テキトーエレガンス

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【今日のスゴイ本】ユダヤ人のお金のセンスは想像以上に地に足が着いていた。


こんにちは。Bliss(@Bliss_Blink)です。

↓面白い本がありました。

99歳ユダヤのスーパー実業家が孫に伝えた 無一文から大きなお金と成功を手に入れる習慣

ユダヤ人実業家の祖父を持つイギリスのアダムが、

おじいちゃん=”ババ”にビジネスのノウハウを聞いていくという設定でストーリーが進みます。

同じ経営者として孫のアダムへのダメ出しも容赦しない。しかし時には優しくユーモアたっぷりに、

ババを通してユダヤ人の大切にするお金の哲学が浮き彫りになってきます。

その中から思わずEvernoteに保存した教えを抜粋してみました。

ニッチを狙え!

横並びの状態から脱するには、人と違う視点で、違うことをするのが大切だ。隣の芝生よりも青くなること。
そしてその青さを証明すること。だが、出し抜くためにやっきりになると、いつかつけが回ってくる。
(人と違うことをするという視点でやるほうが何事もうまくいく)

ニッチを狙う、みんながやっていないところを狙う。

この発想で成功している人って実に多い。

そりゃそうだ、誰もが出来ることには「上には上がいる」という超ウルトラ激戦区で戦うようなリスクを背負うよりは

誰もやっていないこと、誰も気づかないこと、「そんなのどこで需要があるんですか?」ってものに勝機があるんじゃないだろうか。

お金は最高の常備薬なんだ

「稼げない仕事だけどやりがいがあるんだ」というメンタリティは一切捨てること。
そういう自己満足的な心構えの人にはお金は寄り付かないからね。
お金はわしらに必要不可欠な保険。稼ぐことは決して後ろめたいことではないんだ。

ブラック企業問題と平行して、「やりがい」をダシにして超低賃金で働かせる「やりがい搾取」が取りざたされています。

日本は「丁稚奉公」を長い間構築してきた国だからなのかもしれないけど、

「やりがい」がくっつくとなぜか低賃金でも許せちゃうフィルターが掛かっちゃいませんか。

この考え方はもう捨てる時代に差し掛かっているのかもしれません。

「世の中はお金じゃないんだ」というキレイ事の根底にあるのは、

我々日本人の「お金の話ははしたない」に代表される日本特有の恥の精神からくるもの。

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お金が好きで何が悪い?となぜ言えない世の中なのか。

サイバラさんも本でそんなことを言っていましたね。

bliss-blink.hatenablog.com

進めるうちが華

自分の体が動く限りは常識だとか年齢だとか、そんな小さなことにとらわれずに、
時には自分の直感を信じて突き進んで欲しい。
新しいアイディアに自信を持つのであれば、どんどん人を巻き込んで試していきなさい。
人生で一番みじめなのは、体が言うことをきかなくなってから後悔することだ

最後の行、これがグサッときた。

動きたいと思ううちが華。

体がいうことをきかなくなる、若い頃ほど頭が回らない、

それはアラフォーに近づいてすごく実感しています(笑)

あとね、やっぱり経営者として事業に成功されている方ってみな、せっかち。

「明日やろうはバカやろう。」を地でいくような人が多くて、

思いついたことを今すぐやろうとする気概があるんですよね。

抜群の行動力だから成功したのか、成功したから行動力がついたかは分かりませんが、

まあうちの会社の社長も例に漏れずせっかちなんですけどね。

これはもうとにかくやってみるしか道はないと心得ました。


3日間だけ本気でやってみる。すると分かる

ムリだと思ったら、3日間限定で頑張ってみる。もしそれでも結果が出なければ、計画そのものを見直す必要がある。
感情的になりすぎたときは、その3日間を冷却期間にして、3日後に改めて考える。
(この考え方は実用的だ。「とにかく頑張れ!」よりも3日間だけ全力を出しなさい!と
アドバイスされたほうが、よっぽど頑張ってみようという気になる)

3日坊主、石の上にも三年、なんて日本でも「3」ってちょうどいい区切りの数字。

Blissもこの「とりあえず3日間やってみる戦法」は適性を見るモノサシとして活用しています。

3日間大丈夫だったら、3週間、それでも大丈夫だったら3ヶ月÷・・

やみくもに進めると検討もつかない行く先に不安を感じますが、

3で区切っていくと、色々選別されて見えてくるから不思議です。

ユダヤ人の賢さを知る

知性を何よりも大切にするユダヤの人たち。

金融に精通していると言われるだけあって、

なんかこう、生まれながらお金のセンスを持っている感じがします。

そんなおじいちゃん持っているとかスゲー!と羨ましいですが、

ババは最初から裕福だったわけではなく、若い頃はかなりの苦労人のようで、

しかもどこか日本人らしさも感じるのは私だけでしょうか。

(実際、日本企業と取引もしているし、孫のアダムさんは超のつく日本びいきだし!)

自己啓発本のあの「ノリノリ感」がないのが逆に新鮮見を感じました。

読者の私たちもアダムさんと同じように、

ババの助言に耳を傾けている気分で読めました。

ユダヤ人のビジネスセンスをちょっぴり学ばせてもらえました。

ではでは。