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モラハラについて元当事者が真剣に考えてみる まとめ


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三回に渡り、Bliss自身が経験したモラルハラスメントとハラッサー(ハラスメントをする側)の心理、

その経緯なども含めてお話ししてきました。

今回はモラハラループから抜け出すヒントを中心に書きます。

※当方、精神分野で医学的知識があるわけでもカウンセラーでもありません。

モラハラについて誤解を与えないよう極力注意していますが、

時に熱くなって独断と偏見で間違った知識を言ってしまうかもしれません。

どうぞお聞き流し下さい。

↓気づいたらモラハラシリーズになっていました。モラハラから抜け出すヒントになれば幸いです。

www.tekitou-bliss.com

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さて前回の話からの続きになります。

不眠や感情が落ち込んだりなどの絶不調が続き、

意を決して心療内科に行きました。


心療内科に行った後も、

元夫(以下ハラッサー)からの嫌がらせは続きました。

ハラッサーはBlissが心療内科に受診したのが気に喰わなかったらしく

「お前みたいなキ○ガイに子どもを預けておけない!こっちに親権をよこせ」

と言ってきました。

周りに相談できる人もおらず、さらに追い込まれたBlissはネットで調べて何となく良さそうだった

カウンセリングの門を叩きます。

モラハラはれっきとしたDVです


離婚やDV問題に明るいその女性カウンセラーH先生は、

「元夫のやっていることはれっきとしたDVなんです。」

歯に衣着せぬ言い方でこちらの迷いだとかをピシャリとはねのけます。

肉体的暴力こそ伴いませんが、モラハラには精神的暴力、経済的暴力、性的暴力などが含まれます。

  • ①身体に対する暴力→ 殴る、蹴る、髪を引っ張る、物を投げつける、刃物で脅すなど
  • ②精神的暴力→ 無視する、馬鹿にする、ののしる、行動を細かく監視し自由を与えないなど

  • ③性的暴力→ 性行為の強要、避妊に協力しないなど
  • ④経済的暴力→ 生活費を渡さない、仕事を辞めさせ弱い立場に立たせるなど
→東京ウィメンズプラザ「配偶者暴力とは何ですか?」より引用

「俺を怒らせるお前が悪い」はDVの常套句


「俺を怒らせるお前が悪い」という主張はね、DVする人の常套句だと思って下さい。人は人を「怒らせる」事は絶対できない。自分で勝手に怒っているだけなんです。」

※「自分が勝手に怒っている」モラハラについてのその2で述べた通り、

最初聞いた時は「怒る」という感情に対しての考えがひっくり返るくらい衝撃を受けました。

相手が変わってもDV気質は変わらない


「元夫は妻が誰であろうが誰に対してもDVをするのよ。間違いなく現妻に対してもモラハラをしているはず。早かれ遅かれ現妻も逃げ出す時が来るかもしれないね。」

※実際、モラハラは現妻に対しても行われていたようです。

全てを狂わせるハネムーン期の存在


「まるごとDV野郎だったら魅力がないけど、優しい所もあるのよね。そうすると本当はいい人だから、とモラハラ(DV)されても悪いところに目をつぶってしまう。勘違いしているけどDV気質の方が『本性』だからね。」

これ。

モラハラを受ける側が離れられないのはこのハネムーン期があるからだと言い切れます。

以下ハネムーン期についてリコナビより引用します。

DVのサイクル 3 安定期(ハネムーン期)
暴力によってストレスが発散された状態です。
比較的に安定した精神状態の為、安定期と呼ばれています。
また、ストレスが発散された事により、優しくなってプレゼントなどを買ってきたり
「二度と暴力は振るわない」と約束したり「俺が悪かった」などと泣いて謝罪したりするのでハネムーン期とも呼ばれています。
そして次の暴力に向かってストレスを溜め込んでいく蓄積期に移行していきます。

参照:リコナビ/DVのメカニズムとサイクルについて より

※実際、モラハラは現妻に対しても行われていたようです。

ハラッサーの暴言は右から左へ


「ハラッサーの暴言メールは無視が基本。見てしまうと影響されまくるので最初から見ない。自分の主張だけを毅然とした態度で伝えて、あとから来るしつこいメールは無視で構いません。」

これは逃げたら勝ち!と言った手段で一番合理的だと身をもって知りました。

ハラッサーと対等にやり合おうとすると負けます

特にハラッサーは息をするように暴言を吐いたりしますから

真に受けたら負けです。


モラハラは子どもに連鎖しかねない


「今はBlissさんに対してDVをしているけれど、早かれ遅かれそのモラハラが子どもに行く恐れがある。というか必ず子どもにいくわよ。ぼけ〜っとしてる場合じゃない。現に元夫は子どもをコントロールしようとしているのに、それをBlissさんは見て見ぬ振りしようとしているじゃない。」

頭を後ろからガツンとやられた気分でした。

これには本当に反省しました。耳が痛い・・。

「子どもにモラハラが向かう」

思い返すと何となくそんな兆候があったんです。

面会時に子どもに見せる「しつけ」と称した態度が目について、

それを見て見ぬ振りをしていた。

H先生はその辺もお見通しでした。

モラハラなんてふわっとした呼び方をするから

一方的に我慢を強いられてしまう人が後を立たないとH先生は懸念します。

「モラハラだってれっきとしたDVなんです。ハラスメントなんてものじゃない。」

その目はとても真剣でした。

沢山の女性を見てきたカウンセラーという立場の方だからこそ

その言葉には深い説得力があります。

(H先生の言い方は多少断定的で強めですが、このシチュエーションでは妥当だと思います。

おかげでBlissは目を醒ますことができました。)

モラハラとの戦いの終結

実はカウンセリングの次の日にハラッサーに会わせる予定がありましたが、

Blissの中ではこの時に完全にハラッサーと断ち切る意思が固まりました。

子どもも了承してくれ、

本当はあまり面会に行きたくなかったけど言われるがまま行っていたんだよね〜、と

子どもの口から聞かされたときは

謝っても謝りきれない、本当にやるせない気持ちで一杯でした。

養育費は随分前から滞っていましたので

この期を境にハラッサーと決別しました。

これからは母子二人だけで力を合わせて頑張ろうね!と約束して今に至ります。

その後ハラッサーから怒濤のような恐喝メールが来ましたが全て無視しました。

もし、万が一今後調停を起こされたときのために怖いメールも全て保存してあります。

乗り込んでくるんじゃないかと戦々恐々としていましたが、H先生からのアドバイスで、念のために警察に相談することも視野に入れました。

幸いその後家に乗り込まれたりすることはなく杞憂に終わりました。

ハラッサーと決別して約1年経ちましたが

その間に私の体調も嘘のように良くなり、悩まされていた原因不明の蕁麻疹もピタッと止まり、

もう自分の稼いだお金で子どもが好きな物を買っても誰にも文句言われない。

二度とお金の出入りや交友関係からどこで何をしていたかを監視されたりすることもなく

一切合切の干渉から解放されたんだー!と

見えない鎖が外れたような軽さを覚えました。

そもそも男を見る目がなかったBlissのせいといえばそれまでですがw

モラハラについて救いになるかもしれない3冊

これを読んでる方の中には現在モラハラの情報を知りたくて調べている人、

モラハラするパートナーとの関係がこじれてしまっている人

そういう渦中にある方も多くないと思います。

さて、ここからは実際に「モラハラを受けているかもしれない」と思い始めた人から、今パートナーから暴力を受けたりされている人まで、

まずどこに相談すればいいのか一緒に考えたいと思います。

モラルハラスメントはどういった環境で行われるのか、実際どんな精神的暴力を受けるのか、やさしく理解を深めることができる本があります。

↓↓↓↓↓↓↓↓ こちらは「モラルハラスメント」という言葉を日本で広まるきっかけとなった素晴らしい本です。易しく書かれているのでおススメです。↓↓↓↓↓↓↓↓ 

こちらの「モラル・ハラスメント」のすべて 夫の支配から逃れるための実践ガイド (こころライブラリー)は日本のケースをもとに書かれていて分かりやすい。↓↓↓↓↓↓↓↓ 

↓↓↓↓↓↓↓↓ こちらもおススメです。↓↓↓↓↓↓↓↓ 

DVに悩んだらすぐ相談してもらえる窓口一覧

一つだけ、「モラルハラスメント」という言葉は新しいハラスメントの名前でもあり、まだまだ一般的には認知度は低いと思ってください。

藁をもつかむ思いで市役所の相談窓口などに行って「毎日のようにモラハラされて落ち込んでいます!」「旦那が生活費を渡してくれません!」と必死に訴えたところで思うような反応がなく肩透かしをくらったり、

辛い気持ちに寄り添ってもらえない場合があるんです。(私も実際これ体験しました。)

しかし、もうすでにモラハラについてはれっきとした「精神的暴力」として認知されていて、DV相談窓口、または配偶者暴力相談支援センターで相談にのってもらえます。

▼政府広報オンラインのDVに関する記事

www.gov-online.go.jp

▼全国女性シェルターネット

女性のためのDV相談室 by NPO法人 全国女性シェルターネット


また、各都道府県の女性センターに必ずDV相談窓口があります。

「DV相談 東京」「DV相談 神奈川」などお住まいの自治体名で検索して調べてみて下さい。

▼東京ウィメンズプラザの相談窓口

パートナーからの暴力にお悩みの方

▼場合によっては警察に相談することも視野に入れる

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警察にもDV被害に関する窓口を設置しているようです。

DV加害者にしつこくつきまとわれるなどのケースの場合、

裁判所を通して接近禁止令などを申し立てることができます。

詳しくはお住まいの管轄の警察署にお問い合わせ下さい。

※女性警官が親身に対応してくれる所も多いそうです。

▼区役所や市役所の「女性相談」も◎!

各市役所などで「女性相談」などの相談日を設けているはずです。

そこでもDV相談に対応しています。

▼最初は無料の相談窓口でOK!

最初から有料の相談やカウンセリング等に行く必要は全くないと思います。

各自治体が運営するDV窓口で100%の情報を得る事が出来ます。

メンタル面でサポートして欲しいという場合は有料カウンセリングも活用できそうですね。

モラルハラスメントという

しなくてもいい苦労をしてしまいましたが、

おかげで経験値上がったような気がします。

最後に一言。

あなたは尊いんです。絶対にダメ人間なんかじゃありません!

今は暗いトンネルの中にいるように感じても

必ず出口は見えてきます。

どんどん周りの人に相談して見方をつけて下さい。

必ず抜け出せる日が来ます。

だからどうか「助けて〜」って周りの人に声かけてみて。

一人で悩まないで下さいね。