こんにちは。Bliss@Bliss_Blinkです。
近年はインターネットが生活の隅々まで入り込んだ中で生活をしている私たち。
さらにはSNSの普及によって、今までは知り得なかった赤の他人のライフスタイルを間近で見るような機会が本当に多くなりましたよね。
おしゃれライフスタイルを毎日のようにインスタやツイッターで発信している”インフルエンサー”と呼ばれる人がいて、何から何まで充実して完璧な生活を送っているように見えて…
一方、毎日子育てに追われてノーメイクで家にいる自分が惨めに感じたり、あるいは、毎日満員電車に揺られて好きでもない仕事をしている自分の代わり映えもしない日常がすご〜くショボく見えてくる。
否応無しに、会ったこともない赤の他人のライフスタイルと自分との格差を感じちゃうわけで。
ソーシャルメディアの普及によって自分の生活に不満を抱くようになった訴える人が増えているそうです。
SNSだけじゃなくても働いていればそこでややこしい人間関係の中上手く立ち回って、さらには”空気”も読まなくちゃだし、と、生活しているだけで何かと傷つきやすい環境にいる私たち。
自分のメンタルをどう守っていけば良いのでしょうか。
傷つきやすい人ほど頑固になっていない?
以前の私はわがままなくせに人一倍傷つきやすい人でした。
でした、って過去形かよ!と思うかもしれませんが、かなりの頑固者で自分の我を通すわがままだったので今は本当に柔軟でテキトーでフットワークが軽くなったと自負できます。🤣(笑)
昔は、私だけのモノサシで物事を測り良いか悪いかをジャッジしては自分と違う他人の意見は認められず他人の考え方に口を出し、自分の意見こそ正しい!どうして私の意見が通らないの!?と我を張るクセがありました😣。
そのクセ自分の痛みには敏感で、ちょっと自分の意見を指摘されたり否定されると傷ついた〜!とワーワー騒ぎ立てる…
↑周りにいたら超絶ウザい人です。
はぁ〜。ウゼー💢
当時は未熟で若かったというのもありますが、こんなんじゃメッチャ生きづらいよね〜と今なら思います💦
あなたの周りにこんなメンドくさい人いませんか?(笑)
いつ頃からか、適度に力を抜いて生きていく術を覚えてからは随分テキトーに生きられるようになりました。
テキトーで生きられるようになった背景には何度も心が折れたのをきっかけに、物の捉え方をもっと柔らかくするよう改めたからだと思います。
図太い心の強さ=しなやかさ
台風が来るたび固くて太い街路樹がポッキリと折れてしまうのと一緒で、頑固な心はちょっと強い風が吹くといとも簡単にボキっと根元から折れてしまいます。
でも柳や竹のように外からの力で柔らかくしなる木は意外と強く風が吹きつけたとしてもそう簡単に折れないことはご存知だと思います。
つまり、しなやかで柔軟な心であれば、かなり強い風(逆境だとか批判だとか)が吹きつけても折れないということ。
これを知ると生きるのが本当にラクになりうまくいくようになります。
現役僧侶であり作家として「心配事の9割は起こらない」などの著書で知られる升野俊明(ますの しゅんみょう)さんの本「傷つきやすい人のための 図太くなれる禅思考」は何かとメソメソして傷つきやすい人が図太くしなやかに生きるために、どうしたら考え方を変えられるのか、その足がかりを与えてくれます。
本書には、しなやかな心として先ほどの「竹」を例に分かりやすく、シンプルにしなやかで柔軟な在り方=生き方を身につけるためのヒントを教えてくれます。
升野氏の禅の教えは、どれも一見当たり前なことのように見えるし、禅の教えだなんて説教くさくて小難しそうで眠くなりそう(失礼💧)…と敬遠しちゃうかもしれません。
しかし、読み進めていくと、案外普段の生活の中にこそ「禅の教え」が効いてくることに驚かされます。
集中できないと感じるときは「喫茶喫飯 」
ランチでご飯を口に放り込みながらスマホをぽちぽち、ペチャクチャ話しながら話に華を咲かせ、お店を出る頃には「あれ?私何食べたっけ?」と食べたランチの味もろくすっぽ覚えていない…。
あちこちに気を散らさず目の前のことに集中しなさい =
お茶を飲むときはお茶を飲むことに集中する。ご飯を食べるときは食べることに集中する。
目の前のことに徹しきることで「主体性=自分がやっている」という気持ちを自覚する。
自分の行動に主体性を自覚することで嫌な仕事でも「やらされている」という気分は吹き飛び、強いては心がどっしりと構える姿勢が身につき、心がフワフワしなくなると升野氏は伝えています。
つい忙しいからと2つ3つのことを同時にやり過ぎていませんか?
スマホを置いて、飛んでいきそうな意識を「今ここ」に戻して目の前のことに集中してみませんか?
眠れない!そんな時は結界を張ってON/OFFを切り替える
布団の中でああだこうだと仕事のことを考えたかと思ったら、今度は人付き合いの心配をし出して気がつくともう1時間も経ってなんてことがよくあります。
そうなるともう眠れない。😵
眠ろうと思えば思うほど余計に気が張ってしまって眠れない。助けて〜💦
そんな時、結界を見立てることでON/OFFを切り替えることが出来そうです。
最寄り駅の改札や、自宅の門・玄関を結界に見立ててはいかがでしょうか。そして、その結界を越えたら、人間関係や仕事など、心を煩わせることは考えないようにするのです。はじめはなかなかうまくいかないかもしれませんが、すでにお話ししたように、人は習慣性がきわめて高いのです。継続は力。しばらく意識的に続けていると、必ず、できるようになります。
枡野俊明「傷つきやすい人のための 図太くなれる禅思考」─より
オンオフを切り替えよう!なんて良く聞きますが、家に帰っても仕事のことでアタマが一杯な私たちにとって実際に切り替えようと意識してもムリなのよね🙄。
そこで升野氏は、通勤で使う最寄りの駅や家の玄関を実際に結界=(OFFスイッチ)に見立てることで、仕事帰りにそこを通った時に仕事アタマを”OFF”する習慣をつけることを提案しています。
早速私も最寄りの駅にOFFボタンを設置したと意識して、帰りに駅を出たらもう仕事のことは一切考えない。
一切ですよ〜。
最初は難しいんですけど、シャワー浴びてる時でもふと仕事のことがアタマをよぎったら「○○駅を越えたらもう仕事のことは考えない!」とその時点で気づいて思考を元に戻していく。
そのうち升野氏の言う通り本当に仕事のことに思考が飛ぶ機会が少なくなってきます✨
これなら誰でも出来そうだし、ストレスをうま〜くリリースする良い習慣ではないでしょうか。
モヤモヤ”惰性”生活をハッピーに変えるヒントが詰まった本
「禅の教え」なんて聞くと法事の時にお寺で聞くような「お説教」を連想してしまいますよね。
それにお釈迦様の教えって「とは言っても今は時代が違うし〜🙄」とどこかシラけてしまうところがあるのもの。
↓私たちの考えていることって、まるでテレビのチャンネルを切り替えるように目まぐるしい。
「お釈迦様みたいに
「傷つきやすい人のための 図太くなれる禅思考」は、あちこちに飛びがちな思考を”今ここ”に戻し、今目の前のことだけに意識を向ける「正気」に戻してくれる本だと思います。
著者の升野俊明さんは現役の住職さんなのですが、大学教授でもあり庭園デザイナーとして世界中の日本庭園の設計に携わってきたという変わった経歴をお持ち。
お説教臭さとかそんなことは全然感じることはなく、優しい語り口で私たちと同じ目線から普段の生活をハッピーにしていくための思考のヒントを教えてくれます。
ではでは。