天高く馬肥ゆる秋!
これから寒くなるに従って星座がますます綺麗に見えてくる季節へとなっていきます。
こんにちは。Bliss(@Bliss_Blink)です。
前にご紹介した、iPhoneアプリの「Starwalk」を使って空を見ていると時々ナニコレ〜!と言いたくなるマイナーな星座を発見したりします。
子供の頃にアニメの「聖闘士星矢」で星座の名前を覚えた私は、今回、アニメの題材にもされないようなマイナー星座にゆる〜くスポットをあてることにしました。
その中でiPhoneの星座観察アプリ「Starwalk」で見つけたおそらく誰も知らないであろうざんねんな星座をご紹介していきます。💫🌎
↓↓Starwalkは無料なので星好きだったらぜひ。↓↓↓
今日も空で頑張ってます。「人工衛星」編
地球の周りを周回する無数の人工衛星たち。
人工衛星の形や大きさも様々ですが、その中で異彩を放つ人工衛星がこれ。
日本の人工衛星「あじさい」
数ある日本の衛星の中で「あじさい」は特別ユニークなフォームかもしれません。
「あじさい」という衛星がどう見てもミラーボールな件。
— Bliss⋆*@テキトーでもうまくいく (@Bliss_Blink) July 25, 2016
iPhoneでの天体観望 @StarWalkアプリ経由 https://t.co/eWH4mInFY3 pic.twitter.com/zQm5caZg4K
「あじさい」と名付けられた人工衛星に思わず二度見しました。
↓
・・ミラーボール?
目を凝らして見てもやっぱりミラーボール。
調べたところ「あじさい」はれっきとした日本の人口衛星であり、JAXAによると打ち上げから30年(!)も休まず稼働しつづけているというお利口さんでした。
あらゆる角度から反射に対応するためあのような鏡張りの形状になっているのだそうです。
出来る方のミラーボー・・すまんかった。
でも誰が何と言おうとミラーボールにしか見えない。
あじさいは今でも現役ではるか上空から仕事を続け、日本の発展のために全力を尽くしてくれているお利口さんなのです。
いきなりクセの強い人口衛星に始まった「ざんねんな星座」スペシャル!
思わずプッと笑っちゃうような愛くるしい星座をお楽しみください。
やっぱりパッとしないざんねん星座4選
世界で決められた88星座の中にはマイナー過ぎて絶対に教科書に出てこない星座が存在します。
そんなマイナー星座の中でも異質な光を放つ3つの星座をご紹介します。
漆黒の中でひっそりと文句も言わずにいる彼らにもっと光をッ!!
本家と元祖?【さんかく座・みなみのさんかく座】
北半球に比べて南半球では聞いたこともないようなレア星座に逢えるのですが、
緯度の高い日本では見ることができませんが、南半球では有名な星座の一つに「南十字星(サザンクロス)」がありますね。
「みなみのかんむり座」「みなみのうお座」など学校などで一度は目にしたことがある南半球の星座のひとつにそれはありました。
↓その名もみなみのさんかく座です。
わざわざ「みなみの」とついているのにはワケがあります。
↓すでに「さんかく座」があるから。
ちなみに「さんかく座」はアンドロメダ座の近くに位置しているのに一向に見向きもされないという哀愁さが漂っています。
「何となく三角だからさんかく座!じゃあこっちの三角は南にあるからみなみのさんかく座!」ぐらいのノリで作ったんじゃないかと疑いたくなる様な「さんかく」の安売りです。
3つの点が顔に見えるように、3つの点があればとりあえず📐三角形📐というのはあまりにも安直すぎませんか???
「さんかく座」と「みなみのさんかく座」なんてまるでホンモノとニセモノのような静かなバトルを感じるのですが、どちらが先に星座として制定されたのか調べて見ました。
ウィキペディアの「みなみのさんかく座」の項目によると「みなみのさんかく座」の初出は1597年で、それに対し「さんかく座」は古代ギリシャの天文学者プトレマイオスによって作られた由緒正しい(?)星座とのことでした。
結論:どっちも古かろうがどうでも良い
今日も空のどこかで「さんかく」を描いているはずです。
マイナー以前にまずレクチルって何?:レチクル座
おそらくマイナー星座の中でも群を抜いて誰も知らないであろうレクチル座。

今日も誰にも探してもらえないままひっそりと漆黒の闇に浮かんでいるはずです。
↓そもそもレクチルって何?と思って調べてみたらこんなものでしょうか。
半導体集積回路、液晶ディスプレーなどの製造工程で、フォトリソグラフィー技術によってシリコン基板上に焼き込まれる回路のパターンの原板。透明なガラスや石英が用いられる。マスク。レチクル。
デジタル大辞泉の解説「フォトマスク(photomask)」より
やっぱりよく分かりません。
レンズみたいな何かということで。
心の汚れた人には棒にしか見えない:ちょうこくぐ座
ちょうこく座ではありません。
ちょうこく「ぐ」座ですのでお間違えなく。
作者は彫刻室がよほど好きだったのでしょう。

漢字で書くと「彫刻具」になりますが、彫刻具ってざっくりすぎてよく分からない。
星座を見てみるとう〜ん・・。
別に彫刻具に見えなくもないけど彫刻”具”座である必要なくない??😂
べつに「めんぼう座」でも「歯ブラシ座」でも形的に合ってるし良いのではないかと疑問が湧いてきます。
同じマイナー属の「ちょうこくしつ座」もあるので、セットで覚えたいところですね。
「ちょうこくしつ」と「ちょうこく具」が揃ったので良い彫刻ができそうです。
獅子コンビの「小さいほう」:こじし座
みなさんご存知の
銀座三越のエントランス前の獅子ではありません。

代表的なこぐま座、こいぬ座、そして獅子座に比べて知名度が圧倒的に低いのか、今まで聞いたことがありませんでした。
そしてざんねんすぎるエピソードがもう一つ。
1687年にヨハネス・ヘヴェリウスによって、しし座とおおぐま座の間の星座のない場所に隙間を埋めるように設定された。
Wikipedia「こじし座」由来と歴史より
隙間を埋めるように設定されたってわざわざ言っちゃう扱いの雑さ。
「隙間を埋められるんだったら何でも良かったのね!」といじけたくなる「こじし」の気持ち考えてほしいですね。
こじしは今日も文句一つ言わず獅子座を見守ります。
テキトー感漂うざんねん星座3選
闇を漂う【かみのけ座】
カツラのような毛髪だけの星座。ちょっと気持ち悪い。天の川で洗ってこい。
虫なら何でもいいのか【はえ座】
「ぼうや。ハエタタキで潰したあのハエは今こうして天に昇ってあの星になったのだよ。」
もはやただの直線【や座】
矢って。どの星でもテキトーにつなげば矢っぽくなるでしょうに。
やはりざんねん星座は南半球に集中しているような気がするのは気のせいでしょうか。
番外編:お金持ってそうな星の名前を発見
星座を形作る「
有名なところだと冬の代表的な星座「オリオン座」のオリオンさんの肩の位置にある赤い星「ベテルギウス」や、オリオン座の足元の方のひときわ明るい星である「おおいぬ座」の「シリウス」などは一度は聞いたことあるはず。
ギリシア神話に出てくる星の名前にはじまり、そのほかの無数の星にはアルファ(α)・ベータ(β)・シータ(θ)・・などのギリシア数字がついていたりと、我々日本人には聞きなれない名前も多数見受けられます。
そんな星の名前で異彩を放つ、一番お金を持ってそうな星を見つけました。
その名も・・「サイフ」

サイフ、アルサイフ・・お金がないときは見上げると臨時収入があるかもしれません。
やっぱり宇宙はオモシロイ
いかがでしたが?
私たちが目にする図鑑やプラネタリウムなどで紹介されるのは「オリオン座」や「ペガサス座」などのキラキラした星座たち。
その隙間を埋めるようにこんなテキトー・・もといマイナーな星座があったことをご存知なかったかもしれません。(私も知らなかった)
不思議ですよね。オギャーと生まれてから毎日、空を見なかったという日はないくらい身近な存在なのに、
これほどまで私達は空のことを知らないんです。
ここに挙げたクセの強すぎるマイナー星座たちも多分一生知ることはなかったでしょう。
だけど今日もひっそり空に浮かんでる。
東京では無理かもしれませんが空にはこんな面白さがあるんだということを
頭の隅に入れておいたらまた違った夜空の見方ができるかもしれません。
今日も健気に夜空で煌いているのにおそらく誰にも見つけてもらえないだろう”ざんねんな星座”に想いを馳せつつ、秋の夜空を過ごしてみてはいかがでしょうか。⭐️
ではでは。⭐️ミ
\おひとりさまでプラネタリウムという楽しみ方/