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なぜヨーカドーで買ってしまうのか。主婦のハートをガッチリ掴む秘密が見えてきた!


なぜヨーカドーで買ってしまうのか。そこには主婦のハートをガッチリ掴む秘密が見えてきた!

こんにちは。Bliss(@Bliss_Blink)です。

毎日お世話になっているスーパー。主婦にとっては一番足を運ぶところこそスーパーなんじゃないかと思います。

うちの近所は大手スーパーから小規模なスーパーまで乱立し毎日しのぎを削っているスーパー激戦区でもあります。

今日は玉子がお買い得だからあそこへ行こうここへ行こう!とチラシをにらめっこしているわけではなりませんが、やはり毎日安売りをしている「ディスカウント店」の魅力は大きいもの。

私もここに引っ越してきてすぐ某有名ディスカウントスーパーの会員になりました。

会員になることでそのお店を利用する頻度も高くなりたちまちお気に入りのスーパーになりました。

しかし最近ふとある変化に気づくのです。

あれほど通っていた会員制のスーパーに行く頻度がだんだんと少なくなり、代わりに近所の大規模スーパー・イトーヨーカドーに行く機会がぐんと増えていることに…。

理由は分からないのですが自然とヨーカドーの食品売り場に足を運んでしまうのです。

「引き寄せられた」といった言い方が妥当かもしれません。

特別ヨーカドーが安いわけでも(むしろ高い値下げされていない商品も多いしないんですよ??

でも「なぜか分からないけどヨーカドーで食材を買ってしまう」という謎のループにハマっている。

なぜ????

ヨーカドーにはきっと消費者の「ここで買いたい!」という気持ちを叶える何らかの工夫がされているに違いないと感じた私は、通いながらお店づくりを調査することにしました。

(調査といっても覆面調査員ばりに偵察している訳でも何でもなく、ただ客としてフツーに買い物しているだけですが。)

その結果意外な事実が判明します。

まず、素人の私でも他店と違う魅力を感じたのはこんなところでしょうか。

✔︎ 店内がとても明るく清潔で商品の隅まで見やすい
✔︎ アナウンスや映像モニターで商品にまつわる”アレコレ”をアピールしている
✔︎ 商品棚が充実していて見ていて飽きない
✔︎ 商品が整えられて陳列され乱れていない
✔︎ エンターテイメント性や非日常感を感じる工夫がされている


おっ!ここはスゴいなと感心した点をカンタンに説明していきます。

店内がとても明るく清潔で商品の隅まで見やすい

清掃が行き届いて店内が清潔なのはもちろんのこと、小売業では商品の陳列が乱れたり欠品がないよう定期的に巡回して配置などに目を光らせます。

そして大型店の魅力の一つでもあるのが、ドーンと広い空間を隅々までこうこう・・・・と照らす明るい照明。

商品に”影”ができないように明るくすることで人の顔や表情がハッキリ見えるので安心感がありますね。

カートが悠々とすれ違える広い通路があることでお客さんは店内を自由に移動できるので色々な商品を買ってもらえるメリットがあります。床も常に磨かれて埃ひとつ落ちていないと感じることもしばしば。

商品のフェイスを合わせてキッチリと並べて”隙”をなくすことで万引きを防ぐ高い効果が得られます。

店内が明るく秩序が保たれ清潔ってそれだけで十分魅力あります。

商品にまつわる”アレコレ”をアピールしている

ただ店頭に並べられている秋刀魚と、「この秋刀魚は日本海で取れて新鮮なまま丁寧に運ばれてこのお店までやって来ました!バイヤーオススメの脂の乗った秋刀魚をぜひご賞味ください!」なんてキャッチコピーとともに漁師が漁をする映像が流れていたら絶対こっちの秋刀魚を買いたくなるのが人間です。

「地元農家の山田さん夫妻が手塩にかけて作った美味しい地場産野菜です」なんて”山田さん”ご夫婦の写真とともに野菜が並んでいたとします。商品棚のディスプレイからは早朝から大きな畑でせっせと収穫に勤しむ山田さん夫婦の映像が流れている。

きっと精魂込めて大切に育てられた野菜だから美味しいだろうな〜とお客さんは勝手に想像してつい野菜に手が伸びちゃう。

商品の裏側にある”アレコレ”を感じて心を動かされたお客さんはそれを買っちゃうように出来ているんですね。

通販番組などではこの心理を巧みに利用して番組が作られているそうです。

スーパーで流れているあの映像はそういう効果を狙っているとも言えます。

エンターテイメント性や非日常感を感じる工夫がされている

賑やかで明るいスーパーで買い物しているとなぜか財布の紐が緩んで要らないものまで買ってしまうことがあります。

なぜか。

商品にある色々な工夫が楽しくてつい買っちゃうから。

ヨーカドーに限らずイオンなどの大手スーパーはこの「エンターテイメント性」が強いな〜と感じたのが第一印象としてあります。

毎日の日課であるスーパーに「非日常感」や「エンターテイメント」があると私たちの心はウキウキ・ワクワクして「ここで買いたい」という欲求が刺激されます。

店内にひっきりになしに流れるアナウンス放送で芸能人がお買い得情報やセールを宣伝する様子はさながらTVの番宣のよう。

色とりどりのトマトを並べて「トマトバイキング」と称して量り売りしているコーナーがあるとお客さんが自ら商品を選ぶ楽しさやお得感をくすぐられます。これも一種のエンターテイメント性でしょう。

もっと身近なところだと、おばちゃんが商品のソーセージを店頭で焼いてくれておひとついかがですか〜?なんて試食させてもらえるコーナーなども、見る・味わう・が体験できるエンターテイメントですよね。

商品をいかにエンターテイメントに結びつけてお客さんに楽しんでもらえるかに労力を注ぎ込んでいるんだろうな〜と予想しました。

このエンターテイメント性も少なからず私たちの「ウキウキ心」を刺激して買いたい意欲につながっているのではないでしょうか。

しか〜し!本当のヒミツはそこではなかった…

なるほど。売れているお店はこんな工夫がされていたんですね。

めでたしめでたし…

でもここで終わりじゃありません。

この程度のお店づくりならちょっとした大型スーパーならどこでも見かける光景です。

私たちをウキウキさせる本当の仕掛けはこんなじゃない。と探っていくと新たな仮説が見えてきました。

これに違いない…!!

名探偵コナンばりの名推理でその仕掛けの”正体”を掴みました。

↓実は、私たちを高揚させる”正体”はこれなんじゃないでしょうか。

✔︎ 「ハッピーで幸せなワタシ」を演出してもらえる

✔︎ また行きたくなる!


ハッピーで幸せなワタシを演出!?何のこっちゃ!と言われそうですが、詳しく検証してみます。

”ハッピーなワタシ”になれる魔法!?

目的の商品だけ買ってさっさと店を出ようとする男性の買い物と比べて、女性の買い物は店内をあちこち見て回る「ウィンドウショッピング」を好む傾向にあると言われています。

街中のショッピングモールでもデパートでも、目を引くような華やかなディスプレイはほとんどが女性向けに作られていることからも、女性をウキウキさせてあわよくばお店に足を運んでもらおうとする意図がうかがえます。

昼間スーパーに行ってみると分かるのですが女性客(主婦層)が圧倒的多くないですか?

お店側としては女性客に「幸せなワタシ」を感じてもらうことで女性を癒し、同時にヨイショしたいのです。

実はここからがヨーカドーの本当の狙いだと考えています。

「ヨイショ」なんて言い方悪いですかね…💧

言い換えれば、お店側としては女性に特別感を感じてハッピーになってお買い物して欲しいのです。

気分がアガればお財布の紐が緩むからです。( ̄▽ ̄)

売り場のお肉をじ〜っと見つめる主婦の頭の中はきっと、今日の晩御飯は何にしようか、旦那と子供のお弁当の具材も買わなくちゃ、冷蔵庫の野菜は何が残っていたっけ?などと考え事で一杯なはず。

かと思ったら今度のパート先の休憩室にどのお菓子を持って行こうかとか、〇〇さんはメイクが上手だけどどのコスメを使っているんだろうとか、子供を予防接種に連れて行かなくちゃとか、ぜ〜んぜん関係ないことを次から次へと考えています。(笑)

女性はいろんなことに心を張り巡らし暮らしの中のことを同時進行で考えなくてはなりません。

だから女性はいつも不安を抱えていると言っても過言ではなく、スーパーで食材を見つめる主婦の頭の中はモーレツな速さで考え事が巡らされているハズです。

そこでお店は有能なコンシェルジュとなり女性たちに寄り添います。

店内の至るところに吊るされた映像モニターには産地の美味しい食材や目新しいレシピの映像が流れ「奥さん!いつもと違うこんなアレンジレシピはいかが?」「パーティで食べたいこんなメニューをご用意しました」「ママにはいつも美しくあって欲しいからこんな美白商品をご用意しました💕」「働く女性はいつも忙しいでしょ?この時短レシピが忙しいあなたの晩ごはん問題を解決します!」

そのお店に足を運ぶといつもと違うキラキラしたワタシになれるんです。

例えるなら”魔法”にかけられちゃうのかもしれません。

食品売り場に来る女性たちにはそれぞれ違ったライフスタイルがありますが、女性はいつでもキラキラしてハッピーでいたい気持ちに違いはありません。

普段は育児に追われてイライラしがちな私だけどここに来ると若々しくてキレイでオシャレな自分になれる。

料理に自信がなく出来合いのおかずばかり買ってしまうけレど、ここのレシピ通りに作れば料理が上手くなったような気になる!

困ったことはございませんか?ときめ細やかなところまで気を配ってくれるコンシェルジュを得た気になる。

至れり尽くせりのサービスでハッピーな気分になった女性客は心から満足して店を後にします。

カゴの中にあるのはいつもと変わらない今日の食材なんですけどね。

「あそこで買い物をするとウキウキするな〜。またあそこのお店で買い物をしようっと。」

ファンとしてそのお店のリピーターになっていく理由がここにあります。

安売りスーパーにないもの?

一方、安く売ることが目的のディスカウントスーパーなどではどうでしょうか。

ディスカウントスーパーでは女性客は「お買い得感」は得られても「ハッピー感」を感じることが難しいようです…。

ディスカウントスーパーに限らずスーパーって味気ない。

殴り書きで「198円!!」とデカデカと書かれたポップに「お一人様一点まで!」とワゴンに無造作に積まれた商品。

高い商品棚に商品が所狭しと並び、お肉やお魚を見ながらそそくさと買い物をする人々。

あくまで毎日の食材を買うところなのでその手のスーパーには「ハッピー感」とは無縁です。

現実を嫌というほど見せつけられちゃいますよね。😞

必要なものをできるだけ安く買ったらさっさとお店を後にするだけです。

早く帰らなくちゃ。子供が待っているしすぐ夕飯の支度もしなくちゃ…そんな事に関心が向きます。

私が自然にディスカウントスーパーから足が遠のいた理由がココなのかもしれません。

なぜかウキウキしてしまうあのお店のヒミツ

ここまでだと「ヨーカドーすげ〜」な感じになってしまいましたが、私はヨーカドーの回し者ではありません(笑)

つい足を運んでしまう魅力を探るためたまたま近所にあったヨーカドーを例にとって参考にさせて頂きました。また、仕事柄お店作りとか演出などに目が行ってしまもので😅

ですので、”考察”なんてエラソーなことを言ってますが個人的な主観や仮説がだいぶ入っていることをご承知おきください…。

私たち消費者の心理というものはそれほど変わらず、お店はその消費者の心の動きを掴んでいかに自社の商品を買ってもらうかの工夫を日々研究しているので、私の考察もあながち間違ってはいないと思います。

人の心理を巧みに刺激してウキウキ感を高める工夫は街の至るところにあるものです。

たまたまヨーカドーを例に取りましたが、おなじみ大手スーパー「イオン」だってお客さんの心理をつかみとる演出にものすごいお金をかけています。

毎年ハロウィンやクリスマスのイベントシーズンになると有名タレントを起用して大々的にCMを打ち、賑やかなCMで紹介されたパーティ用食材はどれもスゴく美味しそう。

関東圏のJR沿線にあるショッピングの聖地「ル○ネ」なども演出がスゴく、駅構内からル○ネのショーウィンドウのディスプレイを見ているだけでルンルンしてきませんか😍

女性向けに作られた商業施設・商品などは私たちの”ウキウキしたい気持ち”や”ハッピーになりたい気持ち”をよ〜く考えられて作られていることが分かります。つくづく女性は”ウキウキ”の感度が敏感なんだと実感します。

お客さんのお財布の口を開いてもらうために信じられないところまで工夫がされていることは案外知られていません。

どうしてあのお店はいつもオシャレで魅力的なんだろう。

どうしていつもこのお店に来てしまうんだろう。

ウキウキを求めて通ってしまうその裏側には、もっとハッピーになりたい。もっと綺麗になりたい。というあなたの本当の要求が隠れているかもしれませんよ。

ちなみに私は最近ヨーカドーの「シェフズレシピ」というメニューが気に入っています。

「簡単調理でシェフ並のメニュー!」というのがウリらしく、焼いたりチンしたりするいわば時短メニューなのに結構美味しい😇

あらかじめ味がついているお肉は「出来合い感」があってどれを食べても似た通ったりに感じて敬遠していたのですが、「シェフズレシピ」は味付けにこだわりを感じます。

www.itoyokado.co.jp

特に、一口ステーキの「アンガスビーフのひとくち肩ロースステーキ用」はお肉も柔らかくてメッチャ好き!

肉ばかり食べたがる食べ盛りのうちの娘の好みに合っていてご飯のおかずとして最適でした◎。味付けは少〜し濃いめに感じましたが許せる範囲だと思いますよ。

レパートリーに悩みまくっている私はこういうのホント助かります…。

ではでは。