こんにちは。Bliss(@Bliss_Blink)です。
だいぶ前からAmazonプライム会員なら無料で読み放題の「Prime Reading」を利用して本を読みまくっているのですが、Prime Readingはもう私の生活の一部になっています。良いです。
このGWにゴロゴロしながら読んで印象に残った本を2冊ご紹介します。
死役所/あずみきし
表紙のインパクトと同時に沸き起こる違和感。
よく見ると表紙の女の子の顔が…半分ない。
顔はどこへ??
なぜ顔がないのか。
なぜならこの彼女はすでに死者だから。
漫画は”銀魂”ぐらいしか読まない私ですが表紙のインパクトとタイトルにやられて読んでみました。面白くて3巻まで一気に読んでしまった作品です。
まずはじめに全体を通して「人の死」を扱っていてグロ&ショッキングな描写もあるので抵抗ある人はダメかも。
人が死ぬと魂がまず向かう関所である”死役所”。死役所では現世の役所同様に様々な手続きが行われており、天国に行くためにまず身元を明らかにするのですが、訪れる人はみな、事故死だったり病死だったり不審死や自殺…生前に様々な事情を抱え、何らかの形で命を絶たれて死役所を訪れる人たち。
世捨て状態の自分を拾ってくれた社長を助けようとして不慮の事故に遭ったある従業員の女の子。
心に傷を負った妹をかばい自ら極刑を選んだ男。
母親からの虐待のあげく命を絶たれ、まだ自分が死んだことを実感できないまま天国へ行った幼い女の子…
世の中には理不尽でどうにもならない死がある一方、亡くなった人の魂は案外すんなりと死を受け入れるのかもしれません。
やりきれなくて悲しいけど切ない。
何かと「生きる意味」を求めて日々奔走する私たちですが、生きる意味とは何か?生きるって何だろう?死ぬって何だろう?と一人しんみりと考える時間を与えられるのも良いかもしれません。
営業スマイルで死者を迎える謎の案内係・”シ村”も過去にも何かありそうで、全体のストーリーにエッセンスを加えています。
読み終わった後に鬱になるようなバッドエンドはないのでおすすめ。
話を聞かない男、地図が読めない女/アラン・ビーズ
ちょっと前に大ヒットしたベストセラーですが、なぜか今までスルーしており読んだことなかったのですが読んでよかったと思った本です。
見た目の通り、男女の脳の作りの違いによる”性差”についての本。タメになります。
もっと早く読んでいたら離婚しなかったかも🙄。なんて。
実例として「男と女あるある」がたくさん出てきますが、男女の物の捉え方の違いからくるすれ違いが面白おかしく書かれていて当てはまりすぎて頷くこと間違いなし。
男女の脳の違いについては散々見聞きしているので若干言い尽くされた感がありますが、回りくどくて二転三転する女性の話し方に「結局お前は何が言いたいんだ!」とキレる旦那の話とか、男女の違いによるイライラトークは万国共通で繰り返されているのだなと安心します。
赤ちゃんがギャン泣きしているのに、その横でグーグー寝息を立てているパパにイラっとしたことは一度や二度あるかもしれませんが、赤ちゃんの声にいち早く反応できるよう進化してきた女性がすごいのであって、死んでも起きないパパが悪いのではありません。(笑)
特に男女の恋愛やセックスについての章は必読。
これだけ男女の違いについて様々なメディアで言及されている今となっても、女性からしたら男性が通りがかりのナイスバディな女性や雑誌のグラビアアイドルを見て鼻の下を伸ばしている姿を見てムッとしてしまうもの。
あらぬ勘違いをしたりされたりしないためにも、男性と女性とではセックスアピールの受け取り方が根本から違うのだと復習しておきたいものですね。
一見すると意味不明なパートナーの言動もそういうものなのだと知れば合点がいくはずです😆
世界各国の男女の行動や認知について研究を重ねた結果、やっぱり男性は人の話を聞かないし女性は地図が読めない。この事実に集約されるようです。
男女は違うと認めましょう。と、プロの方向音痴の私が申しております。
あなたが変だったんじゃなくてあなたの脳がそういう造りになっているから仕方のないことですよ〜と教えてくれたら肩の力が抜けて恋愛できそう。
男女のすれ違いによる夫婦喧嘩の火種を撒かないためにも一家に一冊(?)置いておきたいところですね。
いよいよGW後半戦。
10連休前半にお金を使っちゃって金欠なら無料で読める「PrimeReading」で読書はいかがですか?
ではでは。