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その自信は本物ですか?私が一生ブレない「本当の自信」を手に入れた本


こんにちは。Bliss@Bliss_Blinkです。

あなたは自分に自信はありますか?

「あります!」とすぐに答えられる人は少なくて、ほとんどの人が言葉に詰まってしまうかもしれません。

私もそうです。(笑)

自信と聞かれると…モニョモニョ。😅

ある?ない?うまく答えられません。

周りにいる自信たっぷりの人を思い浮かべて「あの人に比べたら…」となりますものね。

そもそも自信って何?と疑問がある人も、自信満々ですど何か?という人も、

そして今まさに自信をなくしかけて精神的にボロボロな人も、ぜひぜひ読んでいただきたい本があります。

精神科医として易しく分かりやすい言葉で現代のメンタルに寄り添う水島広子氏の「本当の自信」を手に入れる9つのステップです。

5年くらい前に図書館で本書を読んで衝撃を受けてから、自然と自分を大切に考えるようになり、静かに感動したのを思い出し、最近購入しちゃいました。

今までふわっとした存在だった「自信」が、水島氏の分かりやすく易しい言葉によってなるほどそうだったのか〜と腑に落ちて、読み終わる頃には背伸びしない「本当の自信」が身につくはずです。

成果による「自信」は弱くもろい

「何が出来た!出来る!」という成果のよる自信は周りの状況によって左右され、時として簡単に崩れさるもろさを秘めています。

ほとんどの人は「何もしていないと人間としての価値がない」と思っているからです。

それはなぜかと言うと、「成果を上げられる」ことによって、自分は「人間としての価値を保っている」と感じているからだと思います。
STEP1 心の奥の自信のなさに気づく より

私は出来るオンナだ!と信じてタカをくくってたら優秀な後輩がやってきて…なんてことは誰にでもあるかもしれません。

些細なことであなたの自信はペシャンコになり、場合によってはそれが「嫉妬」となって相手に向いてしまうかもしれません。

現に社会では「自分より優れた人」が現れた時、自信はペシャンコになります。

また、上司や目上の人から怒られた時なども同じように自信を失ってしまいます。

「DOの自信」から「BEの自信」へ

著者の水島氏は「成果の自信」を「DO(する)の自信」と名づけ、「成果」や「能力」から生まれる自信は弱く不安定だとして、簡単に揺らがない本当の自信「BE(ある)の自信」の大切さを訴え、本書では「BEの自信」の生き方にスイッチするにはどうしたらいいのかを述べています。

能力や成果による自信/「〜すべき」の気持ち
=🔥「DO(する)」の自信🔥

↓DOの自信ばかりだと疲れてしまいそう…。

自分の「あり方」を大切にし、
自分に対するそこはかとない自信/「こうありたい」の気持ち

😇「BE(ある)」の自信😇

↓BEの自信は何があってもブレない。揺らがない。心地よい。

「〜べき」思考をこう変えてみよう

「常に冷静でいるべき」 → 「できるだけ冷静でいたい

「まずは他人を優先すべき」 → 「できるだけ他人を考えてあげたい

「〇〇たい」と言う気持ちは自分が大切にしたい気持ちを示し、こんな風に生きていけばいいんだと思わせてくれる人生の羅針盤にもなります。

自信は空気のようにいつもそこにある

自信を無くしている時を想像してみると、過ぎ去った過去の失敗であったり、まだ起きてもいない未来の不安であったりと意識が「今」から抜け出してブレブレであることが分かります。

水島氏は「自信とはその場その場で吸い込む空気のようなもの」とし、ふとしたきっかけで失いかけても「今」に意識を向けることで自信を取り戻すことができるとしています。

だから自信があるかのようにわざと堂々と振る舞ったり、自分を大きく見せようと”盛る”必要はないということ。

「自信がないから自信をつけなくちゃ❗️」と焦る必要もない。

あくまで自然体で「そのままの自分でOK」である姿勢が「BEの自信」なのです。

自分を大切に自分のあり方を尊重することができたらそれはもう立派な自信なのではないでしょうか。

自信と不安は似て非なるもの

わたし的に「ああなるほど!」と感心したのが水島先生の「自信と不安は似て非なるもの」という説明のところでした。

誰にでもある「新しい職場でうまくやっていけるか分からない…」と自信のない時。

これは不安から来るものであり、あなたの自信とは全く関係がありません。

不安は体に備わったサインであり、不安を感じるのは人間として当たり前のことなんです。

水島氏は「不安という感情」と「自信のなさ」を混同してしまうことは誤りだとし、不安にさいなまれていたとしても、自分を大切にする生き方を元に、じゃあどうすれば自分にとって良いのかを選択すればいいと教えてくれます。

もしも、異動先になじむという「成果」が上げられなくても、「誠実に生きていきたい」という「BE」をよりどころに、また「DO」を選んでいけばよいのです。そう考えてみると、不安はぐっと減るはずです。
STEP4 「自信がない」のウソを見抜く より

自分を大切にするにはどうしたら良いだろうかと「BE」のあり方を考えた時、その職場は自分にふさわしくないと感じたら去ればいい。

「BEの自信」→「DOの自信」を選べば自分軸がブレないのです。

あの人が羨ましいとき心の中では何が起きているのか

SNSの普及によって他人の生活が否応無しに目に飛び込んでくる今となっては、「SNS疲れ」という言葉が表すように「私はこのままでいいのかな?」と自信を失いつつある人が増えているそうです。

友人の幸せそうなライフスタイルをSNSで見たとき自信をなくす─。

結婚して順風満帆そうな同級生の話を聞くたび自信をなくす─。

心の奥底でささやかな嫉妬心がくすぶり始め、同時に「やっぱり私はダメなんだ」と意気消沈…。

水島氏はこの「自信のなさ」も、前述のニセモノの自信のなさ同様に本来の自信のなさとは別のものであるとしています。

周りが幸せそうに見えたと「知った」瞬間に自分へパンチが飛んできて衝撃で「ショボい自分」が飛び出してくる=つまり「知る」という衝撃を受けたことによる一種の反応なのです。

「友人のキラキラ」を知ったことによる刺激によってキョーレツに引き起こされた体の反応なので、あなたにはどうしようもできないことなんですね。

だからこれもあなた本来の自信とは何の関係もなかった。

な〜んだ。と楽になりませんか?

私もこの事実を知った時は心のつかえがス〜ッと取れて楽になった気がしました。

衝撃から立ち直るにはもともとやっていたところに戻ることだとして「今はこれでよい」ととらえることを勧めています。

心がフラフラしたら「今はこれでよい」と唱えよう

「今はこれでよい」はこの本を読んでから使い始めているのですがすごく気に入っています。

周りの衝撃によってグラグラしてしまいがちな心を「今ここ」に引き戻す強い力があって、過去だとか未来に行ったり来たりしてしまいがちな人はぜひ!習慣付けて唱えて欲しいです。

また、あえて衝撃を受けそうなところへ行かないというのも自分の自信を見失わないために有効だとしています。

お正月の親戚の集まりに「行かない」という選択をする。

キラキラした人たちが集まるパーティに「行かない」という選択をする。

幸せそうな友人のSNSを「見ない」という選択をする。

近づかない選択に後ろめたさを感じる必要もありません。

「行かない」という「形」に対して後ろめたく思うのではなく、「自分を大切にしたい」という心の『あり方』を保ったことで、自分を衝撃から守れた」と、よい感じ方をすればよいだけのことなのです。
STEP4 「自信がない」のウソを見抜く より

今日からBEの自信のあり方にスイッチしよう

いかがでしたか?

私も以前、自己啓発本で「自信」について書かれた本をたくさん読んできましたが、読んですぐにブワッと気分は高まるんですが、興奮が冷めるといつしかまた自信のない自分に逆戻りしちゃうんですよね。

多くは「堂々と振る舞おう」とか「こんな風に自分を磨こう」という「DO」の自信のつけ方について書かれた本であり、そのままの自分を大切にする「あり方=BE」の自信を教えてくれる本はありませんでした。

本書では、上にある「BEの自信」についての他に、あなたの自信をなくさせるような他人の言動や自信を揺らがせる数々の誘惑にどう対処すればいいのか、様々な事例とともに分かりやすく説いてくれてます。

ちょっと話がそれますが、この本を読んで感じたことのひとつに、「正しい自信の保ち方」なんて学校では教えてくれないということ。

子供の頃から「もっと自信を持ちなさい」なんて言われて育ってきましたが、その多くはこの「DOの自信」のことなんですよね。

生きているだけで尊くて素晴らしい✨なんて言ってくれる人はどこにもいない。(少なくても日本人は…)

うちの娘にも「あなたは〇〇が出来てスゴい!」と「DO」の自信ばかり褒めていたように思え、身をつまされる思いで読みました…😰。ほとんどの親は子供に対してそうなのかもしれないけど。

さらに減点法が主体の日本では「出来ること」は当たり前のこととして軽んじられ、「出来ないこと」をクローズアップして突っつきがち。

15歳未満の子供の自己肯定感の高さが先進国で最低だとも言われる日本。もっと「ありのままが素晴らしい!」という考え方がもっと浸透してくれたらいいのにな〜と願わずにはいられません。

英語圏では普段から何気ない時に自分の子供に「I love you(愛してるよ)」とか「 I'm proud of you!(あなたのことを誇りに思うよ!)」と声をかけますが、あなたはあなたのままでいいんだよ〜という自己肯定感を底上げする素晴らしい言葉だと思っています。

そのままのあなたでもスンゴイ価値があるのだから「〜たい」自分を大切にして生きていこう。

何かが起きて自信を失いかけたとしても、いつでも「今はこれでいい」とリセットして自分の中心=センターに戻ってきましょう。

もっともっと「BE」の自信の認識が広まればいいなと信じています。

ではでは!