こんにちは。Bliss@Bliss_Blinkです。
ほとんどの大人は人前では泣きません。
人前で泣くことは恥ずかしいことと思っているからです。
誰かの言動にちょっと傷ついたり逆に頭にきたり、人間なら人前で感情的になることは多々あると思うのですが、
フツーの人は人前で上司に叱られて落ち込んだとしても、友人からちょっとキツイことを言われて凹んだとしても、「泣く」という段階まではいかないようです。
しかし。
私は泣いてしまう性質のようです😭。
泣きたくて泣く、という能動的な状態よりはむしろ、私の目は勝手に涙が出てしまう自動モードのようなのです。
要するに泣き虫です。認めます。
小さい子や20代前半までの若い女子だったら泣き虫さんも可愛いチャームポイントかもしれません。
しかしアラフォーになると話は別。泣いてばっかりいたら下手するとイタい人扱いになってヤバい。😩
まして人の親ならなおのこと「泣くなんてみっともない!」という風当たりが強いく、中学生の娘の方がしっかりしていてむしろ泣かないくらいです…。(笑)
例えばこんな時にウルっときてしまいます。
上司からちょっとした注意を受けているシチュエーションがあるとします。神妙な顔で話を聞いている私の目はもう真っ赤。涙が目に溜まり、もういつこぼれてもおかしくない状態です。
鼻までちゃっかり赤くなってきて、身体は勝手に上司に対して「オラオラ。泣いてやるぞ?」と威嚇を始めます。
この時上司はおそらく「自分そんなキツイこと言ってる???」な心境だと思います。
しかし、当の本人の私はそこまで傷ついているのかと言えばそんなことがないんです。上司に注意されて多少凹んでいるとはしても、悲しくて悲しくて泣きたい!…ってほど心は揺さぶられていないのです。
なぜか身体が反応して勝手に泣いてしまうのでコントロールできず困ってしまいます。
実は勝手に涙が出てしまうのは悲しい時だけではありません。
TVでちょっと感動したドキュメンタリーを観た時。 …ウルッ😂
友人のさりげない心遣いを見た時。 …ウルッ😂
よしやるぞ!とやる気がみなぎってきた時。 …ウルッ😂
もう年がら年中ちょっとしたシチュエーションでウルッとしてしまうのです。
ここまで来るともう涙を出すプロ。ナルシストやペシミストならぬ「ウルリスト」とでも呼びたいくらいです。
じゃあいつでも泣けるのかと思ったら…そこはそんな都合のいいものではないようで。💦
う〜ん、どうやらただ単に”波もろい”だけでは言い表せない何かがありそうです。
悩みの種だったこの弱点の原因を何だろうと探っていくうちに、こんな結論に至りました。↓
涙もろさはいわゆる”感受性”の強さとカンケーがあるのではないか。
言われてみれば、子供の頃から感受性が強い子だね〜と言われてきたので何らかの因果関係があるのではないか─。
これは匂いますね…。
「おしりたんてい」バリに探究心が湧いて突き止めてみたくなりました。(あ、涙出そう。)
悲しくても泣けない人泣かない人=強い人?
私のようにしょっちゅうウルウルしてしまう人もいれば、その逆に、泣きたくても泣けない!とこぼすオトナもいます。
無意識に精神力で感情を抑えているので泣けないそう。
そんな人をはたから見ると、辛くてもグッと堪えてしまうタイプでとても我慢強くタフな性格の持ち主じゃないでしょうか。
すぐ泣いてしまう繊細な私からしたら羨ましい反面、ちょっと困りごともあるようで。
悲しくてもその気持ちをギュッと心の奥底に抑えてしまうので、無意識に全然悲しくないですよ〜と傷ついていないふりをしてしまう。
どんなに辛くてもそのつど気持ちをギュギュギュッと上手に抑えてしまうので、周りには辛くなんかないよ!へっちゃらですと言ってしまう。
全然へっちゃらじゃないのに、本当は悲しくてワーワー泣きたいくらいなのに。
なまじ精神力が強いのか強い拳で気持ちを抑えてしまうんです。
そんなタイプの人は抑圧して凝り固まってしまった感情を泣ける映画を観ておもいっきり泣いたり、一人カラオケ=ヒトカラに行ってシャウトしまくったりと、溜まったドロドロの感情を一気に解消する機会を作っているようです。
精神的にタフな人はタフな人でこれも大変なんですね。
簡単に押される「涙スイッチ」に振り回される
Photo byAnemone123
涙もろい私の話に戻ります。
どうやら私の神経系は「感情が動くと泣いてしまう」という設定になっているようです。(あ、実際に神経がそうなっているわけではなくあくまで例えですよ〜)
おそらく私は人より涙スイッチの感度が良く、外からのちょっとした刺激で感情が動くと即その涙スイッチが作動してダムのバルブ(仮)がちょっと開いてしまうのでしょう。
もちろん実際に涙スイッチがあるわけではないのですが、私のように感受性が強いタイプの人ほど感情を抑えきれずに自然と涙が出てしまうのではないか、とは私の仮説です。
同時に繊細なところも影響しているのかもしれません。この場合の繊細とは、傷つきやすいとかナイーブだとか一般的に言われる性格面なことでなく「外の環境からの影響の受けやすさ」とでもいうのでしょうか。
フツーの人ならふ〜ん綺麗だねで済ましてしまうような景色に心が揺さぶられて言い表せない感動を覚えたり、ちょっとしたことで嬉しくてたまらなくなってワ〜イと喜んだり、その反対に今回のように涙が出てしまうことも。
以前にも記事に登場してきた、内向型の私が救われるきっかけとなった
精神活動のさかんな外向型の人の場合、外からの刺激はなんであれ、感受性のメーターをたちまち上げてしまう。それは、くすぐられるのにちょっと似ている。
その感覚は、気持ちよく楽しいという段階から、過剰で不快だというところまで一気に進んでしまうのだ。
第1章 内向型と外向型はどこが違う? ─より参照
もしあなたが自分が外向型か内向型か知らなくても、外からのちょっとした刺激で涙が出てしまうということは、やはり繊細さを持っていて、「一気に感情ゲージが振り切ってしまう」性質を持っているのではないかと思われます。
ちなみに私、Blissは内向型でMBTI性格診断の『INFP』というエリート内向型タイプなのでございます。
あ〜やっぱりね。納得しきりです。
こんなものじゃなく、外からのちょっとした刺激で生活に支障が出るほど感情が揺さぶられてしまう強い繊細さを持つ人もいて、最近認知され初めてきた「HSP=ハイパー・センシティヴ・パーソン」という性質の人は特に、外からの刺激を過敏に感じ取る性質を合わせて持っているようです。
強すぎる繊細さがアダとなり生きづらさを感じることも多いHSP。最近ではHSPを取り扱った本もたくさん出ているので、もし思いあたるなら「HSP」について調べてみると良いかも。
思いがけず、人前でブワッ…と泣いてしまって動揺してしまったことがあるなら、持って生まれた性質を知ることで振り回されなくなるかもしれません。
感情に振り回されないために何ができる?
とは言え、意図せずやっぱり泣いちゃうよね〜。
一番泣いてはいけないという
対策1:ストレスフルな環境に身を置かない
元も子もないことを言えばストレスフルな環境に身を置かない、これに限ると思います。
今の職場を辞めろって言うの!?そんなの無理に決まってるじゃん!…分かります分かります。
誰だって多少のストレスのある環境にいるわけで、そう簡単に環境チェンジをできるわけがありません。
でも外からの刺激に弱い人にとって、刺激が強くてポロポロ泣いてしまうような環境に身を置くことは常に強い刺激に晒されているようなもの。
目まぐるしく動く職場から静かでまったりとした職場に変えたことで刺激を少なくなり、ストレスがなくなったと感じています。
対策2:相手のことをよく知る
キツい口調のあの人、言い方にいちいち”トゲ”があるあの上司、会うたびに話の中にサラッと自慢を織り込んでくる友達…etc。
なぜかいつもこっちの「涙スイッチ」を押してくる人っているものです。
でもそんな嫌な話し方をする人の心理を想像してみることで、こっちの神経を逆なでしたくてしているわけでないんだと分かり吹っ切れたりします。
キツい口調のお局さんは普段の生活が満たされず、そのはけ口として無意識に誰彼構わずキツい爆弾を落としているのかもしれません。(→「イライラ爆撃機」と呼んでみる)
トゲトゲ上司も大抵無自覚なのです。息をするようにパワハラ寸前の言葉を言っていて、それを止める人が誰もいないためパワハラ発言を繰り返してしまいます。
ちょいちょい自慢をしてくる友達も哀れです。
自慢したいと言う気持ちの中には自分に対する自信のなさやコンプレックスが見え隠れしますよね。
本当はあなたに対して引け目に感じていて、その虚しさを感じたくないためにわざわざ自慢話をして「私はすごいんだ」とアピールしてくるのかもしれませんよ。
これらはあくまで憶測もありますが、でもこうやって相手の本心を探ってみるといちいち言動に振り回されたりしなくなりますよ。
一番いいのはそいつから離れること!ですが(笑)
対策3:泣きそうな自分に「気づく」そして「ここで泣く必要はない」と考える
泣きそうになる寸前、私たちの頭の中は感情がドドーっと込み上げてきています。
ここで言う気づくとは、色々な思考がワッと込み上げてきて涙スイッチがオンになりかけていることを自覚するということ。
涙スイッチがオンになる時に(あ。今また反応してる!…目がジワっと熱くなってきて涙が溜まりそう。)と泣きそうになる自分を一旦自覚をしてみるんです。
涙が出て止まらない理由の一つに、目の前で起きた出来事から勝手に色々な考えを連想してしまい、感極まってもっと泣きたくなるからなんです。
泣きそうになっている自分に気づくことで、連想して暴走を続けてしてしまう考えも止めることができます。
気づく = 泣きそうになっている自分から離れること
自覚するポイントはここで泣いたら恥ずかしいとか泣いちゃダメだとかあれこれ判断しないこと!ただ、あ、今余計なことを考えて涙出そうだな、と自覚するだけでOK。
一瞬自分から離れて客観的に見られるようになるので、不思議と涙がピタッと止まるはず。
気づいたら次に「ここで泣く必要はあるの?」と自分に問い掛けてみましょう。
ここで泣く必要はない。ここで泣かなくても良い。ここで泣いて良いことあるんだろうかと自分に問いただしてみるんです。
そうすると一瞬冷静になります。
一瞬でも冷静になることができればふと我に帰り涙が止まるはずです。
別にこの場で泣かなくてもトイレに行ってコッソリ泣いても良いわけです。それに家に帰ったら思う存分泣けます。
意識すると心は「わざわざ人前で泣いて恥ずかしい思いをするなら後で泣けば良い」と気持ちを切り替えてくれます。
それに「ここで泣く必要がない」という問いかけは「絶対泣いたらダメ!」と禁止せず、自分の心に選ぶ自由を与えているので、感情的になってしまった心を落ち着かせてくれるでしょう。
へこたれない”しなやかな心”をつくるマインドフルネスがおすすめ
ここまで読んでいただいて何かヒントになりましたか?
1つ目と2つ目も大事ですが、私が一番伝えたかったのが3つ目の対策である「気づく」こと。
泣いてしまう自分を一歩離れて観察して「一歩離れて見る」癖をつけることで、これからもずっとメンタルを健全に保つことができます。
とは言っても難しい。
私もメンタルの崩れやすさから「豆腐メンタル」なんて言われるメンタルの持ち主だったので、自分で自分をコントロールするのは容易ではありません。
繊細で感受性の強い人だとちょっとしたことで感情が揺さぶられて涙が出てしまうのは仕方のないことだと思います。
そこで私は「気づきのトレーニング」とも言うべきマインドフルネスを生活に取り入れることをオススメしています。
マインドフルネスはアメリカのGoogle社やIT系企業などでも積極的に取り入れられて色々な本が出ているのでどこかで聞いたことがあるかもしれません。
目をつむり「瞑想」しながら今、自分が何を考えているのか、どんな体の感覚を感じているのかなどに気づくことでメンタルの安定や脳の認知能力向上など幅広い効果が認められている科学的なメソッドです。
私もこのマインドフルネスを始めてから心身ともにメキメキと底力が上がってきているのを感じています。
自分の繊細さや弱さを認めよう。労ろう
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大のオトナが人前で涙するなんてみっともない─。
世間ではそういう認識でごもっともです。
しかし、辛いことがあった時、それを受け止めるココロの許容量は人によってまちまち。
ちょっとやそっとの罵詈雑言はへっちゃら!というまるでダムのような大きいメンタル許容量を持っている人もいれば、許容量が小さく、人から言われた少しのことで水が溢れるように追い詰めてしまう人もいます。
みんなが同じメンタルの強さを持っているわけではないと知れば、少しぐらい弱くても必要以上に責めることもなくなるはずです。
だから、鈍感で強いメンタルの人のやり方を参考にしたって無理なんです。
この際人前で涙が出てしまう弱い自分を認めちゃいましょう。
そして自分のメンタルは繊細であることも自覚して、なるべくメンタルを削がれるような環境に身を置かないようにすること。
自分の身は自分でしか守れないし、自分しか労わることができないのですから。
ではでは。
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↓↓↓内向型な自分に少しでも悩んだらぜひぜひ読んでみて!きっと前向きになれます↓↓↓
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