横浜といえば一大観光地であるみなとみらいエリアや山下町、元町〜中華街が有名ですが、みなとみらいのベイエリアからほど近く、小高い丘に『伊勢山皇大神宮』という神社があるのです。
まちなかにあるのにに行ってきました。
しかもこの『伊勢山皇大神宮』は観光ガイドとかに載っていない言わずと知れた地元の人に愛される神社。方向音痴の私ですが駅から近くすぐ行けそうだったので足を運ぶことにしました。
桜木町駅から10分で行けるまちなか神社
JR桜木町駅を西口(南改札・野毛方面)に出て右へ。やがて大きな交差点『紅葉坂』に着いたら左へ曲がり紅葉坂を登ります。
陸橋を渡って3つ目の曲がり角を左へ。
箱根駅伝でおなじみの有名な『権太坂』で言われる通り、横浜ってどこ行っても坂だらけなイメージがあるのですが、平らなベイエリアこの辺から一変、この辺から坂に突入する地形になっていました。
伊勢山は貝塚が発掘されているそうで、埋め立て地が出来るまではこの辺が海岸線だったということでしょうか。(ブラタ◯リみたいな分析)
この坂道も横浜らしくて良い感じなのだけど。夏は絶対しんどい…。
坂沿いはマンションや昔ながらの民家が立ち並んでいて、閑散とした住宅地が続きます。
丘の真ん中ごろに来ると下に小学校が見えるのですが、校舎とグラウンドを高い丘の上から眺める面白い構図になっていてちょっとエモい感じ。雰囲気よかったです。
↓ちなみに紅葉坂の起点から神宮本殿までのおおよその高低差がこれ。40メートルということでまあまあの坂なんじゃないでしょうか。
坂道を登っていくと3分ほどで右手に神宮入り口が見えてきました✨
右手にこんもりとした丘の上にちょこんと鎮座する鳥居がステキ。
階段を登ります。
階段を登りきったところに最後の鳥居。
ここから振り返るとみなとみらいのビル群が見えるのが、やっぱり街中にあるんだと思わせる不思議な雰囲気を漂わせます。
本殿に到着!
紅葉坂からここまで結構な坂。登ってきた最後に見えるのが、
横浜港を見守るように鎮座する『伊勢山皇大神宮』です。
丘の上にあるせいかビル群に囲まれた木陰の神社という雰囲気は全くなく、遮るものもないせいか空が広い!
最高なロケーションにありました。
ご祭神は『天照大神』。創建は明治神宮と同じ頃、明治に建てられた比較的新しい神社だそうです。
この地が選ばれた理由について、明治7年(1874年)建立の伊勢山碑には「諸外国の商館が賑わうさまや、我が国の船の高い帆柱が湾内に林立する様子が手に取るように見える。かかる文明開化の時に際してこの場所を整備し神霊を祀れば、神もこの誠意をお受け下さることと思う。」とある。
山の上で眺めが良いのはちゃんと理由があるんですね。元々は別の神社を国の命令でここへ移して祀ったのが始まりだとか。
本殿横にはひっそりと裏道もあって、すごく風情ある感じ。
横浜港を見下ろす位置にある伊勢山で、ひっそりと佇むとても趣のある神社でした。
横浜へ行った時は一緒にお参りしてみてはいかがでしょうか。
ではでは。