇯🇵Okamura(日本)
価格:199,210円 |
女性におすすめ度 ★★★★☆
座り心地
★★★★★
女性向きかどうか
★★★★★
大きさ
★★★☆☆
インテリアに合うかどうか
★★★★☆
前傾チルト機能 なし
見た目もイタリア風で洗練されていて、包み込まれるような座り心地、日本企業の設計なので操作もきめ細やかでファーストクラス感たっぷり。旦那さんも気にいるかも?
オフィスチェアと言えばオカムラですが、オカムラのオフィスチェアの最高峰であるコンテッサ・セコンダ!
当然お値段も最高峰ですが、座ってみる価値はあると思います。
イタリアの有名なイタルデザイン設計なのでフレームの作りや曲線のバランスがとてもオシャレで洗練されています✨
背もたれメッシュで座面はウレタン素材がベストな感じがしました。
座面をメッシュにしてしまうと冬スースーして寒いです。❄️❄️
特に冷え性の女性はご注意!
一番感動したのは、ロッキングも固定も大抵の操作が手元のレバーのみで操作できること。
手元のアームレスト先端についたレバーを指でクリックするだけで細かい調節ができました。こういうとこは日本企業ならでは親切設計ですね。
アメリカのハーマンミラーとか海外メーカーって、操作レバーが足元についているせいで、いちいち起き上がってカチャカチャと操作しなくてはならず、慣れればどうってことないのですが、これが意外と面倒なんです・・。
調節の度に前かがみになるし💧
細かいところまで配慮されているのは、やっぱり日本企業の製品だな〜って感じがします。
固定ヘッドレストがついているタイプですと、ロッキングしてそのままうたた寝してしまいそうになるほど快適な座り心地。
こちらも後傾設計になっていますので前傾はできません。ご注意。
ジェスチャーチェア/🇺🇸米・スチールケース
価格:260,920円 |
女性におすすめ度 ★☆☆☆☆
座り心地
★★★☆☆
女性向きかどうか
★★★☆☆
大きさ
★★★★★
インテリアに合うかどうか
★★★☆☆
前傾チルト機能 なし
シャープでエッジの効いた作りなので好みは分かれそう。座面の反発は強く座り心地は悪くないです。
上のリープと比べると、バック・座面ともにしっかりと固めで、ロッキングした時にスムーズに動くところと、アームレストを動かす時などにもフラつきなどは感じず剛性感がありました。
デザインはスッキリとシャープでメカメカしさがあるのでので、お部屋のインテリアには合う合わないなど好みは分かれそう。候補には入りにくいかな。
シンクチェア/🇺🇸米・スチールケース
価格:115,500円 |
女性におすすめ度 ★☆☆☆☆
座り心地
★★☆☆☆
女性向きかどうか
★☆☆ ☆☆
大きさ
★★★★★
インテリアに合うかどうか
★★★☆☆
ザ・アメリカンな無骨なつくり。座面もビッグサイズで横幅があまります。日本人女性だと大きすぎ?
オフィスチェアは大まかに角ばった形とカーブの形がありますが、このシンクチェアはまさに前者の角ばった形のオフィスチェア。
デカイ。
座面も平ら気味でフラット。特筆することもなくデカイ。
座っても私が座ると横に隙間が出来てしまい、ほとんどの日本人女性には大きすぎ疑惑が浮上。
そもそもシンクチェアは大柄な男性向けなのかな〜?といった印象を受けました。
座面もものすごくフラット。座面の幅になまじ余裕があるせいか体がフラフラして安定しないんですよね…。
試座してすぐ合わないと感じた一つです。男性向けですね。
エンボディチェア/米・ハーマンミラー社
価格:259,600円 |
女性におすすめ度 ★★★☆☆
座り心地
★★★★★
女性向きかどうか
★★★★☆
大きさ
★★★★★
インテリアに合うかどうか
★★★☆☆
前傾チルト機能 なし
良かったところ
かなり個性的なデザインなのですが座り心地は最上級で雲の上にいるみたい…✨ …そしてお値段も最上級。特に背中への体圧分散が良く、ぐーっと伸びをしながら腰〜首をストレッチできる貴重なチェアです!!
気になったところ
座面下の構造が特殊で繊細な作りになっている関係で、壊したら修理が大変です。埃もたまりそうな作りでお掃除必須。※後傾専用で前傾にはできません。
実は購入候補に上がっていたぐらい試座しまくっていたエンボディチェア。
最後の砦はやはりお値段でした・・
でもそれを抜きにしても座り心地は他のチェアに比べて別格。
長時間座る人のために設計されただけあって、S字に沿った背もたれは体に吸い付くようにフィットして
体重の軽い女性でも、ハイバックの背もたれがストレッチに合わせて後ろに力を入れずともスムースに倒れるので、伸びをしたときのストレッチ感がオフィスチェアの枠を超えて最高。
これはもう、オフィスチェアではなくてソファ寄りの使用感ですね。
元々エンジニア向けに長時間使用を想定して作られただけに、体圧分散が最高値まで高められ、お尻と座面が接地面が分からないくらいのフィット感でまさに雲の上にいるよう。
実際、大塚家具のオフィスチェア売り場で一番長く座っていたのはこのエンボディチェアでした。
(ぼんやりと宙を見つめ、うっとりしながら座っている光景はホラーです。すみません。)
バックは「背骨のような造形」が独特で、女性の感覚からは好き嫌いが別れそうなデザインなのと、高さ・幅どちらもとにかく大きく重量もあります(23kgぐらいだそう)。
ハーマンミラー社のチェアは組み立てされた状態で搬入されるので、購入の際は必ず玄関やドアの横幅を調べておいたほうがいいです。
市販のゲーミングチェアぐらいの大きさがあると考えたほうがいいですね。何しろアメリカ製なので・・
アーロンチェア/🇺🇸米・ハーマンミラー社
価格:249,700円 |
女性におすすめ度 ★★★★☆
座り心地
★★★★☆
女性向きかどうか
★★★★☆
大きさ
★★★☆☆
インテリアに合うかどうか
★★★★★
前傾チルト機能 あり
良かったところ
造形の美しさや操作性、歴史などの付加価値も含めてリセールバリューもありと、非の打ち所がない、まさに高級オフィスチェア。リクライニングもしなやかでうっとり。よほど小柄でなければBサイズでOK。座面もかなり下まで下がるので小柄な女性も足が浮かない。
気になったところ
高額。ハーマンミラー製品全般に言えることだが、ヘッドレストがない。座面もメッシュなことから冬場はスースー必至。冷え性さんは注意。
ハイ、真打ち登場ですね。
ご存知アーロンチェアです。
少しオフィスチェアを調べ始めた人なら、必ず見聞きしたことある超有名オフィスチェアで、ハーマンミラーのオフィスチェアの代表作がこのアーロンチェア。
クオリティも知名度も(そしてお値段も!)オフィスチェアのパイオニア的存在として君臨しており、私の憧れのチェアでもあります。
んで、座り心地も申し分ありません。サイズもAサイズ、Bサイズ、大きめなCサイズと3展開しているので小柄な方から大柄な方まで体型問わずピッタリ合います。
背もたれも座面もメッシュですが、特殊な素材なので座っていても疲れず、座面もカーブがついているのでお尻を包み込むような耐圧分散が効いて至高の座り心地。
後ろにリクライニングするときの挙動もしなやかでがたつきがなく、お仕事中にうんと体を反らせてストレッチする際も申し分ない。
モッチリと厚みもある両側のアームレストはしっかりとクッションが効き、体側までグッと引き寄せて、アームレストの幅を狭くすることができます。
自前のセイルチェアはアームレストの位置が固定されていて(※オプションで可動式もあり)、体側に引き寄せることができないので、アーロンはアームレストがしっかりしていることに驚きです。
男性にも女性にも、万人に合うのは長年ハーマンミラーが培ってきた知見の賜物でしょうか。
眺めて良し、座ってよし、完璧なオフィスチェアです。
ハーマンミラー製品は「12年保証」がついてきます。
女性には合いづらい?イマイチだったチェア
どれもベストセラーなので優秀なチェアであることは間違い無いのですが、
むしろ大柄な欧米人の方や長身な人、男性向けだろうなってチェアがこちら。↓
- エルゴヒューマン
全体的に造りが無骨でどっしり大きめ。女性の体型には大きすぎ?座面も広く地面からの高さもあり、座面背もたれのメッシュも硬く座り心地は微妙。デザインもブラック系で男性ターゲットか。 - 🇩🇪独ウィルク・ハーン社のチェア全般
ウィルクハーンの「ON」や「IN」など、有名どころを何脚か試したどれも座面が広くフラット。クッションも硬く、試座をしてもなんか違うと感じてすぐ立ち上がってしまったほど。長時間の使用で疲れそうな印象に感じました。
やはり体の大きな欧米人向けで日本での知名度もイマイチ。
価格:291,500円 |
そして、あえてこれを買わなくても・・?と疑問が残るデザインだったり、座り心地だったり、「可もなく不可もなし」なチェアがこちら↓
- 🇯🇵コクヨ/ヴェゼル
正しい姿勢を意識して背骨のS字カーブを守る設計になっている。座面が広く、女性には大きすぎるか。ハイバックなのは魅力的だが10万超えなのにデザインが微妙。
[KOKUYO] Bezel(ベゼル)ヘッドレスト付タイプ【可動肘】【背メッシュ/座クッション】【背座同色タイプ】【ベース:アルミポリッシュ】【ランバーサポート付】【沖縄・離島以外送料無料】 / 椅子 価格:149,380円 |
さて
ここからはいよいよ
上位3機種の発表です!!
どのオフィスチェアも総合力は高いのですが、お値段と実用性、そして女性の体に合うかどうかを加味して考えました。
👑 3位 👑 リープチェア/🇺🇸米・スチールケース社
価格:204,820円 |
女性におすすめ度 ★★★★☆ クッション性重視ならこれ!
座り心地
★★★★★
女性向きかどうか
★★★☆☆
大きさ
★★☆☆☆
インテリアに合うかどうか
★★★☆☆
ふわっとした座面クッションとバックシートの柔らかさで座り心地はお墨付き。一日中座ったまま仕事ができそうな快適さで、迷ったらこれ!とオススメしたい。
前傾チルト機能 なし
※こちらも後傾専用で前傾にはできませんので注意!
知る人ぞ知るチェアで愛用者も多いアメリカ・Stealcase社のフラッグシップ・リープチェア。
座り心地は抜群。膝裏〜お尻〜背中にかけてソフトな座り心地でモチモチ。とても当たりが柔らかいです。
チェアの上で胡座掻いたり正座したり(?)どんな体勢でも痛くならないクッション性がありました。
ロッキングすると座面がスッと前にスライドするので、無理なく体を後ろに傾けられるのは驚きました。
座面の横にあるダイヤルを回してロッキングの固さを調節しますが、こちらもロッキングを任意の位置で止める機能はなし。
ここで止まったらいいのにな〜と思いながらユラユラするしかありません。
デメリットと言えばまず挙げられるのがデザインでしょうか。
いかにも事務椅子!って感じの地味〜なシルエットにどこかテンションが下がるのです。
私は特にバック部分のプラスチックの造形がどうも好きになれず、それ以外は満点に近いだけに残念でした・・。
あと、後傾メインなので前傾機能がないのも注意です。
しかし世界中でオフィスチェアとして採用されているだけに、とても快適で体に優しい優秀チェアなのは間違いないです!
👑 2位 👑 セイルチェア/🇺🇸米・ハーマンミラー社
価格:132,000円 |
女性におすすめ度 ★★★★★ オシャレな椅子が欲しいならこれ!
座り心地
★★★★☆
女性向きかどうか
★★★★☆
大きさ
★★★☆☆
インテリアに合うかどうか
★★★★★ ×10
前傾チルト機能 あり
良かったところ
有名家具店でよく見かけるあのチェア。憧れのハーマンミラーが10万以下で買えます。そして何より北欧風のデザインでセンスの良さ&トレンド感は文句なし。座り心地も申し分なし。アーロンチェアほどベビーに使わないし、安くておしゃれでハーマンミラー製が良いならこれ一択です。
気になったところ
体重50kg以上で背もたれのリクライニングが機能する仕様だそうです。なので小柄な女性はリクライニングするときグッと力を入れる必要あり。
私が普段自宅で使っているチェアはこのセイルチェアです。
デスクでの仕事以外にも読書やネット、うたた寝もしています。
背もたれはグレーの生地、白フレームを選んだのですが、
1年経った今でも毎日ホレボレしながら見つめています😍。
完全にヤバイ人です。でもそのくらい好きなデザインです。
購入してすぐレポートも書いてますので、ご検討中の方はぜひ一読ください。↓
フラッグシップであるアーロンチェア、さらにハイエンドチェアであるエンボティチェア、迷った挙句、いまの私にはそこまでの高スペックは必要ではなく、
お値段もお手頃すがデザイン製と性能は申し分なしセイルが適切なのだと思い購入に至りました。
デザイン全振りです。すみません。
イケメンのセイルチェアはお部屋に置くだけ存在感抜群。
私の部屋は障子と畳がある純和風の部屋なのですが、それを吹き飛ばす、いやむしろ和室でも調和させるぐらいの、類なれなるデザイン性の高さに毎日驚かされています。
セイルさんに足を向けて寝られません。
前傾機能もOK。レバーも滑らかな形状で、操作性も十分。女性のネイルを傷めません。
アーロンチェアやエンボディチェアに比べてシンプルな作りになっているので、ウェーブなのでさっと拭くだけでホコリが取れるほどお手入れ簡単。
背もたれのリクライニングが少し固い
欠点があるとするなら一つ。
体重50kg以下の方(お子さんとか女性とか)はリクライニング調節を一番柔らかくしても固く、後ろにもたれ掛けるときに力が必要です。
・・なんかそういう設計になっているようです。
なので、スムースなリクライニングをお求めなら上位機種の「アーロンチェア」「エンボディチェア」が良いかも。
この2機種は背中にピタッと張り付いたようにスイスイと後ろに倒れてくれます。壊れるんじゃないかと心配になるほどです💦
👑1位👑 シルフィ/🇯🇵日本・Okamura
価格:81,180円 |
女性におすすめ度 ★★★★★ 迷ったらこれ!
座り心地
★★★★★
女性向きかどうか
★★★★★
大きさ
★★☆☆☆
インテリアに合うかどうか
★★★★★
前傾チルト機能 あり
良かったところ
10万以下で選ぶならこれ!!フィット性や座り心地は正直ハーマンミラーより優秀。
背もたれが体の横のラインに沿って緩やかにカーブを描いており、チェアの高さを40cm以下にできるので、体の小さい女性でも足や体がブラブラしない!カラーも選べて至れり尽くせりです。
気になったところ
背もたれのカーブによって背中〜腰へのフィット感が強い分、それを窮屈と感じる人も多いかも。男性は特に試座必須です。
多くのオフィスや公共施設の常連(?)チェアで、どこかしらで採用されていて、ドラマの小道具でも出てくるので、めっちゃ売れているザ・ジャパンチェアです。
オプションでヘッドレストをつけると、もう頭から膝まで、全身の体圧が分散されて、チェアに体を預けて仕事ができるので極上です。
店頭でほんの30分ほどの試座でしたが、ヘッドレストをつけて目の前のデスクに手を乗せるとそれだけで机と椅子と自分の体が一体化したような、そんな感覚を覚え、これは疲れないチェアだと直感したのはシルフィだけでした。
市場にある既製品のオフィスチェアはほとんどが男女兼用であり、大柄な男性でも快適に座れる設計になっているため、体の小さな女性には座面や背もたれが大きすぎて座ると体がふらついたりする事、よくあります。
私の職場のチェアも座面も背もたれもフラットで大きめなせいか、体が安定せず、足を組んだり猫背になったりして体が動いてしまうのです。
セルフィーチェアの特色は背もたれのカーブの「幅」を調整することによって、背中の丸みにカーブを合わせることが出来るんです!
これによって小柄な女性、細身の女性でもフラつかず体を正しい位置で安定させてくれるので、チェアに座ると姿勢を正されている感じに背骨が真っ直ぐになり、気分もシャキッとしてお仕事がはかどりそうになります。
ヘッドレストをつけて前傾チルト機能で少し前に起こしてあげると、上半身まるごと綺麗なS字カーブになるので長時間の作業でも疲れず体を痛めません。
新宿の大塚家具の店頭にはシルフィチェアがたくさん展示されているのですが、試座して「うわーすごい!!」と声が出たのはこのシルフィーです。
これなら長時間のPC作業でも集中が途切れずにできそう、と直感しました。
シルフィーは座面もレバーでかな〜り低く設定できるのです。
ここまで低くできるのは日本企業のチェアしかないかも。
ちなみに、シルフィと同じように体の丸みに沿ってくれるような座り心地があって、もう少しリーズナブルなのをお求めならイトーキのエフチェアもおすすめ。
↓
オフィスチェア イトーキ エフチェア f ハイバック 布張り 可動肘 樹脂脚 回転 昇降 キャスター 日本製 メーカー公式 メーカー直送 椅子 いす イス チェア W9 価格:89,200円 |
座面と背もたれが体を包み込むようなカーブになっているので女性でも体がブレることなく長時間安定して座ることができます。
自分の体に合った椅子は将来の体への投資
Okamuraのチェアの特徴である、カーブを描くようなフレームはとても美しく、カラーバリエーションやフレームの色選択でいくらでもカスタマイズできるので汎用性も実用性も抜群。
最終的に、「やっぱデザインっしょ!」とデザインで圧倒的なハーマンミラーの「セイルチェア」を購入しましたが、
最近になってオカムラのセルフィを追加でもう一台購入したいと本気で考えているくらい、シルフィのフィット感は至高である、そう断言できます。
オフィスチェアで迷っていて、ちょっとお金を出しても良いから体に合う椅子が欲しいという女性がいたらセルフィを勧めたいです。
2020年ごろより私も在宅での仕事になり、以前はダイニングチェアをそのまま仕事用として使っていたのですが、姿勢の悪さと体への負担が気になり始め、ついに清水の舞台を飛び降りる勢いでオフィスチェアを購入したのが2021年春。
それから月日が経ちましたが快適そのもので、仕事のパフォーマンスも上がり、姿勢トラブルなどのストレスは一掃されました。
当時は私も「チェ・・チェアに10万も出すなんて・・!」なタイプでして、これはごく一般的な価値観だと思うのです。
しかし、オフィスチェアの構造などを知れば知るほど、よく言われるように『体と地面が接するもの、長時間使うもの』にはお金をかけたほうがいいし、
腰や背骨は再生の効かない「消耗品」と例えられるように、40歳を過ぎてからは特になるべく負担をかけないようにしようと意識が切り替わりました。
オフィスチェアも健康器具と一緒で、長時間体を支えるチェアは将来の投資であると考えて少々値段の張る買い物をしましたが、今でも買って良かったと思っています。
良いオフィスチェアとの出会いがありますよう✨
ではでは!